昔、結婚まで考えていた3歳年下の彼女がいました。
倉科カナさんに似てて、ちょっと小悪魔で綺麗な女の子でした。
顔だけじゃなく、スタイルも良くて、まるでエッチをするために発育
したような裸身でした。
キスが上手で、ペニス扱いも手馴れてて、極上のフェラテクを披露し
てて、若いのに結構性体験が豊富そうでした。
当然エッチも積極的で、騎乗位が大好きで、腰を前後にクイクイ、左
右にカクカク、上下にヌキサシ、形の良いCカップを揺らせてヨガっ
ていました。
「昨日から生理が始まっちゃったから、手でしてあげる。ズボンとパ
ンツ脱いで。」
なんて言って、私の背後から腕を回してシコシコ、でも、射精のタイ
ミングを察知すると焦らされて、亀頭責めされました。
「イキたいの?今夜イタリアンご馳走してくれるんなら、イカせてあ
げる。」
と小悪魔ぶりを発揮して、怒涛の射精を見られていました。
「わー出た出た~~」
って、これ、彼女は脱いでませんし、私だけフルチンで射精するのは
意外と恥ずかしいもんですね。
2年付き合った頃、彼女が、神妙な面持ちで、
「私の仕事の事情で、その仕事してるあなたとの結婚は無理だと思う
んだ。私の仕事をサポートできる仕事してる男性じゃないと・・・あ
なたとでは、お互い潰れそうな気がする・・・」
と言われました。
私の仕事の事情を考えて、彼女が仕事を続けた場合の結婚をした場合
を考えたら、私達の結婚生活は難しそうでした。
私は、彼女と結婚したら、彼女が仕事を辞めるであろうと勝手に思っ
ていたのです。
お互い、仕事のキャリアが大事で、結婚のために仕事を捨てられませ
んでした。
何度も話し合い、哀しかったけれど、私達はお別れしました。
私26歳、彼女23歳でした。
私はかなり引きずって、新しい恋などできないでいました。
しかし、今年で三十路という頃、私の仕事をアシストしてくれてい
た、短大卒の一般職の女の子から、本命のバレンタインチョコをもら
いました。
とても気づかいのできるいい娘でしたが、あまり目立たない地味な女
の子でしたので、全く意識していませんでした。
その娘と交際して、私31歳、その娘26歳で結婚しました。
今年、結婚して6年、子宝にも恵まれ、穏やかな幸せの中暮らしてい
ました。
そんな中、先週、仕事で市役所へ行ったときのことです。
エレベーターホールの前を横切るとき、車いすの女性がいたので何気
に進路を譲ったら、
「すみません。ありがとうございます。」
と言われ、その声に聞き覚えがあって振り返ると、車いすの女性も振
り返っていて・・・私は車いすの女性を見下ろし、女性は私を見上げ
て・・・女性は、11年前に別れた彼女でした。
彼女は、私と別れた5年後、事故に遭って足が不自由になっていまし
た。
彼女は、あんなに頑張っていた仕事も辞めてしまっていました。
「怪我とショックで、暫く仕事を休まざるを得なくなって、復帰した
時には、私の居場所は無くなってたんだ・・・高額な賠償金はもらっ
たけど、お金じゃ買えないものを失くしちゃった・・・」
と寂しそうに笑いました。
私の結婚指輪を見て、
「結婚したんだね。おめでとう。私はこんなだし、無理そうだ
な・・・じゃあ、私仕事中だから・・・元気でね・・・」
「ああ、さよなら・・・」
車いすを器用にコントロールして、バックでエレベーターに乗った彼
女が手を振ったので、私も振り返しました。
ドアが閉まり、彼女は上階へ上っていきました。
彼女のことは、もう、あまり思い出すことも無くなっていましたが、
彼女の仕事をサポートできる仕事の男性と結婚して、元気で活躍して
ると思っていました。
だから、小悪魔で綺麗だった彼女の、あんな姿は見たくありませんで
した。
彼女は、仕事も、結婚も諦めていたようですが、どうか彼女に幸せが
訪れますようにと、私は心からそう祈りました。