「玲奈、おでんの出汁 何味やった?」「しょっぱいしなんかネバネバしてたから判らんわ」「ほな玲奈の負けやな」「そんなん!ほなおねえちゃんも出汁当ててみいや」「え”、いや、それは・・」悪戯プレイを終えキャンピングカーから家の居間に戻り俺はまたジュースを出しながら姉妹の可愛いやり取りを微笑ましく眺めていた。「まあまあ。優奈お姉ちゃんには又今度やな」ニヤニヤしながら優奈を見ると少し考え込んで俺を見返してくる。やべ イエローだったかな?「あ、玲奈おしっこ」「もう!はよ借りといで」「はーい」パタパタとトイレに向かう玲奈を見届けると優奈がこちらを向き改まった顔で「おっちゃん 玲奈への悪戯は今日で最後にして」「はい?」事態が良く掴めない。「もう玲奈に一切手出ししたらあかんで。絶対やで」(悪戯 手伝ってくれるって言うてたのに急になんなんや・・ 今日の1回だけかいな。 でも・・アカン言われたらどうしようもないわな)「・・うん 判った。もうせえへんわ」俺はしょんぼりしながら優奈に約束した。「ふふ♪」この笑い方は姉妹の癖なのか、優奈は嬉しそうに微笑んだ。「お姉ちゃん れい 眠い・・」トイレから戻った玲奈が目を擦っている。「優奈、れいちゃんをこっち連れといで。みー のベッドで寝かそ」遊びつかれたのか悪戯で体力が尽きたのか、玲奈は みー のベッドですやすやと寝入ってしまった。玲奈の頭を撫でながら優奈は語るように言う。「おっちゃん ホンマにもう玲奈に悪戯したらあかんで」「う、うん」「だいたい『スペシャル』みたいな変な単語は他人にバラして下さい言うてる様なもんやで」「あ、それでゆうちゃんにばれたんか」「まあ 他にもあるけど。それに玲奈ももう少ししたら判って来るようになる。ウチがそうやったし」「・・・」俺は言葉が出なかった。優奈は今【玲奈のお父さん】にされた時の事を思い出しているのだろう。 「今日1日だけやけど、おっちゃんの事もよう判ったし」「・・・」「だから。今度からウチがスペシャルさせてあげる」「へ?」「ん?ウチがする方がええの?」「ちょっと何言ってるのかわからない」「ふふ♪」優奈が俺の膝元に寝転がり、下から天使のように微笑む。「よう判ったわ。おっちゃん優しいねん。」「嫌って言うたらちゃんと止めてくれる。」「無理やりとかせえへん人や。」優奈はゴロゴロ寝転がりながら独り言のように言う。「ウチな・・無理矢理は嫌やねん。ホンマ嫌やってん」「う、うん」「おっちゃんはちゃんと聞いてくれるやん?安心出来るねん」「うん」「タバコも吸わへんやろ。キスした時わかった。口も臭くない」「おう」「まぁ・・優しくしてくれるんやったら・・ウチも・多分嫌いやないし・・」耳まで真っ赤にしながら全てをカミングしてくれた優奈。俺は心の底から感動し興奮し優奈を抱きしめた。「ゆう、優しくする。大事にする。絶対に傷つける事はせえへん!」
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