股間に手を誘導されると
ぎこちなくしごき始める
一本、二本、嬉しそうな表情に見える
ふと下に目をやると
股の間には指をくわえこんで腰がユラユラと蠢いている
うっとりと目を閉じて喘ぎ始める女性
後ろから羽交い絞めにされて
大腿にこすりつけられ耳たぶを舐められ
悶え始める女性
すでに股間からは愛液がしたたり落ちて
床を濡らしている
咥えていいんだよ
そう囁かれておずおずと口を差し出す女性
その間にも手には固くなったものを握らされている
遠慮がちにチロチロと舐め始めた後ろから
さらに指を挿入されて眉間にしわがよる
「イヤぁ」
「いいぃ」
と声にならないいやらしい言葉が続く
同時に
「いれてもらいなさい」
変態達への挿入OKのサイン
店の床にひかれたヨガマットの上で
挿入を受け入れてしまうと
ヌルヌルの液体がぶつかりあう卑猥な音が
聞こえてくる
「もっとひらいて」
「後ろ向きになって」
四つん這いにされるとすぐに口にねじ込まれ
苦しそうな吐息がもれはじめる
「こんな風にされてみたかったんです」
「小さいときから下着はつけないことが多くて」
「電車の中で痴漢に気が付かれることもあって」
「実はハプニングバーにもいったことが」
数々の淫らな体験の告白を次々と聞かされるとともに
夜が更けていき
一組の男女カップルはタクシーで
夜の街に消えて
変態達もひとり、ふたりと雨が煙る都会の交差点に
散っていった
秋の香りがただよう夜のお話はここまで
※元投稿はこちら >>