絶対に不倫などあり得ない。そんなタイプの優等生がラブホに男と二人きり。それも午前中から。そしてその女性は妻のいとこの妻だ。興奮しないわけがない。
だが私以上にそんなシチュエーションに興奮していたのはえりこの方だった。レザーのソファに隣同士で座りコンビニで買ったお茶を一口飲み、これから始まるキスに備えて唇と喉を潤しているのがわかった。
そっと口を近づけるとえりこから漏れる息づかいが荒いことに気づく。えりこと同級生の旦那はえりことのセックスはおろかキスさえも遠のいている。
えりこが私の唇が近づくに連れ、葛藤と興奮とキスで潤いたいという複雑な気持ちが高まっていることに興奮している。私も早くえりこの唇を奪いたい、舌を絡ませて唾液を交換したいという衝動にかられたが、普段あまりしないキスの焦らしを演出してみた。
どうしても優等生のえりこを自分自身で壊して良い妻、良い母を完全にぶち壊し、女のえりこを抱きたい、言い訳なしの寝取りを実行したいと思ったのだ。
そのためには私が仕掛けるのではなくえりこ自ら唇を、カラダを、心を、私に差し出させなければならないと思った。
企みは成功した。旦那が乾かせてしまった唇をお茶と自身の唾液でしっとりとさせ、えりこ自らが唇を重ねてきた。そして2秒間ほど間を開けて舌をゆっくりと私の唇と唇の間に滑りこませてきた。
これには驚いた。普段セックスとは縁遠い、まるでセックスを嫌う側のタイプだと思っていたえりこが舌を絡ませたいと求めている。決して激しい絡ませ方ではない。ゆっくりとチャックを開けるように的確に私の唇を開けていく。
趣味の裁縫や子供のことばかりをフェイスブックに投稿するような絵に描いた良妻賢母のえりこが見せた女に変わる瞬間だった。
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