10年ぶりに訪れた県庁所在地。
懐かしさと、切なさが交差する。
彼女の自宅の住所と電話番号は解ってるし、引っ越してないなら、彼
女はまだそこに居るのだろう。
出会ったのは12年前、元嫁や義実家とゴタゴタして、俺が33歳で離婚
して、年中組の娘抱えて辛かった時、助けてくれた。
元嫁は、ゴタゴタの中、男作って、俺と娘を置いて出ていった。
彼女は、娘の幼稚園の園長先生で、当時38歳、俺の5歳上だった。
当時小6の息子さんを持つシンママで、結婚歴はなかった。
娘を自宅で夕方まで預かってくれて、仕事帰りに俺が連れて帰って
た。
娘は、彼女の息子さんとも仲良くなり、家族みたいに4人で旅行に行
った時の写真があるけど、見ると切なくなる。
海辺のバンガローで、俺の娘と彼女の息子さんが遊んでて、大笑いし
てる写真…遊び疲れて二人で寝てる写真…
二人が寝た後、俺と彼女が初めて結ばれたんだ。
彼女、男は久しぶりだったようで、すごく恥ずかしがってた。
乳揉んだら乳首がコリコリで、乳首舐めなgら指マンしたら悶絶、そ
の勢いで生挿入したけど、もしデキたら結婚する気持ちがあった。
挿入するときに見えたオメコは、38歳の母親とは思えないほど綺麗だ
た。
小6の息子を持つ38歳の母親なら、メコビラはドドメ色になって、ベ
ロンチョと伸びてるのが普通だが、シンママの彼女は変色さえしてな
かった。
入れ心地は柔らかく、でもチンコを全体的に圧迫して気持ちよかっ
た。
子供たちが起きてらマズいので、彼女は声を押し殺していたけど、
久々に味わうチンコの味に、本気でヨガッてた。
腰振るたびに揺れる乳が共振するように、タイミングを取って腰振っ
たから、乳がブルンブルン揺れた。
いつも優しい笑顔の園長先生が、恍惚の表情で乱れてた。
愛しかったし、ずっと一緒に居たいと思った。
彼女のお腹に射精しながら、いつか中に出したいと思った。
彼女とは、時間を作って合うようになった。
彼女の息子さんが中学生になると、息子さんに娘を預けて、愛し合う
時間も増えた。
彼女と結婚の話題も出た。
でも、娘の喘息が次第にひどくなり、 娘の小学校入学を機に県庁所
在地を離れ、子育ての環境の良い実家がある田舎へ引っ越した。
2年近く付き合い、途中からは体の関係もあったから、別れが辛かっ
た。
彼女の息子さんと私の娘も、泣きながらお別れしてた。
「バイバーイ!」
大きな声で手を振った娘だったが、車が走り出したら号泣してた。
あれから10年…
俺は実家から徒歩圏内に住んだから、娘も俺が仕事から帰るまでは、
実家にいた。
実家のある田舎で娘は健康を取り戻し、今は元気な女子高生になっ
た。
所用で県庁所在地に来る前、思い出の写真を眺めた。
特に、4人で写ってる写真は、さながら家族写真だった。
血が繋がっていないとは思えないその写真見たら、泣けてきた。
別れ際、子供たちがいたからだけど、男と女の別れじゃなかった。
もう一度彼女を訪ねて、
「あの節は本当に助かりました。ありがとう。そして、幸せなひと時
を忘れません。」
と伝えたいけど、今更訪ねる理由がなかった。
年賀状くらい、出せば良かった…
県庁所在地を後にして、高速道路のSAに入り、街を見渡しながら、
今年50歳になる彼女と、成人した彼女の息子さんに思いを馳せた。
そして、彼女と息子さんの幸せを祈った。