イメプレ

うっ…くっっ…ここは…？
(何だ…これ…？)

【目を覚ますとそこは見知らぬ部屋のソファの上だった。自身の手は手錠で固定されており、服こそは着ているがスマホなどの持ち物は全て抜き取られている事に気づく。室内の周囲を見渡すと周りに窓は無く、壁の殆どが鏡張りとなっており、一部分だけがスクリーンとプロジェクターが設置されている。それ以外は何も無く周りに人がいそうな気配も無い。一体どれぐらいの時間寝ていたのだろうか…。記憶も不確かで頭がぼんやりする。】

(そうだ…俺は確か学校の帰りで…。突然後ろから布のような物を口に当てられて…。)

【そこまで思い出した所でようやく自分が置かれた状況を理解する。】

(まさか…俺は…拉致されたのか…？でも政府の人が警護の人もいるし自分に危険が及ぶ事は絶対に無いって…。そうだ…！警護の人はっ…？)

【そう思った所で丁度部屋のドアがゆっくり開く。良かった…警護の人が助けに来てくれた。しかし、部屋に入ってきたのは警護の男性では無く…】