高校生の頃付き合った初めての彼女、初カノのことがずっと忘れられなくて、いつも心の片隅にいました。
大学時代の元カノ、妻の前に付き合っていた前カノにも素敵な思い出がありますが、時の流れとともに色褪せていきました。
でも、初カノだけは変わらず心の片隅で、セーラー服姿で体育座りをしているのです。
卒業後の身の振り方の違いで別れて、もう、15年も過ぎたのに忘れられないのは、やはり、処女と童貞を捧げ合ったからなのでしょうか。
高校生になって初めて手にした携帯電話、初カノの写真が残っている古い携帯電話一式、捨てられずにまだ実家の押し入れに眠っています。
長い黒髪を三つ編みにして、純情乙女だった初カノは、セーラー服がとてもよく似合いました。
夏の白いセーラー服の短いスカートから、眩ゆいばかりに露出した脚に感じるエロチシズムと三つ編みの乙女のギャップが、たまりません。
その白い脚を開かせ、内腿に舌を這わせ、初カノを喘がせた日々が蘇ります。
特に、初めて女性器を見たあの日、淫裂を晒されて頬を染めた初カノ、そりの恥ずかしさで意識が混乱し、私の陰茎を握ってきた初カノの純情そうな顔を歪ませた初体験は忘れません。
なかなか入らなくて、試行錯誤して、グリュンという破瓜の瞬間、見つめ合いました。
高校生のセックス、まだ16歳の少女がセーラー服を脱ぎ、少年が学ランを脱ぎ、裸で抱き合ったあの日が鮮やかに蘇ります。
夏の白いセーラー服から透けて見えブラの下には、まだ膨らみきっていない乳房がありました。
私は後ろからその乳房を鷲掴みにしながら、腰を突き続けました。
時にはそそくさと下だけ脱いで上は制服のまま、愛し合ったこともありましたが、その時に愛液とセーラー服の匂いが混じったのも覚えています。
学校では三つ編み乙女のあどけない笑顔ですが、その笑顔を、セックスの快楽で恍惚とさせる興奮、その表情を見られる優越感に浸りました。
今年、その初カノからSNSに友達申請されました。
メールが来て、お互い結婚して子供がいるなど近況や、懐かしい昔話をやりとりしていたら、お互いが今も心の片隅に初めての恋人として存在していることが分かりました。
私は甘酸っぱい気持ちを楽しんでいただけでしたが、初カノから「会いたい」と言われました。
私は、お互い家庭がある身で会うのは危険と感じ「ごめん・・・さよなら・・・」とメールした後、震える手でアカウントを削除しました。
その瞬間、心の片隅に体育座りしていたセーラー服姿の初カノが、いなくなりました。
きっと初カノは、私の気持ちを理解してくれただろうと思いながら、初カノの幸せを祈りました。