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1
2018/02/25 19:39:08 (8390Ihc3)
そんなにHな体験という訳でなく、痛すぎるファースト?キスの思い出です。
少し説明が長くなります

僕が小6の頃、よく遊んでいた仲良しグループがあった。
小6ともなるとヒエラルキーができていて、頭のいい子、運動のできる子、
かっこいい&かわいい子などのグループは上位グループ。それ以外の地味系は下位グループみたいに自然に分かれていた。

僕のグループは上位グループ。けど僕自身は勉強も運動も顔もイマイチで地味系。
なぜ上位グループに入っていたかというと、リーダー格の圭介と昔から仲が良かったからだ。
でもグループ内でのポジションは“いじられキャラ”でパシリとか、男女問わずメンバーから軽く扱われる役だった。
モヤモヤしたけどこのグループにいるおかげでイジメっ子のターゲットにならないだけマシと我慢していた。

そして小6の冬

僕には密かに好きな子がいた。
それはマキちゃんという子。男子に混じってサッカーをするような活発な子だった。
夏は真っ黒に日焼けしているし、ショートカットで顔はビーチバレーの浅尾美和っぽい愛嬌のある顔だった。

そんなマキちゃんを好きな男子は多く、学年で1、2を争う人気で、一緒にサッカーをしていた男子はほとんど好きだったらしい。

僕はマキちゃんとクラスが違うし、あまり話したことはなかった。
そんな中、圭介がマキちゃんに告白した。答えはOKで二人は付き合うようになった。

圭介は頭も運動も顔もいいというほぼ完璧な奴だった。
僕とは正反対だし、この時は「さすが圭介だな」という感じで、
僕が絶対に手に入れられないものを簡単に手に入れる奴、ということで憧れみたいな感情だった。

そして運命の2月になった。
続く
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6
投稿者:かずき ◆NXdrE.wzg6
2018/02/25 22:16:05    (8390Ihc3)
続き

「マキちゃんの唾ってどんな匂いなんだろ?」
しばらく触れてヌルヌル感に浸った後、匂いを嗅ぎたい衝動にかられた。
しかしこの行為は何か罪悪感もあった。俺ってこれじゃ変態だよ。と思った。

けど、興味というか本能が欲してる感じで、もう逆らえない。
ゆっくり手を鼻に近づけて匂ってみる。
大好きなマキちゃんの唾の匂い、それはイチゴのような甘酸っぱい匂い・・・
ではなく、言葉では言い表せないリアルな生々しい匂いだった。いい香りというわけじゃない。
もしもこれが謎の液体でこの匂いだったらすぐに手を洗う。
けどこれがマキちゃんの唾というだけでとてつもない興奮を覚え、僕の股間はここで完全に勃起した。

僕はとてつもない一線を越えた気分になった。学年のアイドル・マキちゃんの唾の匂い。
マキちゃんだってそんな恥ずかしい部分は知られたくないだろうし、悪いと思いながらも、
誰も知らないだろうなぁと思う領域に踏み込んだ自分。罪悪感と優越感が混じった妙な気分だった。

そしていよいよ本題だ。
僕の右手はマキちゃんの唇に触れ、その上唾まで付いている。仮想の口が出来上がっている。そう思い込んだ。
ゆっくりと口を持って行き、唇を重ねた。

「あぁこれがマキちゃんの口の味なんだ・・・」
そう思いながらしばし自分の手をマキちゃんの口と思いキスをした。

一応、ファーストキス奪取!!

その後・・・少しの間は、いじられキャラの逆襲とばかりに優越感に浸る毎日だった。
マキちゃんも相変わらずで接してくれたから悪いとも思ったけど、圭介やマキちゃんが好きだという男子を見ては心の中で
「お前らは知らないだろう」と心の中でつぶやいた。

ちなみに予定通り圭介とマキちゃんはキスをしたらしい。
その話を聞いたときも、男子はみんな悔しがっていた。でも僕は圭介もやっとあれを味わったんだ。と余裕で思った。
それは初めて圭介に勝った気分だった。
確かに唇どうしを重ねあうのが完璧なファーストキスだ。それは認める。
けどそれより先にマキちゃんの唾と僕の唾は混じりあった。これもまた事実。
僕はマキちゃんの唾を“初めて味わった男”と心の中で自信を持つようになった。

色んな意見はあるだろうけど二人のファーストキスを妨害し成立さなかったと思っている。
ま、僕の心の中だけにある秘密です。
5
投稿者:かずき ◆NXdrE.wzg6
2018/02/25 21:22:42    (8390Ihc3)
続き

その後、僕は呆然としながら一人トイレに向かった。
落ち着いて一人になれるところに行きたかったからだ。

あの瞬間、手には今まで経験がないような感触が伝わって驚いてしまった。
最初、肌にふれた瞬間は生温かくてマキちゃんの頬だと思った。
その後、手をずらすと何かベタベタしたものに触れた。
マキちゃんはリップクリームを塗っていたから唇だと思って「お、これ唇じゃん!ラッキー!」と心の中で成功を喜んだ。

その直後、ぬめぬめしたとてつもなく生々しいものに触れた感じがあった。
まさか・・・
そこで、僕の理性はぶっ飛んだ。

そして今、それを確認するべく落ち着いて一人になれるところに来た。
トイレの個室に入り右手の甲を見てみると・・・そこにはべったりと透明な液体が着いていた。

「こ、これって・・・マキちゃんの唾・・・だよな??」
やはりあの生々しい感触はマキちゃんの口の中に触れた感触だった。唇を触るつもりがこれは予想外だった。
信じられないけどその証拠が手に付いている。想像以上の成功に理性が飛んだ。

ゆっくり眺め、ドキドキしながら左の指でゆっくりと触れてみる。
「す、すげぇ」
思わず声が出た。ローションのようにヌルヌルしている。電気が当たると生々しく光を反射している。
マキちゃんの口の中にあるものが、今はこうして自分の手の中にある。そう考えると不思議な気分だった。

続く
4
投稿者:かずき ◆NXdrE.wzg6
2018/02/25 21:01:04    (8390Ihc3)
続き

ゲームが始まった。作戦は決まっていた。
マキちゃんにパスが来たときにそれをカットする風に手を出して、唇を軽くタッチする。
けど、なかなかうまくいかない。マキちゃんは運動神経がよくて俊敏だ。目も真剣で遊びという感じじゃない。

正直、あきらめかけた。
その時、マキちゃんへのパスがきた。
頑張れば取れそうだったけど、あえて取れない振りをして弾いた。しかもマキちゃんの顔のほうへ。
そして最後のチャンスと手を伸ばす、けどマキちゃんの手が邪魔で顔にたどり着けない。手と手がぶつかってペンケースが変な方向に飛んでいった。これがラッキーだった。

二人でビーチフラッグを取るようにバランスを崩しながら手を伸ばしていた。
マキちゃんは必死にペンケースを追っている。目はペンケースしか見ていない。
僕はずっとマキちゃんを冷静に見ていた。メンバーからの死角になってるし今しかない。
僕は左手でペンケースを追いつつも、右手は倒れこむマキちゃんの顔の前に出しておいた。

そして二人でもつれるように倒れこんだ。僕の右手には肌に触れた感覚があった。
「マキちゃんの頬かな?」
そう思ったのでドサクサで右手を強めに押し当てた。その瞬間・・・

「!?」
心の中で僕は驚いた。そしてペンケースは僕の左手に収まっていた。

で、マキちゃんは
「痛ったぁ~い。なんかかずき君から顔面パンチ入ったんだけど」
笑いながら僕に言ってくる。
「あ・・・ぁ ごめんね偶然だから許して」
僕は偶然を強調し、動揺を悟られないようにした。

「じゃ、これで終わりにしようぜ」
そして圭介がしめて、この日は解散となった。

続く
3
投稿者:かずき ◆NXdrE.wzg6
2018/02/25 20:36:52    (8390Ihc3)
続き

それから一人で考えてみた。
力ずくでマキちゃんとキスすることはできる。けど現実的に不可能だ。告白して気持ちを伝えたところで意味もない。
どうやっても今のみんなの関係を壊してしまう。
どうすればいいのか?わからないようにすればいいのか?
この時はマキちゃんを眠らせる方法はないかと真剣に考えたりした。今思えばあぶない奴と自分が信じられない。

あと一ヶ月ちょいでマキちゃんの唇は圭介に奪われる。
でもこれだけは譲れないし許せない、これだけは圭介に渡したくない。で、結論を出した。
ならばその前に何か理由をつけてマキちゃんの唇に触ろう。せめてそれぐらいならいいんじゃないか。
間接でもいいから圭介より先にマキちゃんを奪いたい。歪んだ感情が正当化していった。

しかし、そんなにチャンスはない。唇に手で触れるのも冷静に考えれば難しいもの。
そんな時閃いた。放課後の遊びでたまに僕のペンケースを奪い合うゲームというのがあった。
他のメンバーが僕のペンケースをバスケみたいにパスしあって、僕が一人でそれを奪い返したら終了、というもの。
正直、疲れるし嫌だった。でもいじられキャラの宿命で我慢していた。
最近はマキちゃんも参加してるし、体が触れ合うこともあるしこれを利用しよう。

3月初めの放課後。
4、5人のメンバーで始まった。いつもは嫌な気分だけど、この日はマキちゃんもいるし決意を持って始めた。
何も知らないマキちゃんに少し罪悪感もあったが、これだけマキちゃんを好きだし、
嫌なゲームまでやらされてるんだからこれぐらいいいじゃないかという気持ちで打ち消した。

続く
2
投稿者:かずき ◆NXdrE.wzg6
2018/02/25 20:06:30    (8390Ihc3)
続き

圭介とマキちゃんが付き合ったことで僕にも幸運が舞いこんだ。
それは僕らのグループにマキちゃんが入って遊ぶようになったことだ。
休みの日は皆で買い物に行ったりして、接点のなかったマキちゃんと普通に話せるようになった。
しかもマキちゃんまで僕をいじるようになり、そのせいか圭介と付合ってると理解しつつも前より好きになっていた。

そして2月に入った頃。
男子だけの会話で僕の中で何かが変わった。

「なぁ圭介。お前らってもうどこまでいったの?」
グループの男子が圭介にマキちゃんとどこまで事が進んだのか突然聞いた。
僕も興味があってじっと聞いていた。

「いや、まだ何も」
「付合って結構たったじゃん。キスとかまだなの?」
「向こうがね初めてだから恥ずかしがってて」
「放課後とか一緒に帰ってんだからその時にすりゃいいじゃん」

会話の内容からマキちゃんはまだ誰ともキスしていないことが分かった。
圭介も帰りにしようとしたらしいけど、学校や家の近くは恥ずかしいからNGらしい。
これを聞いてどこかホッとした自分がいた。しかし

「でもさ・・・」
圭介曰く、春休みに卒業記念で二人でデートしてそこでキスする予定だそうだ。
キスという生々しい現実を聞いたとき僕は動揺して初めて圭介に嫉妬した。
僕はマキちゃんをこんなに好きなのに手に入らない。圭介はいとも簡単に手に入れようとしている。

その時、僕の中で何かが変わってしまった。
そして圭介より先にマキちゃんのファーストキスを奪いたいというどす黒い衝動が生まれてしまった。

続く
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