聡美という元カノ、今でも忘れられない。
元々、聡美に告白されて付き合ったから、俺の方がすかれてて当然のような、優位に立った勘違いな態度が、当時の俺にはあった。
だから、聡美が俺に奉仕的な優しさで接してくれる事を当然と思い、聡美をぞんざいに扱ったこともあった。
セックスの時、素直に逝かせてあげればいいものを、Gスポットを微妙に外して焦らして、
「聡美のオマンコ逝かせてください。」
なんて言わせたりした。
恥ずかしい行為を無理やり要求して、困らせたこともあった。
エスカレートして、大股開きさせて縛り上げて、オマンコ凌辱したり、クリ吸い出して責めて潮噴かせたり、嫁入り前のお嬢さんには耐えがたい恥辱を与えたこともあった。
恥ずかしくて死にそうな表情の聡美を見て楽しんでた。
今思うと、嫌な男だった。 それ
でも聡美は、俺に会うたび嬉しそうにしてた。
ある時、聡美のオマンコを責め過ぎて、逝きまくって白目をむいてしまった。
ちょっとやり過ぎたと思って、縛りを解いてやった。
目覚めた聡美は哀しそうな目で、
「やっぱり、私はエッチの玩具なんだね。智也は、私の身体だけあればいいんだね。わかった・・・ごめんね。そんな事も気づかず、私ばっかり好きになってて・・・」
急に聡美の事が大切な存在だったと気付き、優しく抱いた。
でも、この日から立場が逆転していった。
聡美は、俺と会っても嬉しそうじゃなくなった。
セックスしても、温度差の違いに果てると虚しさが残った。
会っても、聡美が俺に気が無くなっていることを知るだけだった。
「私から告白したのに、こんなこと言うのは心苦しいけど、私達、もう、終わりにしない?」
断れる立場じゃなかった。
「聡美・・・ごめんよ・・・」
2年半も付き合ったのに、とても優しくていい女だったのに、俺の勘違いで聡美を失った。
忘れたつもりでも、酔うと時々聡美を思い出して会いたくなってた。
聡美と別れて半年後、今の女房に告られて付き合ったが、今度は勘違いせず、付き合う以上は大切にした。
女房には悪いが、女房を抱いていても、聡美を思い出していた。
女房との結婚話も出ているにもかかわらず、聡美と会えなくなって2年も過ぎたのにもかかわらず、聡美のことが忘れられなかった。
その頃、風の便りで里美が結婚したと聞いた。
なぜだか、ホッとした・・・
聡美の結婚を知って、俺も安心して女房と結婚した。
聡美と別れて、今年で15年が過ぎ、俺は43歳の二児の父、女房も40歳になった。
もう、風の便りさえ届かないけれど、聡美のことは忘れていない。
その忘れられない聡美と撮ったプリクラが、古い手帳から出てきた。
思いが溢れて、涙がこぼれた。
聡美が幸せだといいなと思えば思うほど、自分のしたことへの贖罪の念が沸々と湧き上がり、涙が止まらなくなった。
だから、聡美への思いと反省を込めて、バカな勘違い男の話を書き綴ってみた。