遊んでる大学生です。
スーパーの中にあるゲーセン。お昼間は爺さん婆さんの溜まり場になっている。メダル落としのゲーム機に熱中し、そのゲーム機だけが満席の状態だ。
熟女、超熟、には興味はあった。もちろん興味だけで、実際は僕には縁のない人達だと思っていました。
ところが、その輪の中に入ってみると、付き合っている爺さん婆さんのカップルもいて、遊び場兼社交場にもなっていることが分かったのだ。
もちろん、最初は手短なところから物色をして、一番僕に話し掛けて来てくれる『高木さん』という70歳前の婆さんに声を掛けてみる。
自販機の前で、一人でいた高木さんを誘ってみたのだ。高木さんは、驚くほどに簡単に乗ってきました。
70歳前の婆さんとは言え、女です。若い男に声を掛けられるのは、イヤな気はしなかったのでしょう。
そして、初めて超熟女を抱きました。それが思った以上に面白くて面白くて。『これはハマるかも。』と、自分でも思いました。
しかし、2度目はありませんでした。婆さんは意外とさばさばとして、『また声を掛けてきたら、行ってもいいよ。』的な感じなのです。
そして、二人目の『森川さん』と言う61歳の女性に出会うのです。爺さん婆さんの中で、61歳の森川さんは若い部類に入ります。
おとなしそうで、婆さん達の中では一番の美人顔。一見、昼間からゲーセンに入り浸っているような方には見えません。
高木さんの時とは違い、森川さんを落とすには少し時間が掛かりました。ゲーセンで一人でいるところを見つけては、話をしに行きます。
彼女がスーパーで買い物をしようとすれば、『僕もいく~!』と付き合います。彼女に対しては、あからさまな愛情表現を見せました。
そして、なんとかホテルに連れ込むのですが…。
『ごめんなさい!やっばり帰ろう?』『ごめんなさい!(ゲームセンターに)戻ろう?』とまさかの拒絶から始まったのです。
それでもその気にさせようと後ろから覆い被さって、胸を揉み始めますが、『ごめんなさい!ごめんなさい!』と謝られ、次第に涙声となり始めたのです。
『どうしたの~?』と聞くけど、『ごめんなさい!ゆるして…ねぇ?』と謝罪の言葉ばかりが並びます。
再度誘いました。それでも、『お願い~!ゆるして~!ごめんなさい!ごめんなさい~!』と涙声で返されるのでした。
この光景を他人が見れば、きっと僕が悪者に見えるでしょう。しかし、ちゃんと二人で確認をして、ここまで来たのです。僕にも言い分はあります。
『なら、帰る?』、そう言ってあげると、森川さんは垂れていた頭を上げました。しかし、その顔は安心をして晴れていて、涙など出てはいないのです。
『帰るけど、一回口でしてよ、なぁ?』と言ったのは、彼女の晴れた顔を見た直後。僕の中に苛立ちがあったのかも知れません。
森川さんは、『ごめんなさい、出来んよぉ。』とそれも拒みました。僕の中の森川さんに対する苛立ちは、更に増えていくのです。
『結婚してるんやろ?』、61歳の女性をつかまえて、こんな質問をしたのは、稀にいるらしい『熟女処女』かも知れないと不安がよぎったからでした。
しかし、旦那も子供もいて、孫までもいる、普通のおばさんでした。そのことは、僕を余計に苛立たせます。どこか、この女性には腹が立って来るのです。
『旦那も子供もいるんやろ?なら、しようや~!』と森川さんに迫りました。また後ろから覆い被さり、両手で胸を揉みます。
今度は先程とは違い、こっちも遠慮がありません。『ごめんなさい、ごめんなさい、ゆるして~!』と涙声で返されますが、苛立ちも重なって、彼女を可哀相などとは思わないのです。
森川さんの身体が固まりました。そして、『ゆるして!お願い!ゆるして~!』が、『ゆるしてください。ゆるしてください。』と変化をしたのです。