東日本大震災の後、避難してきた元妻親戚の扱いで俺と義父母が揉め
て、離婚した。
義母の兄一家が、結婚2年の俺と元妻の住まい(借家の一軒家)に押し
かけ、居座った。
犬は飼えない契約なのに、連れてきて近所からクレームがついた。
「被災者なんだから、優遇されて当然だろう?お前は常識がないの
か?」
と言い放ち、ご近所トラブルを起こした。
「ここのメシは不味い。」
と言って、勝手に贅沢な出前を頼み、俺に支払わせた。
ブチ切れたら、離婚させられた。
元妻はイイ女だった。
出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでて、ムチっとした内
股がエロかった。
Dカップの乳の形も良いし、揉み応えがあった。
マンコも綺麗だったし、入れ心地も良かった。
突くほどに波打つDカップと、美しい恍惚の表情は、元妻と結婚して
良かったとつくづく思わせるものだった。
俺のチンポに絡みつくビラビラが艶かしかった。
撒き散らす悦楽の淫水は、濃厚な女の淫臭で、噎せ返るほどだった。
チンポの淫味に酔い痴れて、滴る精液を吸い尽くした。
気品あふれる清楚な容姿からは想像もつかない淫らさで、俺を満足さ
せた。
お別れもなく、追い出された。
俺名義の車に必要最小限の荷物を放り込んで、元妻の前から消えた。
11年前、元妻が一度だけ俺の職場を訪れ、慰謝料だと言って100万円
を置いて行こうとした。
俺は受け取りを拒否して、
「俺には、二度と関わらない方がいい。何を言われるかわからない
ぞ。」
とだけ言って、近況などは尋ねなかった。
俺は、その時の元妻の哀しそうな目が、忘れられなかった。
先週末、11年ぶりに元妻と再会した。
駅とバスターミナルを結ぶ歩道で、バッタリと会った。
俺は、出来るだけ和やかな表情で、微笑んで見せた。
すると元妻も微笑みながら、左手の薬指の指輪を見せて、
「私…再婚したんだ。子供もできたんだ…」
と言って微笑んだ。
「良かったな。今度こそ、幸せになるんだぞ。」
と言ってやった。
そして、
「お前、元気にな。さよなら。」
「さよなら。あなたも元気でね…」
あの時言えなかった「さよなら」を言った。
俺も再婚して子供がいたが、俺の左薬指の指輪を見て、元妻も察した
だろう。
震災も、元妻との暮らしも、遠い昔に思えた。
でも、再会してお互いに前に進んでいることを確認したら、清々しく
もあった。
俺は、本当の意味で元妻とお別れできたような気がした。
そう思ったら、11年前に見て忘れられなかった元妻の哀しそうな目
が、消えていった。
元妻の思い出と共に…
さよなら、元妻 ('ω')