女の子が母親と日本に来てから3カ月。見知らぬ国で、日本語もままならないなか、たった一人で東京出入国在留管理局に救いを求めに行った少女自身の力によって、事件は発覚した。それでもその事実は、もしかしたら「彼女のような女の子」は他にもいるのではないかという最悪の想像を私たちにさせる。
女の子が「働かされていた」のは、東京・文京区の湯島。湯島天神の坂下にあり、東京大学から徒歩10分ほど、秋葉原からも徒歩圏内のエリアだ。戦前は花街として賑わったその街は、今も夜になればガールズバーの売り込みをする若い女性たちが、首から「値段」を記したプラカードを下げて狭い歩道を埋めるようにして並ぶ。道1本挟んだ向こうの台東区には、昭和時代からあると思われるソープランドがあり、コンビニの隣にラブホテルが隣接するような猥雑なエネルギーが街を覆う。深夜にいたるまで酔っ払った男たちが物色するように闊歩し、そこはあからさまな「男のための街」になる。...(続きは元記事で)