勇者一行は上級モンスターとの戦闘を目指し、峠越えの手前にある町で鋭気を養うことにした。
休息を取りながら何泊かしてレベルを上げ、準備が整い次第出立する算段である。
勇者「じゃあ今日は解散。男たちは4階の部屋、ディアナさんは3階の部屋をとってるので。明日は昼前から近くの洞窟にレベル上げにいきます」
そう言ってパーティーはそれぞれに散っていった。
レベル上げとは言っても勇者たちに必要なもので、レベル30そこそこの勇者たちが戦うモンスターたちはディアナにとっては微塵ほどの経験値でしかない。いざというときの回復役ぐらいの必要性のつまらない滞在である。
夜
全くといっていいほど色気のないパーティーの男たちで手も出してこないので、いつものようにディアナは1人派手な格好で夜の町に繰り出していく。
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