ふる~い話しですいませんが。
かれこれ三十年ほど前、まだ訪問販売、セールスマンに対する法律が甘かった時代です。
私はある訪問販売会社にいました。
掃除機や普及し始めたビデオやカメラ、ミシンなどのちょっとした家電、布団、椅子やテーブルか、ハンドバック、家具もあったかな?
とにかく色んな商品を扱い、それを個別訪問して販売してました。
セールストークの決め手は、一日百円、月々三千円の支払いでこれが買える、でした。
月三千円なら、旦那さんの許可も特にいらずに購入出来る、そうゆう気安さからか、私はかなり売上を伸ばしていました。
狙い目は昼間家にいる主婦です。
業績を伸ばしているうちに、私はあることに気づきました。
特に用もないのに私を呼ぶ主婦、買ってもらったお客様だから仕方なく訪問し、お茶のみ話し相手を勤めてきます。
あ、この人、寂しいんだなと思うわけです。
そこを、昼のメロドラマみたいに迫る、そうするとその主婦も、昼のメロドラマみたいな展開に酔いしれるみたいになる、ダメ、いけないわ、などと言いながらも、結局はモロ肌を重ね合う、そうゆう結果になるわけです。
当時私も二十代前半と若かったですし、イケメンではない私でも、若いと言う武器のみで、主婦人妻が次々落ちてきました。
でも、片っ端から落ちそうな人を食い散らかすわけではありません。
交友関係が広く、お客様を紹介してくれそうな人には、手を出しません。
手を出し、モロ肌重ねてしまうと、紹介してくれなくなるからです。
この男、他の女に知られたくないからです。
自分の浮気が、交友関係筋よりバレる可能性もあるからです。
この人からは、紹介得られそうにない、寂しい、私を時々呼び出し話し相手させる主婦のみ、手を出します。
でも落ちる確率は高くないですよ?
家族がある人ですから、ざっと成功率は二割ってなとこでしたか。
私は二年半ほどその会社にいて、二十人くらい落ちました。
三十代~五十代。
一番落ちやすかったのは四十代でしたか。
子育て一段落、経済的に多少ゆとり、でも体は寂しさを隠せない、みたいな。
そんな中で一番覚えてるのが、関口さんという四十代主婦です。
最初、ちょっと迫ってみたら強烈な拒絶反応に、ダメと思ったんですが、帰社したら関口さんから電話あったとメモ。
翌日再び訪問、行くなり素っ裸なり飛びついてきた関口さんの、情熱的なセックスに、若い私が負けてました。