東京にいた頃、結婚するつもりだった元カノがいました。
「一緒になるんだから、生でいいよね。」
「うん。直接感じたいしね。でも、中には出さないでね。」
結婚するつもりだから、生でセックスしていたはずでした。
元カノも、思い切り股開いて、アソコを自分で広げて見せたり、女性としてはかなり恥ずかしい恰好で私を誘いました。
そんなこと、将来を約束した仲でなければできないと思います。
今まで、元カノ以前にも彼女がいましたが、結婚を考えたのは元カノだけです。
アソコを広げたり、騎乗位でよがり狂ったりしたのも、元カノだけでした。
それまでの彼女は、恥ずかしがってそんなことしませんでした。
第一、安全日にセックス中、生理が来ると中に出してもいいなんて、元カノだけでした。
時期を見て、ちゃんとプロポーズしようとしてたのに、突然フラれました。
理由は「他に好きな人ができた」からだそうで、そんな、急に好きな人ができるでしょうか?
前の週までセックスしていた仲なのに、一週間でフラれるとは思いませんでした。
後に、私と元カノとの間に少しずつできてた気持ちのすれ違いに、私が気付いてなくて、元カノが疲れ果ててしまったと、人伝に聞きました。
元カノと別れたあと、いい感じになった女性とご飯行ったりするうち、付き合う一歩手前まで行きましたが、結局元カノへの想いが心に残ってお相手の女性を傷つけてしまいました。
元カノとだったら・・・元カノなら・・・そんな気持ちは相手にすぐ伝わってしまいます。
「あなたの心の中には、私以外の人がいる・・・さよなら・・・」
泣きながらお別れを言われてしまいました。
私は、大学の4年間、社会に出て4年間の計8年間過ごした東京を去る決心をしました。
前々から、東北の実家から戻って来いと言われていたので、甘えました。
最後、東京を去るにあたって、結婚するつもりだった元カノに、帰郷する旨を告げてお別れを言おうと、メールしました。
”誰?あなたは誰ですか?”と返信が来て、その後無反応でした。
つまり、元カノの携帯のアドレスから私は削除されているということです。
恋愛関係が終わった私は、元カノとは友達でもなくなり、遠い存在になっていました。
もう、私は元カノにとって友達ですらないんだなと肩を落とし、元カノの幸せのために、私の携帯電話から元カノのアドレスを消しました。
ひとり東京を離れるとき、フラれた元カノ、傷つけた女性、楽しかったこと、辛かったこと、色んな思い出が頭を巡っていました。
故郷は私を優しく出迎えてくれました。
2歳年下の幼馴染の女の子が、
「お兄、お帰り。」
と微笑んでくれました。
その顔を見たら、ポロポロと泣いてしまい、幼馴染に抱きしめられて、慰められました。
帰郷して半年、新しい仕事にも慣れた頃、私27歳、幼馴染25歳で結ばれました。
元カノたちのような東京娘と違って、田舎臭くて垢抜けない幼馴染でしたが、25歳だというのに処女でした。
私にとって生まれて初めての処女喪失、あの、支えがとれたようにズリっと入る破瓜の瞬間、私は忘れません。
その時の表情、反応、すべて忘れません。
そして、月日が過ぎゆくと、覚えたての快楽に身を捩っていくようになる淫らの過程、私は忘れません。
交際1年半、私28歳、幼馴染26歳で結婚しました。
今年結婚して8年、東京を去って10年です。
もう、東京で過ごした時間を、戻ってきた時間が上回りました。
今も、時々フラれた元カノのことや、傷つけた女性のことを思い出します。
特に、テレビで思い出の地が映ると、どうしてるだろうか、元気でいるだろうか、幸せになれただろうかと、思い出してしまいます。
そんな、東京での思い出と、傷つけた女性への懺悔をここに・・・