それから暫くの期間は特に進展もなく俺の中の欲望がただただ膨らむだけの日々を悶々と過ごしていた。
恥ずかしい思いをした事でかずみさんの警戒心も強くなったのだろう。
そんな考えから半ば諦めに近い気持ちになっていたある日待ちに待った3度目の事件が起きた。
その日のかずみさんは珍しくスカート姿で出勤してきた。
『おはよ、珍しいねー』と声を掛けると『ん?何がですかー?』と意味を理解していない。
『スカート姿って珍しいでしょ?』と言うと『あぁ!でしょ? 笑』と少し照れ臭そうに微笑み続けて『変ですか?あまりスカート履かないから最近、、』と訊いてきたので『いーと思うよ』と言いながらその姿を見ていると『あ!また目付きがエロいなぁー 笑』と指摘しながらもほんのりと顔を赤くしていた。
『ほんとすぐに赤くなるよね? 笑』と敏感なかずみさんの心を揺さぶると『そーゆー風にいぢめないで下さいよー 笑』と朝の掃除を始めた。
俺はそんなかずみさんの掃除している姿を眺めていると気が付いてしまった。
スカートのファスナーが開いていた。
一般にオリーブとでも表記されているのだろうか?深緑色のスカートのパックリと開いたファスナー部分からは黒い下着と白い肌が露になっていた。
突如目の前に現れた嬉しい光景に俺は心を奪われたと言ってもいい位に食い入るように眺め続けていた。
と、不意に振り向いたかずみさんと目が合う。
ハッとする俺に『また変な目で見てましたねー? 笑』とイタズラな笑顔で言ってきた。
瞬時に思考が巡った。
それは詰め将棋のようにいかに最短で相手を落とすか。
すぐさま1手目をぶつける。
『だって凄い景色だったから 笑』と。
『え?なに?なんか変でした?』とうろたえた表情で訊いてきたので『後ろ後ろ 笑』と教えると、ホウキとちり取りをその場に投げ出して両手でお尻をまさぐる。そしてすぐに『あ!』と発すると同時に顔を真っ赤に染めた。ファスナーが焦りから上がらないのか少し困った様な表情で潤んだ瞳を俺に向け、『どーしょー、、閉まらない、、』と俺の思考の数手先の、というかそれを超えたラッキーが舞い込んだ。
『閉めてあげよーか?』とあえて茶化さずに言うと、『お願いしていーですか?』と俺に歩みよりお尻を向けてきた。
小さなファスナーを掴む為に指先に伝わる微かな柔らかさ。
初めて女性に触れた時のように過剰に高揚する心を隠しながら上げようとすると、生地が挟まっていて動かない、、そんな重なる幸運に身震いしながら『これ生地が挟まってるからちょっと待ってね、無理にやったら壊れちゃうから』と爪先で生地を移動させる様に外そうとしつつ、指の背中側でツルツルとした下着の感触をさりげなく楽しむ。
すると恥ずかしさの限界がきたのか『トイレで脱いで直してきますから』といったので、『えー 俺にさせてよー こんなチャンスもー無いだろーから 笑』と茶化してかずみさんの心をほぐすと『じゃー早くして下さいね、恥ずかしいから 笑』と効果をみせたので、『眺めがいいからなるべくゆっくりやるねー 笑』と更に言った。
『こんなおばさんのじゃ良くないでしょ? 笑』と返してきたので『普段隠してるかずみさんの秘密を覗いてるみたいで興奮するよー 笑』と言うと何も言わずにうつむいたのがわかった。
髪で隠れた先にある顔はきっと真っ赤に染まっているだろう。
そう思って更なる高揚を堪能していると生地が外れた。
欲望が溢れだしてしまった俺は、『直ったからご褒美くれない?』とイタズラに言うと『えー?ご褒美?』と聞き返してきたので『もー少し隙間から覗き混んでいい? 笑』と言うと無言で頷いた。すぐさま強引に隙間を開いて覗き込むとツルツルとした生地の端はレースで縁取られたタイプの下着だった。
『うわぁー俺の好きなタイプのパンツだぁー 笑』とわざと大袈裟に喜んでみせると『もぉ閉めて下さいよー 笑』と促されたので、最後に下着のすぐ上の素肌の感触も得られるようにゆっくりとファスナーを上げると"ピクッ"と微かにだが確かに反応を感じた。
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