今も忘れ去ることができない元彼がいます。
元彼とは、4年間も身体を交え、心を通わせました。
元彼も私を深く愛してくれました。
私が20代の半ばにすべてをささげた元彼でした。
もう、別れて10年、さすがに胸の痛みは消えましたが、思いは残り続けて
います。
元彼の家業の事情で、急遽帰郷して家業を継がねばならなくなり、別れる
ことになったのです。
しかも、元彼には、家業の事情で止むを得ず親が決めた女性と結婚しなけ
ればならず、私を連れて帰郷することは叶いませんでした。
最後のセックス、元彼は30分以上私のアソコを舐めては眺めを繰り返し
て、
「俺の一番大事なオマンコ、脳裏に焼き付けるよ・・・」
と言っていました。
そんな、愛情たっぷりのクンニリングスで何度も逝かされました。
私も、元彼のオチンチンをじっと眺めて、脳裏に刻み込みながらフェラチ
オをしました。
愛しい元彼のオチンチンは、目を閉じると今も思い出されます。
もちろん、繋がっても仰け反って逝かされ続けて、元彼の精液を浴びた頃
には意識が朦朧としていました。
今も忘れられない、最高のセックスでした。
ラブホを出て、北斗星で帰る元彼を見送りに上野駅へ行きました。
夜の別れは、とても切なく、苦しかったです。
「じゃあな・・・幸せ見つけろよ・・・さようなら・・・」
「元気でね・・・さよなら・・・」
いっぱい涙を流しながら、元彼を見送りました。
半年後、元彼から最後のメールが来たとき、両手で顔を覆って嗚咽しなが
ら、両膝からゆっくりベッドに倒れこんだのを今だに覚えています。
〈結婚しました。〉
その文字を見たときの衝撃は凄かったです。
もう、無理なのはわかっていましたが、でも、現実を突き付けられるのは
残酷でした。
あれから10年経った今、元彼との4年間は良い思い出になりました。
一度、元彼に会って、結婚して子供がいる私を見て欲しいと思ったりしま
す。
あれから恋愛ができないでいた私でしたが、熱心に言い寄ってきた夫と、
少しでも幸せにならないと、元彼が悲しむと思って6年前に結婚しまし
た。
アラサーで危機感もあって、恋に堕ちての結婚ではありませんっでした
が、そこそこ幸せです。
愛されることって、素敵だと思えるようになりました。
今はもうなくなってしまった北斗星、テレビで見たら元彼を思い出してし
まいました。