22年前、友達以上、恋人未満だった早苗という女性がいた。
俺には本命の彼女がいて、早苗とは同僚だったけど、聖女のような上品な娘だった。
そんな早苗が、転職というか、関連会社へ出向ではなく完全に移籍することになった。
早苗の送別会の二次会の後、二人で泥酔して、俺、つい言っちまった。
「早苗ちゃんがいなくなっちゃうのか~。好きだったのになあ・・・」
「彼女いるでしょ?」
「彼女は彼女、早苗ちゃんも好きだったんだよ・・・」
と言ったら、なんとホテルへいく展開に。
俺28歳、早苗25歳だった。
ホテルに入るやキス、そのままベッドに倒れ込んで服の上から愛撫でフル勃起。
シャワー浴びないとNGと言われて、二人でシャワー。
初めて見た早苗の裸は、腰から太腿はムチっとしてるけど、上半身はスラっとしてた。
乳房はCカップでいい形だった。
ベッドに戻ってクンニ、憧れの聖女の割れた秘唇は美しく、広げて凝視したら、
「恥ずかしいからそんなに見ないで・・・」
と言われ、すぐに秘穴舐めたり、秘豆吸ったり、多分30分くらいクンニしてたと思う。
早苗はヘロヘロで、酔った勢いもあって聖女の秘穴に生挿入した。
挿入したら、聖女の喘ぎに興奮して気持ちよ過ぎで、あまり動かず早苗を抱きしめ、早苗の体温を感じてた。
スンナリ入ったことと、あまり動かないでいたら早苗の方から腰を摺り寄せて腰を動かし始めて、喘ぎ始めたことにショックを受けた。
あの聖女が、お淑やかでもしかしたら処女じゃないかと思うほどの早苗が見せた、イチモツを欲しがり腰を振る様子に、耐えきれずに抜いて、おへそのアタリに射精した。
電気が脳天を貫くような快感だった。
早苗とはこの一度だけ、最初で最後だった。
ホテルを出て、駅前で別れた。
もう、終電は無く、タクシーを拾った。
「最後に、抱いてくれてありがとう。思い出の一夜になった。さよなら・・・」
「さよなら、早苗ちゃん・・・」
早苗の乗ったタクシーのテールランプが見えなくなった頃、俺もタクシーで帰った。
それが金曜深夜で、翌月曜日、早苗が職場を離れた。
俺は、早苗を単なる同僚の一人として、見送った。
花束を抱えて、会社を後にしていった早苗の後ろ姿は、何だか寂しそうに感じた。
「最後に抱いてくれてありがとう。」って、もしかして早苗も俺を好きだったのかと思った。
俺はその半年後、2歳年下の本命の彼女と結婚した。
30歳の時に父親になり、一女を儲けたが、結婚14年で離婚した。
離婚理由は、元妻の浮気だった。
浮気相手はパート先の若造で、アラフォーの元妻の可愛さ混じりの色気にやられたアラサー素人童貞が、元妻と一度関係したら、元妻の熟した女体に夢中になって浮気発覚した。
払うものをしっかり払ってもらって、別れた。
42歳で再び独身になり、仕方がないので実家のそばのアパートに移り、両親と義姉さんに娘の面倒を見てもらった。
そんな時、早苗を思い出していた。
早苗は関連会社にいたから、以前、結婚した事は風の便りで聞いていた。
会いたいなあと思ったが、同じ県内でも車で1時間半の距離、今更あったところで向こうも人妻だし、引かれると思った。
離婚してから、時々早苗が夢に出てきた。
夢の中では、俺と早苗は仲良くセックスしてた。
離婚して2年、44歳の時に職場に早苗がやってきた。
「ご無沙汰。元気してる?」
午前中の会議が終わり、早苗とランチしに行った。
そこで、俺が離婚したことを告げると、早苗も離婚していたことを知った。
そして早苗は、離婚して以来、あの思い出の一夜が夢に出ると言った。
毎週末、早苗が娘を連れて俺の住む街にやってきたり、俺が娘を連れて早苗の住む街を訪ねたり、家族ぐるみの付き合いが始まった。
年齢が近い娘たちはすぐに仲良くなり、平日はラインでやり取りする仲になっていた。
そして、娘たちから促されて、俺と早苗は再婚を考えるようになった。
ある金曜の夜、早苗が職場を訪ねてきて、飲みながら先行きを考えた。
そして、18年ぶりに身体を重ねた。
18年前の聖女だった早苗には無かった女の艶かしさが、ほのかに香り立った。
若い頃よりも落ち着いた身のこなしで素肌を晒した。
色めき立つ早苗の肌が上気しているのが分かった。
股間を割り開けば、艶かしい秘裂をしっとりと濡らし、女の淫臭を漂わせた。
滴らせるは悦楽の淫水、耐えきれず俺に跨ると、淫乱の舞を披露した。
あの聖女だった早苗が、乳房を揺らして淫肉の華を咲き散らした。
俺46歳、早苗43歳で再婚した。
今年再婚して4年、50歳になった俺の娘は昨年大学進学で家を出た。
47歳になった早苗の娘は、今年大学受験生だ。
再婚して4年、今、俺の使い古した赤黒い一物が、早苗の使い込まれたドドメ色の秘唇を絡ませて抜き差しされている。
あの一夜は、本気のまぐわいだった。
列状にかられたわけじゃなく、俺も早苗も本気で愛し合っていた。
あの時、本当の気持ちに気づいていれば・・・
先日、俺の実家に8年前に別れた元妻の実家から小荷物が届いていた。
中には、元妻の訃報と、元妻が持っていた真珠のネックレスが入っていた。
元妻の訃報を知らせる手紙には、生前迷惑をかけたことと、実の母親の形見として真珠のネックレスを成人した娘に渡してほしいと書いてあった。
不要であれば、こちらで処分して欲しいとも・・・
俺は、ネックレスは娘が嫁ぐときに渡そうと思ってる。
「あの真珠のネックレスは、女子大生には早すぎるよ・・・」
俺は、澄み渡る青空に向けて、そう呟いた。
そしたら、笑顔の元妻がフッと見えたような気がした。
「そう言えば、結婚半年前に元妻を裏切ったのは、俺が先だったなあ・・・」
早苗との一夜を思い出し、元妻に詫びた。