俺の方が5歳年下だったから、結婚を反対されて別れた元カノがいた。
別れた時、俺は25歳、元カノは30歳だった。
2年付き合って、30歳で俺と別れさせられた元カノが可哀相で、心の片隅にずっといた。
その後、俺は親の勧めで28歳で3歳年下の元妻と結婚したが、元カノの事が引っかかったままの結婚生活は、5年で破綻した。
元妻は、俺と娘を置いて、「あなたの心には違う人が棲んでる。もう耐えられない」と置き手紙を残し、出て行った。
その2年後、元カノに再会した。
実に10年ぶり、元カノは40歳になっていた。
そして案の定、元カノは婚期を逃し、40歳で独身だった。
元妻のことを考えたら、本当はいけないことなんだろうけど、俺は元カノを追いかけた。
40歳の元カノを見ても、やっぱり好きだった。
四十路の熟女になろうとも、俺には元カノしかいないと感じた。
元カノが振り向いてくれるまで、1年かかった。
娘にも合わせたら、娘は元カノを「可愛いおばちゃん」と言った。
俺は元カノにプロポーズし、娘が小学1年になる直前、元カノと再婚した。
婚姻届けを出すまで、男女の関係にはならなかった。
そして、夫婦になって、俺36歳、元カノ41歳で11年ぶりに交わった。
41歳の元カノは、美しく年を重ねてた。
41歳にしては純情そうなオマンコだったけど、離れていた10年の間に、何本かのチンポが捻じ込まれた形跡は感じたが、それも俺のせいだった。
俺が反対を押し切ってたら、元カノは俺の子を産み、育てていたのに、俺が諦めたばっかりに、婚期を逃してしまったのだ。
俺は、元カノにそれを詫びて結婚したが、妻となってからは、
「やっとあなたの妻になれた。これから、いっぱい謝ってもらうからね。これで…」
と言って、チンポを握られた。
そして、毎晩妻とのセックスをこなした。
元カノとして付き合ってた20代の頃は、俺が妻とヤリたくてヤリたくて仕方なくて、妻を押し倒してたけど、結婚した40代の妻は、俺とヤリたくて、俺を押し倒した。
40代の妻との毎晩の営みは、ついにそれが当たり前の習慣となった。
そして妻が50代になると、妖艶な女体で俺を誘い、ドドメ色のオマンコを濡らした。
50代の妻も、ずっと愛し続けた女だから、魅力的だった。
結婚を反対されて、元妻と結婚して、元妻を不幸にした過去を背負いながら、妻と暮らしてきたが、結婚して20年の今年、娘が26歳で嫁いだのを機に、元妻を探した。
しかし、元妻の実家は既に違う家が建ち、違う家族が住んでいた。
結局、元妻の消息は分からず、娘の結婚を報告することはできなかった。
俺は今、56歳になり、昔を振り返っている。
元妻との離婚は、もう遠い昔なのに、ずっと心に引っ掛かっている。
元妻の夢は、もう、あまり見なくなったし、元妻の顔さえ、よく思い出せなくなっている。
それでも、一人の女を不幸にした贖罪が残り、懺悔の気持ちを抱えてる。
離婚を切り出されたのは俺だったが、そうなってしまったのは、俺のせいだった。
その子とは、妻もよくわかってて、元妻を思うときの俺の表情がいつも同じだから、そんな時はそっとしてくれる。
そんな妻が愛しい。
妻は昨年還暦を迎え、現在61歳だ。
夫婦の営みは、実はまだある。
61歳のババアをよく抱くなと思う向きも居ようが、今の61歳はまだまだ女だ。
濡れるし、入れれば感じて身を捩る。
もちろん、激しいピストンなどは出来ないけれど、まったりとしたセックスを週に3回ほどして、その真っ黒な61歳のオマンコに、56歳の精液を注ぐ。
そして俺は、考えを変えることにした。
俺は、元妻と妻に感謝して生きようと思った。
俺を気に入ってくれて、俺と結婚してくれて、俺の子供を産んでくれた元妻に、感謝の気持ちで生きることにした。
そして、その子供を育て、嫁がせてくれた妻に感謝の気持ちで生きている。
妻にありがとう。
そして、今はどこでどんな暮らしをしているかわからないけど、元妻の幸せを願いつつ、元妻にありがとうと言おう。