4年前に別れた元カノを見かけました。
優しそうな旦那さんが赤ちゃんを抱いて、反対側の歩道を仲良さそうに歩いていました。
その姿がまぶしくて、目を細めて眺めました。
そして、心の中で「幸せそうで良かった・・・」と呟きました。
凄く可愛くて、でも、ベッドに入るととてもスケベだった元カノでした。
自分でアソコ広げて、
「オマンコ舐めてぇ~~」
なんて言う元カノでした。
可愛いから、セーラー服着せるとリアルな女子高生でした。
セーラー服のスカーフをなびかせて弾む騎乗位は、この上ない純情淫らを楽しめました。
セックスも精神面も相性が良かったので、毎週会ってました。
天気が悪いときは部屋にこもって一日5~6回戦なんてこともしばしばでした。
ところが、2年付き合った頃から、なぜか元カノが鬱陶しく感じ始めました。
離れている時は会いたくて仕方ないのに、会うとなぜか鬱陶しくて、イライラして、元カノに辛く当たるようになっていました。
ある日元カノに、
「あたし、何か気に障ることした?気に入らないことがあったら言ってほしいよ・・・」
と言われましたが、私自身、なぜ元カノに辛く当たってしまうかわからなかったのです。
元カノは、とても尽してくれていて、いつかは結婚・・・みたいに思っていましたが、今考えると、元カノが尽してくれるのが重かったんだと思います。
ある日、それに気づけず、私は元カノとのことがどうでも良くなってしまい、イラついて、
「ごめん・・・きっと、お前がウザいんだと思う・・・」
と言ってしまいました。
元カノは、俯いて両手をお腹の前で握りしめて、震えていました。
「あたし・・・ウザかったんだ・・・そうなんだ・・・く、悔しいよ・・・悔しい・・・」
と言ったあと、握りしめて震えた拳に、涙がポタポタと落ちました。
なんてことを言ってしまったんだろうと気づいて、抱きしめようとしたら、
「触らないで!・・・もう、二度とあたしに触れないで・・・」
というと、元カノはゆっくり背中を向けて、握りこぶしを震わせたまま、トボトボと去っていきました。
あんなに可愛い娘と心から愛し合ってたのに、酷いことを言ってしまったことに気づきましたが、時すでに遅しでしたorz
そして、そろりそろりと歩いて去っていく元カノの背中が、雑踏に消えました。
その夜、謝罪のラインを入れましたが、既読になることはありませんでした。
翌日には電話もつながらなくなり、メールは宛先不明で戻るようになりました。
一度失った信頼関係は、二度と取り返せないと知りました。
私の心には、酷い仕打ちをした贖罪と、震えて俯いた元カノの姿だけが十字架のように強烈に心に残りました。
その元カノが結婚して赤ちゃんを産んでました。
幸せそうな元カノを見て、私は心から嬉しく思いました。
元カノが幸せになれたからと言って、私のしたことが許されるわけではありませんが、喜びが溢れて止まりませんでした。
嬉し泣き寸前の表情で元カノを見ていたら、元カノがチラッと私を見ました。
贖罪の念から頭を下げたら、元カノは軽く会釈してくれました。
その瞬間、心が晴れやかになりました。
あんなに清々しい気持ちで元カノを見送れるときが来るなんて、思っていませんでした。
私は、元カノを傷つけて以来4年間、恋ができないでいました。
でも、これでやっと新しい恋ができるかな?と思えるようになりました。
去り行く元カノの背中に、4年前は言えなかった、、
「ありがとう。さようなら。」
と言ってみました。