元彼とは性癖の相性が最高だった。
ふざけてしたお医者さんごっこ、あれから恥辱行為が快感に変わるこ
とを知った。
お互い、Sになったり、Мになったり。
私はアソコを苛められて潮噴いて、彼のおちんちん苛めて精液噴かせ
てた。
セックスもしたけど、お互いの性器凌辱が好きだった。
クリちゃん吸いだされてバイブで責められたり、彼の射精後のおちん
ちん扱いて悶絶させたり、一人ではできない性器苛めしてた。
そのうちアナルに興味が沸いて、お互いのアナル開発を始めた。
私はアナルボールを入れられて、それをゆっくり抜かれながらアナル
でイッてた。
彼は私にエネマグラでアナルから前立腺を責められて、トコロテンす
るようになった。
尻穴までアクメ支配された私達は、双頭ディルドでアナル同士で繋が
ってた。
毎回アナルを責められていたから、アナルが開きっ放しみたいに拡張
された。
もう、普通の性愛では満足できない身体になってた。
ある日、二人で話し合った。
卑猥な大人の玩具をズラッと並べて、
「このままだと、二人とも肉玩具に堕ちるよね…」
「私達は、このまま続いてはいけない関係なのかも…」
「いつか、とんでもないことになりそうだな…」
私達は、取り返しのつかないことになる前に、別れることにした。
好きだったけど、性癖が危険すぎた。
いつか、何らかの事情でどちらかができなくなると、悲惨な別れにな
るから、その前に別れた。
「元気でな。ノーマルな男と幸せになれよ。」
「あなたもね。元気でね。」
「ああ…さよなら…」
「さよなら…」
すれ違うように歩いて、振り返らない約束で歩いて別れた。
昨日、5年振りに彼を見かけた。
夫とショッピングモールに行った時、なんだか、とても懐かしいエン
ジン音と、排気音の組み合わせが聞こえてきた。
振り返ると、駐車場に停めた私たちの車の脇を、彼の車がゆっくりと
走っていった。
助手席にいた私は、運転席の彼の横顔が見えた。
その向こう側、助手席には、顔は見えなかったけど女の人が乗って
た。
まだ、その車乗ってたんだ…18年前のスポーツセダン…
5年前まで私が座ってた助手席、今は違う人…
もっとフラッシュバックするかと思ったけど、そんなことなかった。
今は、夫とノーマルな性生活を営んでるけど、全然不満はないし、彼
との恥辱の世界に戻りたいとも思わない。
彼は、あの女の人とはどうなんだろう…
もう、彼は私の人生とは関係がない人なんだ…
忘れられない彼だと思ってたけど、いつの間にか気持ちにケリがつい
てたことにホッとしながら、彼の車の懐かしい丸いテールランプを見
送った。
さよなら…
元気でね…