笑える話

ヨメの話をしよう。

オレが３７歳の時にもらったヨメだ。
頭がよくてスタイルがいい。
中学すらまともに行かなかったガテン系のオレとは対照的な位置にい
て、はっきりいえば高嶺の花とも言える女だ。

どうしてオレなんかと？と訊くと、普段はカッコつけてるくせにヨメを
抱いてるときのハアハア言ってる情けない姿が可愛らしくて仕方がない
んだとか。
うっ！と呻いて中に出したりするとオレにしがみつきながら、どうしよ
うもない幸せを感じてしまうらしい。
ずっと昔からそうだったと言っていた。
そう、ずっと昔からだ。

オレとヨメとは１５歳年が離れている。
１５歳年下のヨメだ。
知り合ったときのヨメはまだ１１歳。
当時すでにオレは２６歳のいい大人で、その頃付き合っていた彼女の妹
がヨメだ。

彼女の家に遊びに行き、ちょっと彼女が席を外したすきにやってきた女
の子はいきなりオレに向かって手を出して「１００円ちょーだい」とき
た。
可愛い顔をしていたけど、すごくクソ生意気そうで、ちょっと虐めたく
なって「パンツ見せたらやるよ」なんて意地悪のつもりで言ってみた
ら、その子はあっけらかんと「いいよ」と言ってスカートをめくり上げ
た。
白くて細い足にやっぱり白の木綿の可愛いパンツを穿いていて、そのま
ぶしい白さに目がパチクリ。

ごめん。オレちょっとどころか相当炉が入ってるんだけど……。

と言うわけで、それからはその子がすごく気になって、何かと絡むよう
になりアパートの部屋まで教えて、まんまとやって来たその子にイタズ
ラするようになったわけだ。
ヨメはイタズラされるとわかっているのに足繁く通ってきたっけ。

我慢なんてするわけないから、すぐさま貫通して女にした。
全然できそうにない穴に突っ込んだんだから、ヨメは相当痛かったろう
にそれでも最後まで我慢してしがみついているだけだった。
ずっとクソ生意気だったけど、ヨメが泣いたのを見たのはそのときが初
めてだ。
以来、イタズラはエスカレートしてまだ早すぎる身体に色々なことを教
え込んだけど、ヨメは文句も言わずにされるがままになっているだけだ
った。
ヨメがアパートにやってくれば飽きることなく時間の許す限り抱いた
よ。
こっちはめずらしいものを手に入れたくらいにしか考えていない最低ヤ
ローだったから、どこまで無茶ができるのか試してみたかったし、まだ
生理がないのをいいことに中出しし放題なんて喜んでたんだ。
でも、ヨメのほうは散々なことをされているのに、時々ものすごく大事
なものを見るような目つきでオレを見上げていることがあって、その眼
差しに照れてさらに虐めたりしていた。

よく飽きもせずにこんなオレに付き合ってきたと思うよ。
いつかはどこかで別れが来るなんて漠然と考えていたけど、中学生にな
っても高校生になってもオレのアパートにやってくるのは変わらなく
て、とうとうヨメが大学進学したときに部屋を移って半同棲開始。
もうこの頃には、ほぼほぼ気心の知れた家族同然で向こうの親もオレと
の付き合いを承知していたし、元カノの姉ちゃんのほうも、すでに違う
男と結婚して家を出ていたからたいした問題にもならず。
で、ヨメが大学を卒業する年に妊娠が発覚してめでたく籍を入れて結婚
したわけだ。
今じゃふたりの女の子にも恵まれて幸せに暮らしてるよ。
ヨメとも未だに週３でセックスしてる。
なんかヨメとのセックスって飽きないんだ。
ヨメも大事そうな目つきでオレを見上げるのは変わってない。

この間、娘たちを風呂に入れながら中でチューしてるのがバレて、オレ
が炉なのを知っているヨメから娘たちに手を出したら殺すってキンタマ
握られながら言われたけど、それは娘たちが大事って言うよりも、私以
外に浮気したらって意味のほうが強いと思うんだよな。
１１歳の頃からずっとオレしか見てこなかったヨメ。
それだけヨメは、未だにＩ　ＬＯＶＥ　オレなのさ。
なので、娘たちに手を出したらマジで殺されると思う。
オレの命日は意外と近いのかもしれない。
だって娘たちムッチャ可愛いんだもん。