中学の頃、恋焦がれてた憧れの君、高校は別々になることはわかって
たので、卒業式の後、僕は君に思いを伝えましたね。
「もっと早く言ってくれたらよかったのに・・・」
両思いでした。
僕は東高、君は西高、市の東西で離れてて、毎日放課後に会うには距
離があり過ぎました。
会うのは週末、図書館で待ち合わせましたね。
僕も君も、夏休みに二週間、午前中だけ補修があって、初めて放課後
デートしましたね。
初めて君のセーラー服姿見て、萌えたのを思い出します。
高一の時はプラトニックな恋でした。
高二になって、友達の中に彼女と初体験した人が現れて、その話を聞
いて羨ましくなって、高二の夏休み、補習の後、白いセーラー服姿の
君を見てたらたまらなむなりました。
セーラー服のスカートから、眩ゆいばかりに伸びた白い脚、その脚を
開かせたいと願いました。
待ち合わせた図書館の隣は小さな公園、その木陰で君を抱き寄せ、初
めてのキス、思わず胸を揉んでしまいましたが、嫌がるそぶりを見せ
なかった君は、
「ここじゃダメ・・・うちに行きましょう。両親は共働きだし、兄は
大学で東京にいて、バイトでお盆にしか帰ってこないから・・・」
初めて見た君の裸、美しかったのを覚えています。
ピンクの乳首にむしゃぶりつき、読みかじったクンニをしながら、憧
れの君の恥ずかしい裂け目を観察して、清純少女の君と猥褻な裂け目
のギャップに萌えました。
コンドームを被せたペニスを捻じ込み、処女膜を引き裂いたあの感
触、今でも忘れることはできません。
夏休みの間中、毎日君とセックス、痛みが消え失せ、やがて快感が宿
ると、朝、ご両親が仕事にでっけるとすぐに君の部屋でセックスに励
みました。
午前中に二回、午後に三回、高校生の性欲はすさまじかったですね。
夏休みが終わっても、ご両親御が帰宅するまでのわずかな時間、下だ
け脱いでそそくさと下セックス、セーラー服を着たままの君の方が、
萌えたのを覚えています。
清純御省庁のようなセーラー服を着て、快感に喘ぐ君、三つ編みを揺
らせた騎乗位では、セーラー服の襟がはためいて、たまりませんでし
た。
正常位で抱き合えば、目の前にはセーラー服の襟にある二本の白いラ
インが純真そうなのに、そのうなじは汗ばんで、ほつれ髪が艶めかし
く、喘ぎ声がその純真を裏切りました。
そして、セーラー服の匂い・・・禁忌な快感に包まれました。
太腿の綺麗な肌を紅潮させて、その間の裂け目を濡らした君、愛しか
ったです。
脚を開いて恥ずかしい股間を晒してもいいと思われた男に選ばれた感
激、そして恥ずかしさで意識が朦朧としながら、勃起を求めた淫乱な
君もいることを初めて知った感動を忘れません。
高校卒業、僕は大学進学で上京、君は地元短大に進学、18歳の別離、
最後のセックスは街なかのラブホに初めて入り、残りのコンドームを
使い果たしました。
翌日、新幹線のホームで君に見送られ、僕は東京へと旅立ちました。
「元気でね。いつか、こっちに戻ってきて、再会したら、その時
は・・・」
「ああ、その時はもう一度、手を繋ごう。その時まで、さよなら
だ。」
「さよなら・・・」
手を振る君が小さくなっていった。
大学時代、君の写真を見て過ごしてました。
夏のセーラー服から透けて見える白いブラ、それを剥ぎ取れば、まだ
膨らみきっていないかのような可愛い乳房を揉んだのを思い出してい
ました。
写真で微笑むその笑顔を、快楽に歪ませたあの着衣セックス、はため
くセーラー服の襟を思い出していました。
清純なセーラー服と快楽で恍惚とした喘ぎ顔、あのギャップを思い出
していました。
君と過ごした日々を思い出していたのも束の間、バイト先で知り合っ
たパート人妻にそそのかされて、熟れた女肉を味わってしまいまし
た。
僕は、生活感の滲む売れた女体の虜になりましたが、彼女はご主人の
転勤で、僕が二年生を終えた春に、いなくなってしまいました。
いい潮時だったと思いました。
その後、同じゼミの同学年の女子大生と半同棲状態になり、カビの生
えそうな湿った性生活を繰り広げていました。
君以外の人と破廉恥な行為をしながら、君は、短大を卒業して社会に
出たんだなあと、スーツ姿で颯爽と通勤する君の姿を想像していまし
た。
僕は、故郷に就職を決め、東京から戻ってきました。
「いつか、こっちに戻ってきて、再会したら、その時は・・・」の言
葉を思い出し、君はどうしているのか、会いに行こうか迷っていまし
た。
就職一年目は忙殺されましたが、二年目になると余裕も出て、思い切
って君の実家を訪ねようと出かけてみました。
中学の同級生だけど、小学校は違ったから、歩いていくには距離があ
ったので、自転車で君の実家へ向けて出かけました。
土曜日だから、ご両親もいるだろうなあ・・・と、遠巻きに君の家を
見ていました。
夏か良い君の実家、あの部屋で、セーラー服姿の君が僕に跨って喘い
だっけ・・・なんて思ってたら、玄関が開いて、君が出てきました。
僕は、君の姿を見て、自転車を翻して、ダッシュで帰宅して、自分の
部屋にこもって泣きました。
君・・・マタニティ姿で、大きなお腹してましたね。
24歳・・・短大出て4年目・・・仕方ないのかもしれません。
自分だって、人妻や女子大生と戯れたくせに、君をとやかく言えない
じゃないかと、そんな風に戒めて堪えました。
今更ながら思ったのは、僕にとって君は、この世で一番大切な人でし
た。
裸で抱き合いながら、君もそう言ってくれました。
あんなに激しく人を好きになったことはなかったし、あれは本当の恋
だったと思います。
君は、その恋を超えた恋をしたのですね。
僕以外の人の生殖器を生で受け入れ、子種を注がれたのですね。
身体の奥に熱い遺伝子を感じ、嬉し涙を流したのですね。
君は間もなく、可愛いお母さんになるでしょう。
いつか僕も、優しいお父さんになるのでしょう。
お互い、違う相手と・・・大好きだった君・・・さよなら、愛しい
人・・・