今日、仕事の関係で、岩手県沿岸の某地方に、震災後、初めて行きました。
一年たってるから、少しは復旧してるかなと思ったら、市内中心はスーパーやコンビニとかが出来つつも、ちょっと町から外れたとこは、津波に飲み込まれたままの、ガレキ置き場。
壊れた建物や家、俺がここを訪れると、決まって昼飯を食った店屋は、壊れ、滅茶苦茶になったまま、看板だけが塩サビしてました。
仕事関係で知り合った人がチリジリバラバラ、中には家族しらバラバラになった人もいて、仕事なんかになりはしません。
俺は今日、なんのためにここに来たのか、会社の上司の命令なんか、どうでもいい、そんな気持ちでした。
高台に行き、見渡すと、あったはずの目印は何もなく、ここで上司の命令で営業にきた俺は、恥ずかしさすら覚えました。
やるべきことが違う、そう思えたし、実際営業すべき場所がないなら、違うことをしなきゃ、そう思いました。
下に降りたら、仮説住宅があり、土曜だったのか、住民が杭打ちしてました。
何してるのか聞いたら、仮説住宅のゴミ収集所を作ってるって。
皆、お年寄りでした。
俺も手伝いますと言うと、これはうちらの仕事と、断られ、、あなたはあなたの仕事をしなさいと言われました。
が、私が営業する場所もなく、でも来たがらには、何かしたいと言うと、皆様は笑って、それならと手伝わせてくれました。
作業が終わると、仮説住宅の人達が、おにぎりをこしらえてきて、俺に一緒に食べようと言ってくれました。
俺は、会社の指示で一年もこの地域を置き去りにしてきたことを話すと、皆さんは俺達の肩をたたき、今日頑張ったからいいじゃないか、そう励まされました。
涙が出ました。
励ますつもりが励まされてどうすんだ。
今日は雨でした。
汗と雨で濡れてました。
風呂入れと仮説住宅の、狭い風呂もご馳走になりました。
今はまだ、会社として営業すべきまで復興はしてないかもしれない地域かもしれないが、俺は絶対復興してくれる、そう願って、またここに仕事兼、雑用でもなんでもするつもりで来る、そう思い、週明け、上司に談判するつもりです。
会社が許さないなら、休み利用してでもくる、そう思ってます。
政権は分裂やらなんやらとわけわからんことをしてますが、俺は役にたつことをする、そう決めた今日でした。