ストレスと性体験は一見するとあまり関係なさそうに思われますが、両者はホルモンや感情、認知といったプロセスが重なり合った関連分野です。慢性的なストレスを経験すると体内のコルチゾール濃度が増加し、これがテストステロンやエストロゲンといった性ホルモンの分泌を阻害する可能性があります。こうしたホルモンバランスの乱れが、性欲減退や性機能の低下などにつながるかもしれないとのこと。
また、ストレスは周囲への注意力を弱めると共に自意識を強めることで、リラックスするのを難しくしたり、パートナーとの感情的なつながりを感じにくくしたりする可能性があります。特に人間関係に起因する心理的緊張は、パートナーとの親密な関係を避けるきっかけになる場合があるそうです。その一方で、人によってはストレスの対処法として、感情の解放や安心感を得るために性行為を求めることも考えられます。...(続きは元記事で)