手を繋いで暫く無言で歩く。
「どうする?帰る?」
「冷めたしな、もう少し飲むか?」
「どっちでもいいよ」
何となく距離を計ってる。
「カラオケしたいかも」
「行くか」
「うん」
私は思いきって言ってみた。
「ホテルにもカラオケあるよね?」
「あぁ…あるな」
「コンビニでさ、買い込んで行かない?」
返事をしない祐二。
「変な意味じゃないけど…ごめん忘れて」
慌てて訂正すると、手を一度ギュッと強く握られた。
「変な意味って?」
「いや、だって」
「誰も思ってないよ」
「そうだよね」
「とりあえず寒いから行くかホテル」
「あ…うん」
自分から言い出したのにコンビニで買い物してる間、何となく後悔。
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