僕はある一件、と表現していますが、実際には数々の事件がほぼ同時に訪れたのでした。正直いうと、自分でも前半の流れが思いの外、すっきり文章にまとめれたので、ここからのストーリーは書かないでいいものならあまり書きたくありません。
それは僕が聖子さん通いをして、五度目のセックスをやった時くらいの時の話です。初エッチから2ヶ月くらい経過していた時です。
その日も聖子さんの家に行き、様々なプレイで満足しきった(様々なプレイの集大成は最後のシメの時に書きます)感じで家に帰り、数時間仮眠していたらいきなり妙なメールが僕のケータイに入ってきたのです。もちろん聖子さんからでした。
「パンツとった?」です。
僕は詳しく聞いてみると、聖子さんと僕がエッチをした日、僕が帰ってしばらくして洗濯機を回そうとしたら、そこに入っているはずの下着類がなくなっている。というのでした。
つまり、真っ先に僕が疑われてしまった感じになったのです。
僕は断固としてそれを否定し、むしろ逆に心配になりました。なぜなら、聖子さんの家に盗みが入るというのは、聖子さんのマンションのベランダを乗り越えて侵入してくるということであり、(聖子さんは一階に住んでおり、洗濯機はベランダにある)
ただ外に干してるものをとられた、というようなレベルではないからです。
また、時間帯によっては僕と聖子さんが性行為に夢中になっている間に覗き目当てで侵入され、その延長で洗濯機から盗まれた可能性もあるのです。
(思えば聖子さんベランダ側の通路はマンション住人の通りも多く、また聖子さんは意外と大きな声であえぎごえをだす。また、自転車かなにかあればベランダの前に設置し、それを足がかりとすれば侵入も覗きも簡単にできる構造)
とにかく僕は見の潔白を証言すると、聖子さんは「だったら余計に怖い、、、ベランダまで侵入されてたということだよね、、、」と言ってきました。
この後、最悪な展開になっていきます。
その日は話していてもラチかあかないので、戸締まりを徹底すること、そしてホームセンターで防犯用のセンサー付のフラッシュライトを取り付けることで話はおわりました。
数日語、聖子さんのマンションのポストに、クロッチ部分に精液がたっぷりついたパンツがねじこまれていたのでした。。。
また、聖子さんはから連絡が来ましたが、ぶっちゃけどうする事もできませんでした。警察にいって詳しく事情をきかれ、まちなかで知り合った若者とセックスしている時に盗まれました。などとも言えませんから。
そしてまた数日後、二度目の嫌がらせがありました。二枚目のパンツがポストにねじこまれていたのです。もちろん、精子つきで。
僕は一体、どれくらい盗まれたのかその時になって初めて聞くと、数えてないけど多分、三枚くらい、と言ってました。娘さんのもとられたそうです。
僕たちは「次何かあれば警察にいおう。たしかにマンションの防犯カメラとか見直したら何かわかるかもしれないから」(僕も完全に身の潔白をはらせるから)という話になりました。
そしてポストには「警告 警察捜査最終段階」という小さな張り紙をはりました。僕の入れ知恵です。
そしてまた数日語、今度はワープロ打ちした紙が入ってました。その紙には、かくのもおぞましいですが、
「正常位よりバックのほうが声だしてたね」と一言入ったメモが入っていたのです。
僕達の頭の中に警察への通報!そして引っ越しという文字が具体的に出てきた瞬間でした。そして犯人に殺意も覚えました。
そして、二人の関係が少しギクシャクしたような感じになっていました。
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