新型コロナウイルスの脅威がささやかれはじめた’20年2月以降、風俗店では他の産業に先駆けて閑古鳥が鳴き出した。デリヘルも例外ではなく客数が減り、多くの店舗で売り上げは約半分となった。
コロナ禍がデリヘル嬢に与えた被害は、甚大なものだった。来てくれるのは常連客だけで、新規の客は激減。皮肉なことに、それに反してデリヘル嬢の数は増える。コロナ禍による失業や休業によって風俗業界へ足を踏み入れる一般女性が増加したのだ。
そのうえ、店舗型の風俗店が次々に休業しデリヘルに風俗嬢が流れた結果、待機所は仕事を待つ女性であふれるようになった。その数が通常の3倍に達した店もあったという。外出自粛要請で客が半減したなかで、在籍嬢ばかりが日々増えて明らかな供給過剰だった。...(続きは元記事で)