<第二部>
朝8時に集合し、そこから2時間かけて布引の滝へ。そこで休憩をとって帰り1時間30分かけて新神戸駅まで下りて行く予定となっていた。布引の滝まで到着した時までは大幅な時間のずれもなく、すべて予定通りだった。
それから俺たちは布引の滝で写真を撮影したり、水分補給などをして帰りの道のりに向けて歩いていくのだが、今度は最後尾が先頭を歩き、登りの先頭だったのが最後尾を歩くという、(なんかのルール?知らないけど)システムのもと、また俺と果歩さんの二人で、今度は先頭をきって歩いて行ったのである。
歩き始めて20分くらいしたとき、何か果歩さんの口数が急に減ったのだった。俺はあまりの登りの時とは違う雰囲気に鈍感な俺でも(体調でも悪いのか?)と思わせるテンションの下がり方だった。それに歩く速度が速く、時折後ろから初老のおばさんに、「果歩ちゃーん早いから~」などと指摘されている感じになったのである。
指摘されると歩行速度は遅くなるが、すぐにまた帰りを急ごうとする果歩さんに対し、俺は「大丈夫?なにか体調崩しました?」と素直に聞いた。すると果歩さんは、「うん・・・ちょっとなにか・・ww」とごまかすのであったこの頃はまだ笑う余裕がある感じだった。
それからまた10分くらい経過し、また速度が速くなるので背後から、「果歩ちゃん、うちらついていけなくなるから~」等という苦情に似た声が出てきたのである。
そしれ俺はもう一度聞いたのだった。「なんか帰りを急いでませんか?なにかありました?」と。すると果歩さんはその時になって、もう隠しきれにないと思ったのが、まだそれでも顔に笑顔(苦笑い)を浮かべながら、「ちょっと水飲みすぎちゃったかもしれない。。。トイレ近くて・・・」というのだった。
俺は「中腹にトイレとかないのですかここ?」というと、「ここはないん・・・です・・。」と少し青ざめた顔でガマンしながら歩いているのだった。俺は「それはまずいですね・・。あの変なこと聞くわけじゃないんですけど、、大ですか?小ですか?」と俺はなんだか自分でもよくわからないけど、そんな質問をした。
別に大だったらどう、小だったらこう、みたいな救済処置があったわけではないけど、まだ小だったら適当に誤魔化し方があるんじゃないかな。って思ったからだ。もちろん、一瞬そんな大か小か、なんて聞かれてムッとした?表情を見せた果歩さんにすぐに、俺は「小だったら誤魔化しかたあると思うんですけど」と付け加えた。
すると果歩さんは、「なんかお腹もゴロゴロというより、、どちらかといえば今は小のほうが><;」というのであった。
俺は状況を冷静に考えた。このままひたすら先頭を歩いていても、新神戸駅までは1時間近くはある。そうなればいつかは防壁が決壊し、あられもない姿をすべての参加者に見られてしまう。だからこそ、果歩さんは必至に焦って歩行速度が速まっているわけであり、しかしその歩行速度を速めてしまいたくなる事も理解できるが、そうすれば後続から苦情がくる。っていう八方ふさがりの状況になっているのだった。
そこで俺はこう提案したのだった。「だったら背後をやりすごしましょう。俺が適当にリュックの中を漁って、「あれ?ない?頂上に忘れたのかな?」とかいうので、後続からついてくる人をやりすごして引率の鈴木さんに、「忘れ物したみたいなので上に上がってみてきます」といって頂上へ引き返しましょう。そうすれば頂上にはトイレありますよね?」と。名案だった。
果歩さんは「それしかないかも・・・。 なんかごめんなさい><」と言っていた。そして俺はすぐに決行した。
俺は突然、「あれ?ないな・・ 果歩さん、僕の携帯ならしてもらえます?」とか話題を振り、その場でしゃがんで俺はリュックを漁りだした。果歩さんも演技上手に、「リュックの中なのですか?ポケットとかは?」と合してくれた。俺はその演技に余裕があったが、果歩さんはもう限界寸前なのか、妙にまどろっこしい演技だった。
そしてゾロゾロと隣を歩く登山者仲間をやり過ごし、最後の鈴木先生になったところで、「上に携帯忘れたと記憶があるんです。ちょっとすぐ取りに行ってきます。20分くらいの距離ですから」と俺は言った。果歩さんも「私も見てきます」と付け加えた。
「あ、どうぞ。きおつけて」とあっけない返事だった。それから俺たちは「あと少しなんて頑張りましょう」と俺が励ますような形になり、それから来た道の滝への続く20分~の距離を逆に登り始めたのだった。
そこから俺たちはとにかく歩いた。ほぼ速足だった。そして最後の滝に上るための急な階段のような山道で、そのれは起こった。
その一本道は細く、一列縦隊でしか登れない道だった。俺は来た時同様に、果歩さんの背後からついていくような形になっていた。ただ目線はこんな緊張する場面だというのに、はやりそこは果歩さんのお尻。しかも状況が状況だけによからぬ妄想が頭をよぎっていた。
(ここからもすぐ、ドパーwww って大量に出るんだろうなww ガマンして必死な人を見るのって意外と楽しいwww)みあいな、まぁ、この状況に立たされた男なら誰もが当然に思うことなのかもしれないが。
そんな事を思いながら(あと5分くらいか。この山道を超えてすぐに石畳みの通路に出たら滝の場所・・・・・おおおおおお・・?????!!!!!!!!!)となった。
なんと前を歩いていた果歩さんが、「あ・・・っくうぅ!!!・・・」と一瞬変な声を出したのである。俺は(まさか!)と思って果歩さんの下半身を凝視した。するとショーパンのお尻の部分の奥が一部湿ってきて、太ももの内側に吸い付くような黒のレギンスから少量、液体が流れ出してきたのである。
それでもまだ出すまい。とガマンしていたのだろう。まだ果歩さんは歩き続けていた。俺は気が付いていないふりをした。しかし、そのガマンの歩みも3,4歩が限界だったみたいで、開き直ったのか、途中、いきなり停止し、「やば・・・もらしちゃった・・」と一言いいながら、俺の視界の前では、ドパッ!! ドパパパパパパパ!!!(俺の心の中での表現)
という具合に怒涛の如く、つっ立ったままの果歩さんの両太ももの内側から、大量の液体が流れ、流れた液体がふくらはぎを通って靴の中にまで入っている光景だった。果歩さんは5秒くらいそのままで停止していた。そしてふとももをつたる流れの波が俺の目にもはっきりと確認できた。
すると果歩さんは我にかえったのか、すぐに本能的な反応なのかしゃがみだし、今度はしゃがんだ状態から短パンの両側から、ドボボボボボと残りの液体を出しているのだった。アチャー・・・やってしまった・・・みたいな感じで頭を抱えていた。
幸い、周囲の登山客の流れはない状態だった。しかし、ものの1分もすれば今まで追い越してきた登山者が俺たちのいる地点に到達する事はもう目に見えていた。
それに、もう漏らしてしまった以上、上に上る意味はなかった。上に登れば逆に滝を観光しにきている沢山の人の目線が集まる事により、2重に恥をかきに見世物になりにいくだけという状態だったのだ。
俺は「ちょと人くるかもしれないのでマズイですね。あ、そだ。俺の上着かしてあげます。これ腰に巻いて袖の部分でとめたらバレなくなると思うんで」と俺はすぐにジャンパーを脱いだ。
そして俺は放心状態の果歩さんの正面にたち、背後からジャンパーを回して袖の部分をヘソの位置でくくりつけたのだった。正面からみても、やはり一発でお漏らししたってわかるように、ショーパンの前にはシミができていた。
とにかく俺たちは場所を変えようと、今度は下に歩き出した。果歩さんの歩行速度は極めて遅く、(多分、モゾモゾして気持ち悪い感じなのか)ゆっくりと歩き出したのだった。
俺は「下まで1時間30ってとこですよね。歩き続けたら大方乾くんじゃないですか?」といった。果歩さんは「そうであってくれればいいけど・・」と言っていた。そしてもう漏らしてしまった以上、あるいみ緊張がほぐれたのか、「ごめんなさいww めっちゃ恥ずかしいとこ見られちゃった><」と今度は顔を赤くしたのだった。(めっちゃ可愛かった)
そして1時間30分かけて新神戸のほうまで歩いてったのだが、果歩さんの下半身の湿り気は完全に消えることはなかった。(吸水性のあるスパッツ等なのだから当然といえば当然)下りた地点の手前で鈴木先生に電話し、「この後のトークショーのために予約している商工会議所に先に行っててください。携帯電話は見つかったのですが、まだ時間かかりそうなので」と先に行ってもらうことにした。
それから俺たちは登山道やそれに従する道にいれば、人がとにかく多いので、俺たちは新神戸駅の裏の河原に行くことにした。ここは一部、バーベキューをしている家族ずれはいるが、河原は広いので登山道にくらべて人の目は少ない。
そしてなんとかひと段落。となったとき、やはりこの後どうしよう。という考えがよぎった。もう乾く乾かないの問題ではなく、あれだけオシッコを吸ったレギンスなんかをそのまんま履いていったら、ニオイなどが出るのは確実である。俺はもう、「服買うしかないですよね・・」といった。そして俺は「果歩さんはここにいてください。俺が北野異人館あたりでスカートとかブラウス的なもの買ってくるので」といった。
俺は財布の中に現金が5万円くらいあるのを確認し、そのまま北野異人館通りへと向かった。そして適当に婦人服店の外に飾っているマネキンが来ているワインレッドのスカート、白のブラウス、紺のカーディガン、パンプス(もう、マネキンがきてたそのまんま)を、店員に「このセット、このまんま全部ください。鞄とかアクセサリーはなしで服と靴だけ」といった(笑)
そして俺はそれをプレゼント包装してもらい(いらないのにw)またダッシュで新神戸駅の裏の水辺に向かったのだった。すると果歩さんは同じ位置にいた。
俺は「ハァハァww 買ってきましたww」と俺は服の入った紙袋を手渡した。なんか、もうワラけてきて俺は妙にテンションが高かった。果歩さんは「ほんとうにありがとうございます><!」みたいな、もう感謝してもしてもしきれないような感じになり、俺どうようにテンション高めでかなり笑顔だった。
そしてどこで着替えようか。という話になった。理想は新神戸駅のトイレがベストなんだろうけど、新神戸駅は新幹線の駅でもあるため、ごったがえしているのだった。布製のスニーカーから湧き出てしまう液体の足跡をのこし、いくらジャンパーを巻いているといっても、逆にそれが違和感がある状態となった今では、とにかく人込みは避けたかった。
そして妙にテンションの高い、(あるいみこの一件でいいかえれば妙な雰囲気になりつつあった俺たちは)そのまま水目の人のさらにいないほうを目指し、くさむらの影に隠れたのだった。
そこにしゃがんだ果歩さんは「ここで着替えます>< 人こないか見ててくださいね!」といった。俺は目の前でしゃがむ果歩さんが、俺に対してみないでね。と言わないことがなぜかうれしかった。そして俺は腰に巻いていたジャンパーを返してもらい、それを広げてカーテン的なものを作った。
俺の目の前で中腰になった果歩さんは、まず最初に短パンを脱ぎ捨てた。俺は周囲を見渡しているフリをしながら、目線だけはジャンパーカーテンの中に運び、そのままS席で果歩さんを凝視していた。
短パンを脱ぎ捨てた果歩さんの下半身には、やはりぴったりとレギンスが吸い付いており、さらに水分を含んでいることによってきれいにアソコの縦の割れ目の線にそって食い込んでいた。
「誰もきてません?」と俺は聞かれた。俺は「大丈夫です。今なら問題ないです。」というと、果歩さんはここで初めて「ちょっと脱ぐので、、下みないでください・・!!」と念押してきた。
すると果歩さんはまた中腰状態から腰に手をかけ、そのままヨイショ・・・とお尻からレギンスを脱ぎだし、妙な感じだが変に中腰のまま、レギンスを右足、左足と順番に脱いでいった。
中はピンクのレースのある純潔な白Pだった。当然の事だけど、割れ目の部分は湿っており、陰毛が透けて見えたのと、やはり割れ目に食い込んでいた。しかもリアルに。
俺はそれを見ながら(登山だから、スポパン的なものかと思ったけど、ここは意外と私服みたいな下着なんだなw)なんて思っていた。
そして下着姿のままくさむらにしゃがみこみ、まずはなによりスカートを取り出した。そしてスカートをはく前に、「パンツも脱いだほうがいいかな?新しい服よごしちゃうし・・」と俺に許可を求めてきた。もしかしたら俺が私財をはたいて買った新品の(しかも8000円くらいはする)スカートを汚したくなかったのかもしれない。
俺は「いあ、でもパンツもぬぐって、どこでぬぐのですかwww」と俺は聞いた。果歩さんはなんだか大胆な雰囲気になっており(多分、もうこの時点から彼女なりに興奮し始めてきてたんだと思う。この後の展開からさかのぼって考えてみたら)「ここしかないけど・・・w」と言ってきたのだった。
俺は「パンツは一部だけでそこまで全体的に濡れてないでしょう?とりあえずスカートをはいたほうがいいと思う」と答えた。さすがに、「じゃぬいでくださいw」とは言えなかった。こんな状況にはなっているが、いちおうこの人の旦那とは仕事上で面識があるからである。
そしてすぐにスカートをはき、今度は来ていたポロシャツなどを脱ぎ始め、ブラ一枚になってから(もう恥ずかしいとかなかったんだと思う。けっこう手際よく脱いでいた)またすぐに白のブラウスを羽織りはじめたのだった。そしてグレーのカーディガンを羽織り、靴をはこうとした。
俺は「靴は向こうではいたほうがいいのでは?地面わるいので汚れますよ。あとサイズ問題ないですかね?」といった。すると「あ、そうか・・。サイズは大丈夫だと思う」と言っていた。
すると、今度は逆に、クサムラにいる。という事が逆に違和感のある光景になってきた。俺はもうクサムラには用はないので、そのまま果歩さんとそこから脱出し、脱いだ衣服はコンビニ袋に強引にまるめてリュックの中に直した。
しかし、この清楚な雰囲気をかもしだす服装に登山リュックは逆に似合わない。結局、河原から抜け出したときは俺が果歩さんのリュックを手にもって、果歩さんは手ぶらで歩くような感じで河原から出たのだった。
そして路上にでてから靴をかえ、また北野異人館の通りで2000円くらいのバーゲン品の黒い鞄をかって、やっと、やっと、やっと、このハプニング展開が落ち着いたのだった。
それから、「このまま行ったら、いつ着替えたの!?」ってなりますねw」と果歩さんはいった。俺は「そうですねw ところでその鈴木先生のなんとかっていうのは、あれは絶対参加なのですか?」と聞いた。すると果歩さんは「絶対ではないですよ。私たちの登山グループの中からも、もう帰っている人もいるし、それに鈴木さんのトークショーは、別に私たち20名のためのものではなくて、他の人の集りみたいなものなので、布引登山とトークショーは別なんです。たまたま鈴木さんがこの私たちの登山グループに参加してただけです」というのである。
俺は「あ、そうなんですか。じゃ、もう帰ったほうがいいのでは?」となった。当然である。果歩さんも「そうするつもりです>< なんかトークショーまで出る前提で服とか揃えてもらったのに、申し訳ないことしました」というので、俺は「別にいいですよwww」とかるく返事をした。
すると果歩さんは値段を聞いてきた。「あの、この服いくらくらいしたのですか?清算します。2万円くらいならいまあるので・・・」といってきた。(俺は実際には4万くらいだしていた)
「領収書とかあります?」とさらに聞いてきたので、「いちおうとってきてますけど・・」と手渡し、4万いくらの領収書をみせたのだった。差額が2万。
「高・・・ww」と一瞬硬直する果歩さんだった。
俺は「2万くらいいいですよw 俺からのプレゼントということでw」 だけにしておけばよかった。実際には、
「2万くらいいいですよw 俺からのプレゼントということでw それにいいもの見させてもらったしw」と言ってしまったのだった。うかつだった。しかし、このうかつさが逆の展開になり・・・
「えーw いいものって おもらしシーンですか><? はずいwww」と、空気がまたあっちの方向へと流れを強くしたのだった。
俺は「いあいあ、着替えシーンもwww」と調子にのって付け加えた。果歩さんは「もーwwww」とか言っていた。そこで俺は、「じゃ、2万の残りは、ちょっとHな事してほしいなw だって蛇の生殺しってこの事じゃないですか><; おもらしシーン、着替えシーン、それはあるけど肝心のスッキリがない><」という具合に、なにか少年のような反応を見せてみたのだった。以外と自然にセリフが出てきた。
果歩さんは「えーーww マジっすか?」と言ってくるので俺は「まずいですか・・?」と聞いた。すると果歩さんは(なんだかんだこのイレギュラーな展開に興奮してたんだと思う)
果歩「・・じゃ、ちょっと・・だけ?w ・・・wwwww」
俺「ちょっとだけって・・どのくらい?ww」
果歩「2万のかわりにHな事を望んでるのですよね・・?w」
俺「いあ、ちょっとの量によっては4万すらいりませんが・・w」
と、おたがい軽妙なノリで駆け引きを楽しんでいる俺たちがいた。
果歩「でもまー、いろいろお世話にもなったので、、断る立場にないし、、、」
俺「じゃ、場所変えましょうかw」
果歩「どこいくのですか?ラブホ?」
俺「お金もったいなくありません?」
さすがにラブホという言葉がでたのは、果歩さんも34歳、美人だし、明るいし、今までいろいろ経験があるんだと思う。そこは慣れてるって感じだった。
果歩「他にどこかある?」
俺「実は、ここまで車で来てるんですよ。向こうに車とめてるんです」
果歩「あ、そうなの?」
俺「はい。いちおうボクシーなんて中広いし、車内でいいんじゃないですか?ちょっとだけだし」
果歩「わかりましたw ちょっとだけですしねw」
と、このちょっとだけ というフレーズについてお互い含み笑いをしながら俺たちはそのまま、徒歩10分くらい離れた駐車場へと歩いて行ったのだった。
第三部へと続く
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