俺は二十四歳の社会人です、
平日に休みをとった日、誰もいないことを
いいことに、リビングで「女子アナハプニング集」を
みながらオナニーをしていた。
夢中で扱き、快感を貪り、放出を終えて
リビングの入り口を見るとなんとパートに出ている
筈の母親の姿が‥‥‥。
母は口を手で押さえ、目を丸くして驚愕の表情で
立ちすくんでいた。
俺はしまったと思ったが、どうすることもできなかった。
母は用があって昼休みに戻ったらしく、すぐに玄関の
ドアが閉まって出ていった。
夜、顔を合わせるのが恥ずかしいので、友人と飲みにいった。
深夜に帰って自室にいると、大学生の妹が部屋に来た。
「お兄ちゃん、彼女出来ないの?」
「お母さんから、わたしの友達を紹介してあげてと
頼まれたんだけど!」
妹が迷惑そうに俺に言った。
俺は昼のオナニーの事も母親が、話したのかと疑心暗鬼に
なった。
ただ、それは妹の様子ではないみたいだった。
タイプの女性を妹にきかれ、ある民放女子アナの名前を
答えると、自己認識をしっかりすることから始めてくださいと
言われてしまった。
妹は呆れ顔で部屋を出ていった。
俺は少し安心してベッドに潜り込んで、
別の女子アナの雑誌をながめて妄想を逞しくした。