友人から好きな人が出来たと相談された。
その女性は私が恋焦がれていた女性だったが、男気を出して間を取り持っ
た。
私が勇気がなくて出来なかったことを友人にアドバイスした。
ダメだろうとタカを括っていたが、友人は成功して付き合うようになっ
た。
初めてのデート、初めてのキス、初めてのエッチと友人が報告する度に心
で泣いた。
彼女の妊娠が分かったところで結婚となった。
現実は残酷で私は披露宴で新郎側の代表でスピーチした。
部屋に帰って男泣きをした。
今でも彼らに月に一度は招かれて食事をご馳走になる。
子供たちも小学生になりお年玉をあげている。
因みに私は今でも淋しい独身貴族です。