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クラブの顧問と

投稿者:any ◆7nhvdN3STA
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2018/07/05 06:05:33 (T0.JOM.3)
高校生の頃の体験談を書きます。

高2の時クラブの顧問と付き合ってました。
名前は高井まき(当時30歳)、未婚で彼氏はおらずサバサバした性格から男子部員の間では影でいきおくれとか無感情女とか呼ばれてました。

そんな顧問とそういう仲になったきっかけはクラブの練習中。
男子部員と顧問が口論になり、
うるさいババァ!とか、そんなんだから彼氏も出来ねぇんだよ!とか言われてました。
そこに自分が仲裁に入り結果男子部員に謝罪させたのがきっかけ。

その騒動があった数日後、体育館にある教官室(いつも体育の先生がいる部屋)に呼ばれました。
教官室に入ると顧問と数人の先生がいて、顧問の隣の机に座るように言われました。

顧問「この間はありがとう。ずっとお礼言おうと思っててんけど、なかなかタイミングが合わなくて。」

俺「あー、いいですよ。別に普通のことですし、悪いのはアイツらですから。」

他の先生「お、田中。(俺の名前)かっこえぇな!さすがモテ男は言うこと違うで(笑)」

俺「いやいや、全然モテてませんから(笑)」

みたいな会話をして他の先生は出て行き、顧問と俺の二人きりになった。
顧問は少し黙ったあと
顧問「影でいきおくれって呼ばれてんのは知ってんねん。でもさすがに面と向かって言われるとキツイな(笑)」
と言った。
顧問の顔を見るとちょっと涙ぐんでて、俺はビックリして慌てて
「俺は呼んでないですよ!」と言った。

ここからちょっと会話

顧問「知ってる。田中はいつも影ながら先生のことフォローしてくれてるもんな。感謝してんねんで。」

俺「いやべつにフォローなんて。思ってること言ってるだけです。


顧問「さすがモテ男はカッコいいな」

そう言った顧問の目からは涙がこぼれてて、無理して笑ってるみたいやった。

顧問「先生みたいな人フォローしてたらいろいろ敵も多いやろ?彼女とかになんか言われへん?」

俺「いやマジで彼女とかいませんから。おったらクラブせんと帰ってますよ(笑)」

顧問「おい!(笑)」

こんな感じでとにかく俺は顧問に泣き止んでほしくて時々ふざけながら会話をした。
しばらくの会話の後、

「田中のお陰で気分晴れたわ、ありがとう。田中みたいなんが彼氏やったらえぇのにな!」

と言うので俺が

「先生はもっとみんなの前で素を見せるといいですよ!普通にかわいいですもん。」
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8
投稿者:大空   sisi.m20
2018/07/05 19:49:32    (3sm6o1v9)
今回もとても読みやすくていいですね!!
これからの展開がすごく楽しみですね(^^♪
7
投稿者:any ◆7nhvdN3STA
2018/07/05 17:44:16    (XoiQcETl)
次の日、俺はキスが出来るという期待ともしバレたらどうしようという不安が入り混じって朝からドキドキしっぱなしだった。

うちの学校は一時間目が始まる10分前に教室で小テストをする「朝学習」という時間があった。
プリントが配られてみんなが静かに取り組む中、俺はボーッと自分の席から窓の外を眺めていた。

頭の中はまきちゃんのことでいっぱい、こんなプリントなんて手につかなかった。
すると外の渡り廊下を歩く人を見つけた。
朝の職員会議に向かうまきちゃんだった。

まきちゃんはいつもジャージとTシャツという格好だったが、そんな服装でも分かるくらいスタイルは良かった。
胸はそこまで大きくなかったが、体育教師ということもありウエストはキュッとしてて何よりおしりがプリンとしてた。
サバサバした性格なのであまり周りの目は気にせず、クラブ中も汗でシャツがひっついてブラのラインが浮き上がってもお構い無しだった。

そういう点だけは男子の間でオナネタになってたと思う。
そんなまきちゃんがおしりをプリプリさせながら歩いていた。
渡り廊下を歩き終わって向かいの校舎に入りかけた時、一瞬俺と目が合った。
俺はずーっと見ていたので急に目が合ってドキッとしてすぐに顔を伏せた。
で、10秒くらいして顔を上げるとまだまきちゃんはこっちを見てて、ニコッと笑って口をチュッとして立ち去った。
それだけで俺は心臓バクバクで朝学習の時間は机に伏せて過ごした。

その日は珍しく廊下や階段でまきちゃんに遭遇することが多々あった。
でもいつも他に誰かいて、手でチョンとつついたりイタズラをする機会は無かった。
まきちゃんも俺に気づいているけど全然普通で涼しい顔をしていた。
俺だけが挙動不審になっていたと思う。

そんな感じで6時間目の授業まで過ごして、
「今日一日何も無かったな。あれは冗談だったのかな。」
と思っていると、突然教室にまきちゃんが現れた。
六時間目の先生がその日は家の事情でお休みらしく、自習監督に来たのだ。

女子「え?高井先生が授業すんの?」
まき「いや、自習監督に来ただけです。」
女子「えー、そんなんいらんから先生の恋バナとか聞かせてーや(笑)」
まき「しょうもないこと言わんと静かにしなさい。」

こんな感じでいつも通りのそっけない対応だった。
で、まきちゃんは自習の時間だが来学期の体育委員を今のうちに決めたいと言い出した。
みんなはやりたくないので急に喋るのをやめ顔を伏せた。

まき「誰かやりたい人はいませんか?」
みんな「シーン・・・」
まき「べつに体育委員になったからといって何もありませんよ?」
男子「内申あがる?」
まき「上がりません。」
男子「じゃあやらんわ」

みたいな会話があって、
まき「体育委員として私の雑務と体育大会などのとこをしてもらうだけです。」
と言った。
みんなは早く誰かに決まってほしいという願いからか、他の人になすりつけるように名前を挙げだした。
そして俺の名前も挙がり、

「そうや、けいはクラブ一緒やからちょうどいいやん!」
「ホンマや、決まりやな!」
と言われ、俺が「まぁそれくらいべつにいいけど。」と言うとまきちゃんは一瞬ドキッとしたような顔をして、

「田中くんか・・・じゃあこれからよろしくね。」

とニコッと笑った。
そしてすぐに真顔に戻り、
まき「じゃあ早速雑務と引き継ぎ業務がありますので放課後教官室まで来てください。」
と言った。

自習が終わってまきちゃんが教室を出ると、数名の男子が俺の机に来て、
「なぁ、高井先生笑ってたやん。見た?」
「見た見た、感情あってんな(笑)」
「けい、お前好かれてるんちゃう?(笑)」
と言われたので、
「遠慮なくコキ使えると思ったんやろ。」
とダルそうに答えて誤魔化した。

そして教官室に向かった。
この後起こる事にドキドキしながら。
6
投稿者:大空
2018/07/05 13:19:54    (3sm6o1v9)
はじめまして!

読んでいてとても好感が持てます。

プラトニック、、、いい響きですね。
俺も高校生の頃に音楽の先生(20代後半)に
憧れがありました。
そんな事を思い出しながら。。。

また、続きを書いてくださいね!
5
投稿者:any ◆7nhvdN3STA
2018/07/05 13:01:00    (XoiQcETl)
携帯番号とメルアドだけ交換してこの日は帰りました。

それからは学校では周りにバレないように普通にしてて、夜にメールでいろいろ話したりしました。
でもメールすればするほど、直接会話したい、もう一回触れたいと思うようになりました。
まきちゃんも同じ気持ちだったようで、廊下や階段ですれ違った時は手をちょんと当てたりしてきました。
俺はそれだけでドキドキで周りに気づかれないように普通にしてるのが大変でしたが、凄く嬉しくて満足でした。

こういうプラトニックな関係がしばらく続いたある夜、まきちゃんからメールが届きました。

「チューしたい」

え!?(笑)
そりゃ俺もしてみたいけど!って感じでした。

俺「俺もしてみたいけど、やり方わからん(笑)」
まき「簡単やん。チュッてやるだけや。」
俺「それが出来たら彼女できてます(笑)」
まき「できてるやん!」

こんな感じのメールをして、どう返そうか悩んでいると、

まき「けいとチューしたい、チューしよ?」

可愛すぎやろ!!

俺「したいです。めっちゃしたいです。でもどうやったらいいか分かりません。教えてください。」
まき「明日学校でね(笑)おやすみ。」

いやいや学校じゃ無理やろと思いましたが、その夜は期待で胸が膨らんでなかなか寝つけませんでした。
4
投稿者:any ◆7nhvdN3STA
2018/07/05 07:48:47    (yTTEXx5W)
ありがとうございます。
自分でも昔のことを思い出しながら、懐かしい気持ちです。
出来る限りリアルにあったことをそのまま書こうと思っていますので、文才ありませんがお付き合いください。
コメントいただけると活力になります。
3
投稿者:(無名)
2018/07/05 06:43:20    (EPJ65DCf)
まきちゃん、可愛いな…なんていい思い出。
2
投稿者:any ◆7nhvdN3STA
2018/07/05 06:30:10    (T0.JOM.3)
と言った。
顧問は顔を赤くしながら
「かわいいって何歳相手にして言ってるんよ。もうおばさんやで。」
と言うので
「いやいや、まきちゃんは全然おばさんちゃうから!クラスにおったら普通に告ってるし!」
と言ってハッとしてしまった。
調子に乗って名前をしかもちゃん付けで呼んでしまった。
俺が何か言い訳をしようと考えていると、

「まきちゃんか、えぇな。じゃあこれから2人の時はまきちゃんって呼ぶこと。私も田中のことけいちゃん(けいすけだから。)って呼ぶわ。それから・・・」

俺「え・・・?」

まき「・・・告ってくれへん?」

俺「・・・え!?」

まき「だってさっき告ってるって言ってたやん。」

俺「いや言いましたけど!・・・ダメでしょ!」

まき「誰にも言わんかったらバレへんやん。それともさっきのは先生のことからかったん?」

俺「・・・いや本心ですけど・・・」

俺はとにかく焦って頭が回らなかった。
まきちゃんのことは嫌いじゃない、むしろこの一時間ほどの会話で好意を持った。
でも先生と付き合うなんて、普通に彼女もできたことないのに・・・

俺が戸惑っていると、「アカン?」と言って手を握ってきた。
まきちゃんの手は暖かいけど少し湿ってて、あー、まきちゃんも緊張してるんやなと思った。
同時に真剣な気持ちも伝わってきて、

俺「俺お小遣いも少ないし、流行にも疎いからおもんないっすよ?」

まき「そんなんどうでもいいやん。田中ともっと一緒におりたいねん。」

俺「・・・分かりました。じゃあ付き合ってください。」

そう言うとまきちゃんはニコッと笑って「よろこんで。」と言った。

これが付き合うまでの流れ。

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