「山田?誰だろ?携帯ではなく家に?セールスか何か?」
「いや、そういう感じではなく◯◯◯さん(俺の下の名前)居ますか?と名指しだったよ?」
俺には心当たりが無かった。
何だろうね?ということで話は終わった。
その後ひろみとはチャットしたり、携帯でテレフォンセックスしたりと関係は続いていた。
またホテルに行きたいねと日程を合わせようとするが、なかなかお互いが時間を合わせることができなかった。
しかしまたホテルへ行って今度は電マで沢山イカせてあげよう、とか話は盛り上がっていた。
そして1カ月くらいが過ぎた。
その間山田と名乗る男から3回ほど家に電話があった。いずれも俺の留守中で、嫁が主人は居ません、と答えると、「じゃ、じゃあいいです」とドギマギした感じで切るそうだ。
一体誰なのか?
俺はだんだんと心当たりがない山田という男が気になってきた。
ある時昼間俺が家にいるときにその電話が鳴り俺が取ることになった。
山田と名乗る男は俺本人が出たとわかると、何も喋らずに電話を切った。
そのことを嫁に告げると、
「あんた、外で変なことしてるんと違う?」と冗談めかして言う。
外で変なこと?
あるとすれば今はひろみだけだな。
あっ!!!
俺はその時に少しの恐怖に足が震えた。
まさか!?
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