先月の福島沖地震で思うところがありまして、10年ぶりに東北の沿岸部に
ある故郷へ戻ってみました。
あの日、津波に流されてしまった我が家はもうありませんが、懐かしい
人々と近況を話し合うことができました。
小高い丘の公園に立って、昔集落のあった沿岸を眺めて、高波にさらわれ
た在りし日の恋人、由佳を偲びました。
「由佳・・・君がいなくなって10年が過ぎたよ・・・僕はあれから、内陸
の街に移り住んで、新しい人生を歩んでいるよ・・・」
これまでの僕の10年は、亡くなった両親や由佳の思い出と共にありました
が、どうしても故郷に足が向きませんでした。
亡骸のない告別式のあと、参る墓もなく過ぎていった日々でした。
何度も、由佳を抱く夢を見ました。
由佳のムチッとした女体、豊かな乳房、湿り気を絶やさない淫裂、僕の陰
茎を締め付けて蠢いた膣穴、いつか一緒に暮らすはずだった由佳の夢は、
切ない目覚めを伴いました。
震災後、内陸部の街へ移り住んだ後、由佳との淫らな思い出を書き綴っ
て、あるエロ体験掲示板サイトに投稿したことがありました。
震災から10年の節目に、一度故郷へ戻ってみようと思い立ったとき、その
サイトを探しましたが見つかりませんでした。
たしか、「erotown」と検索すると出てきた体験掲示板だったと記憶して
いますが、10年近く昔なので、その記憶も曖昧です。
様々なテーマの掲示板に分けられていて、「大人の体験掲示板」みたいな
スレに投稿したと思います。
由佳の思い出を読み直そうと思いましたが、もう、見つかりませんでし
た。
僕は今35歳になり、由佳と違う人と人生を歩んでいます。
由佳のことは忘れられませんし、妻も由佳の存在を許容してくれていま
す。
子供も生まれて、それなりに幸せな生活を送れています。
性生活も充実していて、可愛いけど飛び切りスケベな妻と楽しい夫婦の営
みを送っています。
由佳のようなお色気ムッチリ系ではなく、幼顔のロリ娘の妻にお色気は少
ないですが、性への探求心が強くて、SMやアナルも挑戦しました。
SMもアナルも、妻だけが被験するのではなく、私も責められたり、アナ
ルを掘られたりしています。
先日は、生まれて初めてトコロテン射精を経験しました。
恥ずかしかったですが、妻は大喜びでした。
長いこと留守にしていたのに、故郷も人々も温かく迎えてくれました。
10年過ぎて訪れた故郷には忌まわしさは消え、懐かしさを感じました。
なんだか、やっと一歩踏み出せた気がします。
「長いこと留守にしてごめんよ・・・」
今はいない両親と由佳にそう呟いて、故郷を後にしました。
昔投稿した体験掲示板が見つからなくて、探してる最中に見つけたこのサ
イトに投稿してみました。
ちっともエロくなくてスミマセンでした。