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1:異星のペット奴隷
投稿者:
環
銀河宇宙では、圧政により力で民衆を支配する帝国勢力に対し、地球を中心とする民主的なテラ連合が徐々にその影響力を強めていった。
惑星ビオンの国内では、帝国勢力に近づこうとする貴族階級とテラに近づこうとする平民階級との抗争が断続的に続いていた。 ビオンの科学技術は、地球の20世紀前半程度であるが、遺伝子工学のみが特異な発達を遂げており、家畜的、またはペット的な疑似人類と言うべき奴隷が存在していた。 地球人リオ=サカモトは年齢30歳。 帝国との直接的戦闘が発生してないビオンに、テラと現地政府の良好な関係を保持するのを任務とする使節団の中で、一人だけビオンに先行派遣されていた。 現地通訳を連れて首都ビオンシティーを見物してると、テラン圏内では見ることの出来ない奴隷市場があった。 一人の少女が競りのために高い台に乗せられている。 年齢は地球人なら思春期直前の10歳位。 短く切られた髪は、真っ白に近い銀色。 汚ない布を一枚腰に巻いただけだったが、肌の色は髪の毛と同じように真っ白だった。 奴隷商人らしい男が、鞭を鳴らして少女を怒鳴り付け、少女はおどおどした様子で腰に巻いていたぼろぼろの布を外した。 真っ白な肌に、割れ目がくっきりと目立って見える。 どうも買い手がつかないらしい。 商人が腹を立てて少女を罵り、鞭で打とうとした。 リオは可哀想に思い、通訳に「あの少女を助けたい」と言ったが、通訳からは「貴方が買い取るしかない。」と言われた。 通訳は商人から話を聞いて戻ってきた。 これはチルと言う品種で、人工生殖で生まれる。 寿命は30年くらい。 12歳位で成長が止まり、以後死ぬまで外見的な老化はない。 主に快楽用の奴隷として使われる。 読み書きも教えれば出来るが、これまで本気でチルに教育を施したことが無いので、どの程度の知能があるかは分からない。 リオはテラの通貨をビオンの通貨に両替したら、分厚い札束になったため、経済的には少女を買うことが出来た。 どうせ家政婦を雇うつもりだ。 この少女が家事が出来るのなら、この少女を家政婦にしよう。 通訳に少女を買いたいと言うと、通訳はまた商人と話していたが、戻って来て「この少女は、まだ使われてないと言って、値段を高く吹っ掛けてる。」と言った。 つまり、「新車だから高いよ!」と言うことなのだろう。 この少女を女として、本人の意志を無視して使うことは、リオのテラ市民としての誇りが許さないはずだった。 商人に少女の代金を払い、その場で待っていると、思ったより簡単に少女の所有者が換わったと言う書類が届けられた。 通訳にも手数料を渡し、少女にはリオが着ていたブルゾンを羽織らせて家に連れて帰った。 通訳が居なくても、簡易通訳器があれば、大体の意志疎通は出来た。 名前を聞いたが、テラの言葉では発音が難しい。 簡易通訳器で、少女の名前は英語のスプリング(春)だと分かったから、リオはその少女を「ハル」と名付けた。 リオが、片言のビオン語か英語で「ハル、これをして。」と言えば、ハルは大体分かるようだったが、自分から言葉を口にして話すことは無かった。 リオはハルに金を渡し、これで自分の衣服を買い整えるよう言った。 「マスターの好みはございますか?」 ハルがこう言ったが、リオは何故そんなことを聞くのか理解できなかった。 「特に無ければ、適当な物を買わせていただきます。」 そう言ってハルは出掛けていったが、ハルが買ってきたのは、白のパンツ二枚、白のランニングの様なシャツ二枚、灰色のチュニック様のワンピース二枚、上から巻くベルト一本、サンダル一足、タオル一枚、歯ブラシ一本、それだけだった。 「こんなので良かったのか?」 リオは女の子の気持ちは分からないが、これでは質素過ぎるだろう?とは思った。 靴下も無いし、可愛いハンカチも帽子もない。色も無いし、汚れて良いような作業服のようなデザイン。 「こちらが残りです。」 ハルがリオに戻した金は、殆ど減ってなかった。 まあ、そのうち少しづつ買ってやるか! 「よし、ではハル。着替える前に身体を洗いなさい。」 リオはこう言って、ハルが当然浴室を使うだろうと思っていた。 ところが、ハルはタオルを持って裏庭に出ると、そこに有った雑用のバケツに井戸から水を汲み、自分の身体を洗い始めた。 リオは慌てて止めて、「浴室で洗いなさい!」と言わねばならなかった。 夕方近くになり、デスクワークをしていたリオは、ハルから夕食についてどうするか聞かれた。 仕事が波に乗っていたので、正直夕食の事など考えて無かった。 「あるもので済ませる。」 そう言ったまま、ハルに具体的な事は何も言わなかったし、金も渡さなかった。 仕事が一段落し、ちょっと空腹を感じる頃、旨そうな匂いがしてきた。 ドアをノックし、ハルが食事の用意が出来たことを告げた。 鶏肉と野菜のシチュー風の料理が穀物を炊いた物と一緒出された。 いや、待て!俺は食費渡してなかったよな! 「この材料はどうして手に入れた?」 リオはハルに強めの口調で尋ねた。 「鳥は、石で獲りました。2羽獲れたから、1羽は野菜と交換しました。」 小さな声だった。 リオが食事の事を何も指示しなかったのに文句を言うのでも、自分の才覚で食事の用意をしたのを自慢するでも無かった。 表情は無表情を保っているが、その奥で激しく心配していることが窺われた。 それはそうだよな。 今日、他所の星から来た人間に買われたばかりだ。 今度の主人が残酷な人間だったらどうしよう?と心配になって当然だよな。 やっとリオはハルの事を理解してやらねばならないと自覚してきた。 夕食は旨かった。殆ど食べてしまった。 料理はリオの分しかテーブルには無かったが、 「ハルは後で別室で食べるのだろう」としか考えなかった。 「とても、旨かった。」 そう言ったら、初めてハルの顔がぱあっと明るくなった。 笑った訳ではない。微笑んでもいない。ただリオはそう感じることが出来た。 「明日からも頼むよ。必要な金はちゃんと渡すからね。」 そう言って席を離れようとしたが、念のために聞いてみた。 「ハル、君は一緒に食べないのかい?」 ハルは深く頭を下げると 「私は奴隷ですので、ご主人様が残されたものをいただくことになっておりますが..」 ああっ!ここもだ! テラの常識は通用しない! リオは自分の迂闊さを責めたが、その日はまだショックが続いた。 入浴。 浴室前に、全裸で腰にタオルだけ巻いたハルが膝まづいていた。 「何をしてるんだ?」 「ご主人様のお身体をお流しいたします。」 「いや、必要ない!俺はずっと一人で入っていた。」 「分かりました。それではここで待機しておりますので、ご用がお有りの時はお呼びください。」 これは..、困った..。 下手に、出て行け!などで言ったら、俺がハルの裸を意識したと思われるか? しかも、ハルが今いる所は寒いはず..。 結局、リオはハルを温かい浴室内に呼び、入浴の世話をしてもらうことになった。 理容以外で髪の毛を女の子に洗ってもらうなんてことが、あっただろうか? 小さな手だが、ハルの手は頭皮に快かった。 洗髪は目を閉じているからまだ良い。 ハルは当然のように、リオの身体も洗おうとした。 髪の毛に続いて、首の後ろをマッサージするようにしながら、タオルで擦ってくれる。 首から喉、肩、腕、脇、背中と心地よく擦ってもらっていたが、胸から腹を擦ってもらう時に、少々リオの方が気まずくなってきた。 この少女も、性器を間近で見らたら、きっと驚くだろうし恐がるかもしれない。 それと、ハルの手が、あまりに気持ち良すぎた。 こんな幼い女の子なんだ、献身的な良い子なんだ、って自分に言い聞かせるが、もし股間が自分の意思に反してしまったら..。 ハルは浴室用の椅子に座ったリオの、腹、腰、両足と洗った。 足の指の間まで、自分の指にタオルを巻いて擦ってくれた。 太股の内側を擦ってくれた時、心地よかったが、幸いリオの股間はまだ膨張しなかった。 目の前のハルが、あまりに幼かった。 性的な女性などではなく、兄を慕う妹がしてるように感じた。 最後にハルは、「こちらも、お洗いいたしますか?」とまで言ったが、リオは「いや、ここは良いよ。」と落ち着いた声で言うことが出来た。 ハルは、こんな教育を受けてきたんだ、ハルが悪いんじゃない..。 そう思うことが出来た。
2021/06/03 23:30:08(EnDXcmok)
投稿者:
環
夜の10時頃リオがハルに「先に休むように」、と言ったら、「ベッドを温めておきましょうか?」と言われたので、「頼む。」と答えた。
その2時間後にリオが寝室に入ると、パンツ一枚でベッドを温かいているハルがいた。 リオが寝室に入って来たのを見ると、直ぐにベッドから出て脇に膝まづき、「お布団、お温めしておきました。お夜伽の御用は如何いたしますか?」と無表情で事務的に言った。 ベッドを温めるって、こう言う事か! いやいや、夜伽ってお前はまだ女になってないだろ! 確かに俺は熟女よりロリコン気味だけど..。 リオは心の中で一人で突っ込んでいた。 そうでもしないと、この新しい家族に人間としてしてはいけない虐待を絶好にしない、と確信できなくなっていた。 「夜伽とか必要ない。自分の部屋で休みなさい。」 リオがそう言うと、ハルは「分かりました。ご主人様、おやすみなさいませ。」と言って素直に寝室から出ていった。 灯りを消しても、しばらくはハルの白い肌や細い華奢な身体が目にちらついて眠れない。 一時間ほどして、一度トイレに立った。 ガウンを着て、階段を下りトイレの方へ曲がろうとした時、廊下の反対方向の食堂の床に何かいるような気がした。 不審者? 用心しながらそっと近づくと、それが床から立ち上がった。 「ご主人様、ご用でございましょうか?」 ハルか!何故ここに? そうか、俺はハルの部屋のことも、布団のことも全く指示してなかった! ハルはパンツだけの姿で、梱包用に使われていた布を被って床に寝ていた。 しかもその表情や口調は、リオが近づいて初めて目を覚ましたのではなく、すでに目を覚ましていたようだった。 これは、いや、この子は犬なのか? 既にトレーナーから仕付けられた子犬が、新しい主人の家に買われて来たみたいじゃないか! とりあえず、今夜はどうしよう? 「俺のベッドに寝なさい。」 そう言うしかなかった。 「お夜伽でしょうか?それであれば、用意をいたします。」 違う!ここは寒いだろう。だから、俺のベッドで寝なさい。」 ハルは初めてご主人様に逆らった。 「そんなもったいないことは出来ません。ご身分が違います。」 どう説明、いや、命令でも良い、すれば良いんだ? 「俺はね、君が寒かったりお腹が空いたりするのが嫌なんだ!君のこと、大切にしたいんだ!」 しかしハルの反応は薄く見えた。 「ありがとうございます。 でも、私はそんな価値はございません。」 ああ、もう!とにかく寒いからベッドへ..。 「わかった。布団も温めてくれてありがとう。 しかし、俺は足が冷えやすいんだ。 お前、一緒に布団に入って体温で俺の足を温めてくれるか?」 「はい、仰せ承りました。」 結局ハルは、リオの足元に丸くなって寝ることになった。 「足を温めろ」は口実だったが、ハルは本当にリオの足を両手で自分の胸に抱くようにして温めてくれた。 リオは、困った!と思いながら、いつの間にか心地よく、ぐっすり眠ってしまった。 翌日、昨日の通訳がまた仕事に来てくれた。 リオが昨日の事を話して、まいったよ!と言うと、ちょっと考える風をしてから、話し始めた。 昨夜飲み屋であの奴隷商人にまた会ったが、逃げようとしたから捕まえて白状させた。 あの奴隷は欠陥品だったのを、事情を知らない異星人の中尉に売り付けたそうだ。 チルは人工生殖で生まれるが、元々快楽用の奴隷だから、基本的に主人に媚びるような性格に調整されている筈なのに、ハルは感情が欠落している。つまり、愛想が無い! 他のスペック、想像力、我慢強さ、勤勉性、記憶力、理論的な思考、等が桁外れに優れていたが、愛想がなければ性的な快楽用として高値では売れなかったのだ。 「どうします。感情がないんじゃ飼っててもつまらんでしょう?売りますか?」 リオはハルの無表情の顔を思い出し、そういうことか!と理解はしたが、引っ掛かるところもあった。 夕食が旨かったと言った時に、ハルの目は嬉しがってなかったか? 俺には、嬉しいのを必死に隠そうとしているように見えたが。 「ハルは売らない。ところで、ハルに教育をさせる方法は無いかな?」 「チルに教育を受けさせる人なんていませんからね。いくら教育しても30くらいで死んでしまうから、知識を蓄積してそれを役立てるまで持たないですよ。」 それからハルは、リオから毎日読み書きを習うことになった。 ハルの知能指数は高かった。前に教えたことを忘れていたことは、殆ど無かった。 これは上手く育てたら、秘書とかに向くのではないか? 目立たない、表情を出さない、なんて秘書として理想的では? リオは既に親バカになりつつあった。 しかし政治情勢は厳しくなった。 帝国の軍により、テラ連合とビオンとの宇宙航路の連絡線が切られた。 リオは一人でビオンに孤立したテラ側の代表となった。 ある晩、リオはハルがそっと布団の足元から起き上がるのに気がついた。 トイレだろうと気にしなかったが、しばらくして階下で銃声、男の怒鳴る声、食器などが落ちたり割れる音が響き渡った。 リオがガウンを羽織り、拳銃を持って駆けつけると、裸のハルが腕から血を流して立っていた。 食堂の窓が破れ、室内は激しく荒れていた。 床にビオン独特の長刀と、気絶した一人の男が倒れていた。 「私が見たのは3人、この人以外は窓から逃げました。」 ハルの声は震えても昂ってもいなかった。 「こいつは?」 「確保しました。気絶してるだけです。」 「お前、怪我を..」 「申し訳ありません。ご主人様の財産を破損させてしまいました。」 いや、そうじゃなくて! お前は、怪我なんかして! この馬鹿者! ハルはもう一度「申し訳ありません..」と謝ると、ポロッと涙が一粒だけ頬を流れた。 ビオンシティの治安組織が駆けつけ、ハルが確保した男の身柄を引き継いだ。 ハルは右腕に貫通銃創を負っているが、その痛みも全く顔に出さなかった。 チルの回復力は高い。 翌日までは手を首から吊っていたが、その翌日には傷にテープを貼っただけになった。 その姿で、ハルはリオに申し訳なさそうに報告した。 「ご主人様、申し訳ありません。昨日の被害関係です。 窓の破損。修理は治安当局がすでに業者に依頼済み。こちらの支払いはありません。 食器関係。中皿三枚、買い換えねばなりません。 調理器具。フライパン一枚、柄が曲がって..」 「ちょっと待て!お前、あの男をどうやって確保した?」 「これから報告するつもりでした。フライパンで頭を...。」 「銃で撃たれて、よく助かったな。もう危ないことはするなよ!」 「はい、どうやら彼らは、私が裸でいたことに驚いたようで...」 リオは、報告を打ち切らせた。 」
21/06/04 14:02
(0tOgqPM/)
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環
ハルが来てから半年後。
リオはハルに勉強を教えると共に、テラのバレーを画像で見せて覚えさせていたが、ハルは驚く程短時間でプリマ並の演技が出来るようになり、リオの前で花のワルツを一人で披露してくれるまでになった。 バレー用のコスチュームが入手出来なくて、普段着の灰色のチュニックで踊るから、白く細い足も下着も見えてしまうが、リオはそれも含めて可愛くて美しいと思った。 リオは自分がハルを好きだと言うことを、自分自身に隠さなくなった。 ハルは可愛くて賢い。 俺に忠実に仕えてくれる。 俺はハルが好きだし、だから可愛いその姿を見たい。 女として抱くことはしてないが、今では勉強の生徒として、仕事の秘書見習いとして、家政婦として、そして入浴の世話、マッサージ、布団を温める係として遠慮なくハルを使わせてもらった。 ハルの顔には豊かな表情が浮かぶようになったが、それはリオにしか分からなかった。 それまでリオに裸を見られても平気だったのに、入浴中にリオが僅かに膨らみ始めたハルの胸を凝視した時には、明らかに羞恥に近い感情を見せた。 思わずリオは目を背けたが、ハルは珍しく「申し訳..ありません..。」と慌てたような口調で詫びた。 もちろんリオが「見せろ。」と命令すれば、ハルは喜んで全てを見せただろう。 ハルは自分には生殖能力は無いが、人の性欲や性行動については、調教師から教えられて、かなりの部分まで知っていた。 ハルも密かに考えていた。 私を好きにしてくだされば良いのに。 私はそのために生まれて来たんだから。 身分不相応だから私からは言えないけど、ご主人様が癒されるのなら、私が死んでも構わないんです..。
21/06/04 21:19
(0tOgqPM/)
投稿者:
環
リオがビオンの風土病で倒れた時、ハルは寝ずに看病した。
高熱が続き意識不明になったリオの大小便の処理も、病院の看護師に任せず全て自分でさせてもらった。 ハルが快楽用奴隷のチルであることから、最初は医師や看護師もいやらしい想像をしたが、ハルの献身的な看病を目の当たりにしてその考えを改め、ハルに介護の技術等を教えてくれるようになった。 ハルが未だ意識の無いリオの全身を拭き浄めていた時、たまたま病室の中はリオとハル二人だけだった。 ハルは小さな声で「ご主人様、早くこちらの世界にお戻りください..」と言いながら、リオの胸から腹部を拭いていた。 さらに陰部も拭こうとした時、ご主人様の股間が膨らんでいるのに気がついた。 はっ!としたが、男性の生理については売られる前に教育を受けている。 落ち着いてそこも拭き浄めようとしたが、何故か直ぐには手を触れられなかった。 こんなのって、おかしいわ。 私はチルじゃないの。 ご主人様のあそこを触ったり含んだりして気持ち良くするために生まれてきたのに..。 それなのに、ただ拭いてさしあげるために触るのを躊躇うなんて..。 チルにとって何でも無いことが、こんなに難しいのは何故? ハルは気を取り直し、拭き浄めるためにリオのペニスをそっと握った。 私、ご主人様を触るのは初めて..。 こんなに熱くて硬いって、ご主人様、ずっとお一人で慰めることもされてなかったんだわ。 お可哀想に..。 売られる前に、こんな時にどうすれば良いのかは実践を含めて徹底的に教育をされたから、どうするのかは分かっている。 ハルは温かいタオルで硬いペニス全体を包んで払拭した。 続いて睾丸部分から肛門まで拭き浄めたが、やはりリオのペニスは硬く勃起したままだ。 「ご主人様、勝手なことをします。ごめんなさい..。」 小さく呟くと、ハルは右手をそっとリオのペニスに添えた。 ゆっくりと、本当にゆっくりと手を上下に動かした。 握り方も、本当にそっとだ。 「ご主人様が私にこんなことをさせたがらないのは良く分かっています。 本当にごめんなさい..。」 謝りながら、ハルはペニスをさすった。 溜まっていたのだろう、リオは1分もせずハルの手で擦られて射精した。 奴隷教育で叩き込まれた条件反射的な動きで、ハルは射精の直前に、ペニスを口に含んでリオの精液を口内に受けた。 口腔内に溢れる精液を夢中で飲み下すと、直ぐにまたご主人様のペニスを温かいタオルで拭き浄めた。 それからリオの下着を替え、パジャマも着替えさせた。 ハルはご主人様がここで射精したことを、たとえ仲良しの看護師さんにも知られたくなかった。 だから、その匂いが少しでも残っていそうな物は全て持って帰って洗濯するつもりだった。 こんな考えも、性の快楽は当たり前という普通のチルとは全く違ってしまっていた。 ただ、この時のハルには一つ気がついていないことがあった。 リオがぼんやりとだが、意識を回復させていたのだ。 誰かが、身体を拭いてくれてるな..。 気持ち良い..。 おや、俺、チンポ立ってるみたいだが..。 何日もオナニーしてなかったから、これは恥ずかしいぞ..。 あっ、そこも拭いてくれてる。 えっ、チンポを握ってるのか? 柔らかくて小さな手だな..。 ぼんやりとした頭でこう感じていたが、まだ自分の意思では身体を動かせない。 声も出せなかった。 目を覚まさなくちゃ。しっかりしろ、俺。 やっと目が薄く開いた。 そこにぼんやりとハルの顔が見えた。 ハル、困って泣きそうな顔してるね..。 お前には珍しいじゃないか..。 あれ?今、俺のチンポをさすってくれてるのは..、ハルなの? 声が聞こえるな..。 ハルが謝ってる。 チルって淫乱な事が本能的に好きってやっぱりうそだ。 今のハルの顔、初めて恋人のをしてあげる女の子の表情だよ。 恥ずかしくて、不安で、彼がどう思うか心配で..。 そんな顔してる。 可愛いよ、ハル..。 リオは自分が射精したのは感じたが、また意識も薄れていき、自分がハルの口の中で出し、それをハルが飲んでくれたことまでは、分からなかった。
21/06/05 07:37
(COngweib)
投稿者:
環
ビオン全域は内乱状態となった。
民衆派の政府に軍部を掌握した貴族連合が反乱を起こし、民衆派は非常に不利な状況となった。 リオは民実戦指揮の経験は全くないにも関わらず、民衆派の首領に祭り上げられたが、既に首都ビオンシティは貴族軍に陥され、リオは民衆派の指令部と共にあちこちをさ迷うことになった。 ハルは今まで通りリオの身の回りの世話、護衛の仕事の他に、リオを取り巻く10人程のスタッフ達の食事等の世話をした。 集団のただ一人の少女であり、リオに対して献身的なだけでなくスタッフ全員にも親切だから、チルであることが知れても皆から可愛がられた。 しかしある日、細い道路を封鎖する作戦を実行中、民衆軍の指令部に貴族軍の砲撃が直撃してリオ、ハルをはじめスタッフは全員負傷。 特にリオは頭部にも重傷を負い意識不明で、貴族軍の包囲の中を軽傷のスタッフから担がれて脱出することになった。 問題は、誰が追跡してくる貴族軍をここで食い止めて時間を稼ぐかだ。 軽傷のハルは自分で志願した。 チルの本能は、ご主人様の身を離れずに介抱してさしあげるべき、と訴えていた。 しかし、この二年間リオから教育を受けたハルは、それよりリオをはじめスタッフがこの場を離れ、やがて民衆軍を建て直し民衆を解放する方がよりご主人様の意志に添う行為だと判断した。 他の人の反対に対して、「私の身分は、ご主人の奴隷であって、軍人じゃないから命令には従いかねます。」と無表情に正論を言ったが、その直ぐ後には、「ご主人様を運ぶの、私じゃ役に立たないの!早く皆さん、ご主人様を安全なところへ運んで!」と泣きながら訴えた。 もう時間がない。 砲撃で屋根が崩れたトーチカに、軽機関銃1丁と銃身の長いモーゼル式拳銃を持って一人で立て籠り、接近する貴族軍を足止めした。 迫撃砲弾が落下して機関銃が壊れた。 修理する時間がない。 モーゼル拳銃で射撃を続けようとしたが、死角から接近した勇敢な敵兵が屋根の穴から手榴弾を投げ込み、その爆発でハルは意識を失った。 ハルは貴族軍に捕らえられ、即時銃殺になるところを、貴族軍の情報士官から一旦救われた。 ハルがリオの召使いだったことから、有益な情報が取れるかもしれないと考えたのだ。 チルは倫理観や義務観は乏しいはず。 拷問に掛けるぞ、と脅せば簡単には喋る筈だったのが、ハルには通用しなかった。 ハルは拷問を含む尋問の専門家に身柄を渡された。 施設は高い壁に囲まれ、あちこちから悲鳴や苦痛の呻き声が聞こえる。 砲弾と手榴弾で全身に擦過傷と火傷を負ったハルは、護送車から下ろされると、治療も受けさせられずに全裸にされて消毒薬のシャワーを浴びさせられた。 強い薬が全身に滲みて、激しい痛みが襲った。 それから身分確認を兼ねた登録をされる。 「名前は?」 「ハル」 「姓名を言え!」 「奴隷です。姓はありません。」 「年齢」 「13」 「どうして賊軍にいた?」 「ご主人様について行きました。」 「ご主人様?それは誰か?」 「テラン連合使節、ビオン民衆軍指揮官、リオ=サカモト」 答えた途端に、鞭で顔を横殴りにされ、ハルは床に倒れた。 「立て!」 頭がくらくらして立つのが遅れたら、今度は背中を打たれた。 打たれるのは我慢できるが、その敵士官が 「民衆どもが兵隊さんゴッコをしても、この様だ。」と言ったのはハルも意地になった。 ハルはリオが遊びで教えてくれた軍人の姿勢、動きを覚えている。 きびきびしてきれいな動き..。 こいつらにご主人様の兵隊さんをバカにされたくない! ハルは勢いよく立ち上がって気をつけの姿勢をとった。 「なんだ?お前も兵隊さんゴッコか?」 士官はハルの腹を膝で蹴った。 苦しくて身体を折って座り込みそうになったが、意地で座らなかった。 士官は手に持った資料に目を通すと 「なんだ、お前、チルか? ご主人様に、ここでサービスしたのか?」 と手に持った鞭をハルの股間に差し込むと、乱暴にしごいた。 ハルが苦痛の表情を出すまいと耐えているのを見て士官は鞭を引き抜き、「まあ、時間はたっぷりある。俺はこれでお前を可愛がってやってもいいぞ。」と薄笑いを浮かべて後ろを向いた。 ハルはちょっと気を抜いたが、それが拷問の専門家の手口だった。 士官は急に振り返りざま、ハルの薄い乳房を激しく鞭打った。 一撃で白い肌が裂け、右の乳首の上から左の乳首の下に掛けて、赤く線状の傷が着いた。 ハルは叫びかけたが、歯を食いしばって悲鳴を飲み込んだ。 士官はちょっと感心した様子で「ほうほう、これは楽しみな..」と言うと、後を下士官に任せて一度退室していった。
21/06/06 16:38
(UPqS0b99)
投稿者:
環
下士官は兵卒二人に手伝わせて、徹底的にハルの身体を検査した。
身長体重からスリーサイズ、乳首の直径や高さ、クリトリスの大きさ発育程度、左右のビラの形状など、全てメジャーや物差しで実測された。 下士官が膣を調べようと、挿入用の棒を握ってハルの前にしゃがんだ。 「足を開け!」 ハルは足を広げると、膣に訪れる痛みに耐えるために目を閉じた。 ご主人様、出来たら早めに摘み取って欲しかったです..。 そう思って覚悟を決めたのに、なかなか痛みが始まらない。 ハルが目を開けると、しゃがんでハルの外性器を見ていた下士官が、不思議そうなな顔をして聞いた。 「お前、チルなのに、まだ処女か?」 下士官は多くの女性を調べてきて、外性器を見るだけで大体女性の性経験が分かるようになっていた。 ハルが「そうです。」と答えると「後ろもだな。」と確認し、「せっかく取っておいたのに、ここで余計に苦しむことになるぞ」と言った。 ハルは苦痛や辱しめは恐くなかった。 もうご主人様に生きて会えないのが辛いだけだった。 自分の身体は、ここで破損される。 もうご主人様の所有物に相応しくなくなる。 ご主人様、申し訳ありませんが資産台帳から、 奴隷1人、死亡または永久破損 と削除をお願いします。 そう考えていた。
21/06/06 22:16
(UPqS0b99)
投稿者:
環
戻って来て士官は、下士官の報告を聞くと嬉しそうに笑った。
「そうか、お前処女か!テランは変なところで格好をつけたがるものだな。」 それから彼はハルを別棟のバラックに連れていった。 「お前、しゃべる前に自分で自分を始末しようと思ってるだろう。そう簡単には楽にさせんよ。」 そう言うと、バラックの囚人全員を集めた。 10歳から60歳まで、全て女性で100人。 その囚人達の前にハルを立たせて紹介した。 「こいつがお前達の首領の性処理係だった女だ。これから毎日痛い目にあって話をしてもらう。」 「そこでだ!もしこの女が死んだら、お前達全員同じ目に遭うからな。せいぜい世話をしてやれ!」 ハルは自分で自分を始末出来なくなった。
21/06/07 13:39
(.0vGYm.V)
投稿者:
環
女達は絶望したようだ。
か弱く幼いチルじゃないの? ここの残酷な拷問に耐えれる訳ないわ。 明日には死んでしまうかもしれない。 そうしたら、私達も..。 ハルを遠巻きにして、そんな目で見るばかりで、誰も話しかけてくれなかった。 夕飯が来たが、副食もない薄い塩味の穀物の粥だけだった。 女達の中でも収容されて長い者はビタミンやたんぱく質の不足で病気になりかけていた。 毛布と言うより薄いぼろ切れを被って、直に床に寝る。 床はコンクリートで冷たく湿っていた。 翌朝は5時に起床して点呼。 その時、違反物が持ち込まれてないか1人1人全裸にされて検査を受ける。 検査するのは下働きの女性だが、気紛れや苛めるために、膣や肛門に棒を差し込まれて調べられる女囚人もいた。 ハルは特別に、昨日の下士官が直接調べた。 「気をつけ!」 「両手を頭の後ろに!」 「足を開け!」 「腰を落とせ!」 女達の見ている前で、ハルは股間を指で拡げられて検査された。 棒を突き刺される検査はされなかった。 それは後で士官殿が楽しみながらするのだろう。 身体検査と同時に、室内にある寝るためのボロ切れや食器など僅かな品も検査された。 それから朝食。全く夕食と同じ物だ。 取り調べや拷問の呼び出しが無い者は、バラック内と、その外にある壁に囲まれたれ僅かばかりの雑草の生えた空き地で1日を過ごす。 この空き地は、規則違反をした囚人を他の囚人への見せしめに罰する場所でもあった。 ハルはその日10時頃に呼び出されるまで、一人で空き地の雑草を抜いていた。 ハルが呼び出されると、囚人全員が集まって連れて行かれるハルを祈るような目で見送った。 なんとか生きて戻ってきて。 そうでないと、私達..。 昼過ぎ、全身を鞭で打たれて赤い傷痕だらけになったハルが両脇を抱えられて戻ってきた。 全裸にされ、両手を吊られての鞭打ちだった。傷痕は背中だけでなく、胸や腹にも付いているし、吊られた両手首にも深い縄の痕がついていた。 連れてきた兵卒は、 「ほら、介抱してやれ。」 と言うと、ハルの身体をドサッと床に放り出した。 女の中でもしっかりした囚人が何人か近寄ってハルの顔を覗き込んだ。 「貴女、大丈夫?」 とハルにおどおどと聞いた ハルは自力で立ち上がって「大丈夫。しっかりしてます。」と言った。 そして自分で歩いて朝に抜いた雑草を集めた上に転がった。 熱を持った鞭の痕が少しはひんやりとした。 周りから、ほっとしたため息が聞こえた。 目を閉じて休んでいたら、急に額に冷たい物が乗せられた。 目を開けると、ハルよりちょっと歳上の女の子二人が水に浸した布を額に当ててくれていた。 水は厳しく制限されているはず。 あわててハルが起き上がろうとすると、二人の女の子は「このくらいしか出来ない。頑張ってください。」と涙を流して、ハルをまた寝かしつけた。 その日、午後2時過ぎに2度目の呼び出しがあった。 今度は例の士官が来ていた。 拷問部屋で、またハルは吊るされたが、今度は両足を拡げて逆さに吊るされた。 士官はハルの全身に鞭を振るった。 午前中の傷の上に、また新しい傷が記された。 午前中には打たれなかった太股の内側にも鞭が巻き付いた。 胸も乳首を狙って何度も打たれた。 士官はハルに何も質問しなかった。 とにかく責めるための責めだった。 同じ部屋に別の少女が連れて来られた。 別のバラックの囚人らしい。 15か16歳位のその少女も、ハルと同じように開脚で逆さ吊りにされた。 ハルは逆さ吊りされたまま、放置された。 新しく来た少女に鞭が飛び、最初の一撃が胸を打つと、少女は「ギャー!」と悲鳴をあげ、吊られたまま激しく悶えると、開いた股間から銀色のしぶきを吹き出した。 それにも関わらず、連続して鞭が少女の身体を襲う。 「ひーっ!」「やめてー、死ぬー!」「助けてー!何でも、何でも言う、何でも言うから!」 少女の身体は次第に赤く染まっていき、声はだんだんと小さくなった。 股間からは時々断続的におしっこが吹き出した。 士官は鞭を振るい続けた後、やっと腰を屈めて少女の顔の高さに自分の顔を近づけ、こう言った。 「さあ、話せ!」 少女は小さな声で何かを士官にしゃべった。 士官は、「そうか。うん、そうなんだな。」と微笑みながら聞き、最後に「良く話したな、これで全部だな?」と穏やか声で念押しした。 少女は士官の優しげな声で安心したのだろう、「全部です。全部話しました..。だから、もう、打たないで..」と懇願した。 士官は立ち上がると、もう一度少女に「よしよし」とあやすように言うと、いきなり鞭を振りかぶって、少女の開いた股間を痛打した。 「うぎゃー!」 動物が殺されるような悲鳴を上げ、少女は全身がダランと弛緩した。 下士官が少女の口鼻に手を当て呼吸を調べ、続いて鞭で真っ赤に染まった胸に手を当てて心臓の鼓動を調べた。 「死にました。多分精神が苦痛に耐えられずに..」 士官は「もうか?たったこれだけでか?」とつまらなそうな表情をすると、兵卒の持っているバインダーの紙に何か数行書き込んだ。 そしてハルの方を向き直ると、「お前は良い子だ。多分こいつより、ずっと楽しませてくれるだろうな。」と冷ややかな顔をして笑った。 ハルの全身は鞭の嵐を受けた。 大きな悲鳴は上げなかったが、「くうっ!」「ぐっ!」「あうっ!」と悲鳴を飲み込むのに声を出してしまった。 士官は、「そうそう、良いぞ!少しずつ、声が出始めたじゃないか!」と喜んでいる。 ハルはまだ股間を力一杯打たれない。 この人、今日中に絶対やるつもりのはず。 多分、私、さっきの子みたいに悲鳴をあげるんだろうな。 そして、この人を喜ばせてしまう。 悔しい! 本来のチルには無い筈の感情だった。 そんなハルの心を見透かしたように、士官は条件を持ち出した。 「お前の股間を打つつもりだが..」 「お前が、気絶もせず悲鳴をあげなかったら褒美をやろう。 いやいや、お前が我々から褒美を受け取らないことぐらい分かる。」 「これからの一撃で、お前が気絶もせず悲鳴をあげなかったら、今晩はお前のバラックのお前を除く囚人ども全員にチーズ20グラムだ。」 ハルの脳裏に、昼間額を冷やしてくれた二人の女の子が浮かんだ。 ハルは逆さに吊られながら、初めて口を開いた。 「もし、悲鳴をあげたら?」 「いや、今日は気分が良い。囚人達を処分まではしないよ。 その代わり二人ほど、今お前がされてるのと同じことをしてもらう。」 ハルは迷ったが、士官は思ったより親切だった。 「受けるか受けないかお前が迷う必要はない。 これはこちらが一方的に決めたことだ!」 ああ、そうだった..。私は迷う必要は無かったんだ。 ただ、耐えるだけ..。 ハルは二回深呼吸をして、来るべき苦痛を待ち構えた。 士官は鞭を構えた。 パンッ! 音だけ聞くと、乾いて軽いようにも聞こえる音だった。 士官の鞭は、真上から垂直にハルの割れ目を高速で直撃した。 ハルの股間、割れ目付近の皮膚と外に出ている粘膜は破れて直ぐに出血し、全体は見る見る腫れ始めた。 士官は鞭を振り下ろしたポーズのまま、しばらくハルを観察していた。 悲鳴は上がらない。 気絶もしていない。 さっきの少女のような失禁もなかった。 約1分後、士官は下士官に、「話は聞いてただろう。食料係に連絡しとけ。」 と言った。 それからハルに、 「残念ながら、明日は出張なんだ。 さっきの娘からの情報でね。 お前とは明後日会おう。」 と言うと部屋を出て行った。 あの下士官が 「もう、良いぞ。」 と言ったと同時に、ハルは失神して股間から銀色の飛沫を出してしまった。
21/06/07 18:57
(.0vGYm.V)
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環
ハルは吊りから下ろされると、拷問室のコンクリートの床に転がされて、全身に水を被せられ血を洗い流された。
やっと気がついたハルの顔を見て、下士官は「傷を洗えば、治りが少しは良くなる」と言ったが、直ぐに顔を背けて 「治っても、また拷問だけどな。」 と呟いた。 両脇を抱えられ、バラックに連れて行かれたハルの身体が床に放り出されると、昼間の二人の女の子だけでなく、大勢の女達が群がってきた。 口々に「大丈夫なの?」「酷い目にあったのね。」「ああ、なんと言う傷かしら!」とハルを心配してくれた。 昼間の冷淡な雰囲気と違ってきたのは、ハルの命と自分達の命が連動してることだけでは無いと分かったらしい。 ハルは顔を上げて微笑み、大丈夫だ、とアピールすると、バラック内の自分の寝床の位置に折れ込んだ。 配食ー!係の者、受領せよー! ざわざわと囁きが広がった。 チーズ!本当に?あの話、本当だったの! 嬉しい、何ヵ月ぶり。 皆、監視の兵卒達から怒られない程度の小声で囁き合っている。 小さなチーズの塊が入った箱が渡された。 監視の兵卒が念押しする。 「あの女の分は無いぞ。士官殿からのきついお達しだ。 誰もあいつに食べさせることはならんぞ!」 監視の兵卒達が次のバラックへと移ると、大騒動になった。 美味しい!本当に美味しい! お母さん、私のも食べて。お母さんの病気、治るかもしれない。 貴女が食べなさい。これから大きくなるんだから。 良かったね。生きてたら良いことあるよね。 ハルは寝床の中で、天国にいるような気持ちで皆の声を聞いていた。 私が耐えたら、皆にこんなに喜んでもらえた。 ご主人様、ハルはご主人様の奴隷として、ご主人様に喜んでもらえるように、まだ頑張ります。 きっと元気になってくれてますよね..。 それともう1人、あの士官の顔が浮かんだ。 貴方にも、感謝します。チーズは借りです。 その晩、ハルは高熱を出した。 打たれた所が全て熱を持ち、激痛で身動きするのも辛かった。 夜中に、寝床の位置からそっと這って、通路脇のすきま風が入る所に移った。 昼間の女の子が気がついた。 どうしてこんな所に?寒いですよ。 「ごめんなさい、私、今は動けないの。 お手洗い、行けないんです。 もし漏らした時、ここなら皆に迷惑かけないから..」 女の子は友達を起こすと、二人でハルに肩を貸して便器のところまで連れていってくれた。 「いつでも、言ってください。」 翌日は言われた通り呼び出しは無かった。 ハルは食事の粥を僅かに食べただけで、ずっと横になっていた。 二日後、約束通り士官から呼び出しがあった。 皆が心配する中、ハルは全身の痛みを誤魔化すかのように、きちんと立って自分で歩いて行った。 士官はハルを見て「うん、思った通りだな。また私を遊ばせてくれるんだな。」と笑った。 「しかし、今日は鞭での遊びは無理なようだな。では、火遊びといくか。」 ハルは空中で両手両足を大の字に引っ張られるように吊られた。 足首に繋がれた鎖が左右に引っ張られ、両足が裂けるように拡げらると共に、その体重が掛かっている両手首、両肩が外れそうに痛んだ。 士官は、手に持った杖でハルの乳首をつついたり、手袋をした指でハルの股間を弄ったりしてハルの反応を確かめていたが、ハルがかなりの痛みを堪えているのを知った。 「まだここは無理だな。とりあえず、両方の尻だな。」 そう言うと、下士官に何かを命じた。 やがて下士官が持ってきたのは、先が赤く焼かれた鉄の棒だった。 「左右の尻に5秒づつ押し付ける。 どうだ、また賭けに乗ってくれないか?」 「お前には悪くない条件にするぞ。 お前が我慢して我慢して、辛い思いをするのが堪らなく好きになりそうだ。 もしお前が勝ったら、お前のバラックの粥にベーコンの屑を入れさせるぞ?」 ハルはまたこの士官について、一つ分かってきた。 仕事より自分の変態志向を優先してるんだ。 ご主人様の事を喋らされるとか考えなくても良いんだ。 ありがたい! 「お受けします。お願いします。」 ハルははっきり言った。 「うんうん、そうでなくては!よし、5秒時間計れ!」 そう言うと、ハルの右後ろに立った。 あっ、お尻に熱い空気が..。 もうすぐ..。 ジュッと音がした。 正確には、大きくジュッと聞こえた後も、ジュジュジュと小さくなりながら連続して聞こえた。 わずかに遅れて、肉の焼ける匂いもした。 すごい激痛だった。 ハルは吊られた両手が引きちぎられるかのように、尻を中心に身体をのけ反らせ、激しく空中でのたうった。 一昨日の性器への鞭打ちでも漏らさなかった失禁を、焼きごてが当てられると同時に漏らしてしまい、床に大量の尿を撒き散らした。 下士官の数える声が遠くから、ゆっくりと聞こえた。 「4秒、5秒!」 士官は焼きごてをハルの尻の皮膚から離したが、苦痛は同じ痛さでまだ続いた。 しばらく空中で悶えたハルは、ハッと気がついた。 悲鳴は?私、悲鳴をあげたの? 目の前に立った士官の顔を見て、あげてない!と分かった。 「うーん、片方は耐えてくれたか。 しかし、失禁したところを見ると、昨日よりは応えたようだね。」 「さあ、左側も頑張ってくれたまえ。」 士官は下士官から新たな焼きごてを手渡されると、またハルの後ろに立った。 ハルは今度は痛みがいつ襲ってくるかより、奥歯を噛み締めて、悲鳴を上げないことに意識を集中した。 右に押された場所とほぼ対称の左の尻に、焼きごてが当てられた。 またジュッ、と言う音。肉が焼ける匂い。 心臓が口から飛び出しそうな衝撃だった。 また僅かだが、失禁した。 噛み締める奥歯が折れそうだ。 下士官の声がゆっくりとスローモーションで聞こえる。 視界の中に、ここに居ない人の顔が浮かんだりする。 あっ、これ、私、危ない..。 気絶したら..負け..。 しっかり、私!ハル!ご主人様からいただいた名前! 「5秒!」 気絶してないのを見せるために、ハルは顔を上げて自分の前に立った士官の顔を睨むように見た。 士官の顔は、本当に嬉しそうだ。 「よーし、本日の私のお楽しみはおしまい。 ハル、小便漏らしたことは気にするな。 普通なら大便を漏らしてる。」 「あっ、そこのお前。こいつのバラックの増食の連絡を忘れるなよ。」 そう言うと、士官は去っていった。 あの人、さっき私の名前を呼んだ..。 これまで、お前、で済ましてたのに。 ハルにとっては、不安なことだった。 手足の鎖を解かれ、足をガクガクさせながら床に立った。 「すみません、床を汚しました。お掃除します。」 そう言って片隅にあった雑巾を取ろうとしたが、四つん這いからなかなか立てなかった。 下士官が怒ったような口調で「もう良い。早く来い。」と言うとハルを洗い場に引っ張って行き、うつ向けに寝かせると、水道の水を出しっぱなしにしてハルの尻に当てた。 「あの..、勿体ない..」 ハルがおずおずと言うと、「お前は余計な事を言わなくて良い!」と言い、数分間火傷を冷してくれた。 「よし、連れて行け。あと、これをバラック長に!」 下士官はハルを連れて行く兵卒に、塗り薬を託してくれた。
21/06/08 15:57
(ZkYIJCPZ)
投稿者:
環
ハルは寝床にうつ伏せに横たわって痛みを堪えた。
焼きごての火傷は、鞭の傷より遥かに痛みが激しい。 一晩中脂汗と冷や汗が流れ、ぼろ切れを咥えて呻き声を堪えた。 眠れないままに、色々考えようとしたが、痛みに考えがまとまらない。 あの士官は、なぜ私を尋問しないのだろう? 明日も違う拷問をされると思うけど、また懸賞付きかしら。 それって、私が拷問に耐える動機付けになるんじゃ...? そっか!あの士官、私とのゲームを長く楽しみたいんだ。不思議な人だな。 ハルの精神構造こそ不思議なのだが、ハルは今の環境にいることに楽しみを見出だし始めた。 翌日は水責めだった。 水に沈められるのではなく、体内に水を入れられるのだ。 「全部で6リットル。口から飲んでも良いし、尻から入れても良い。とにかく全部お前の身体に入れてしまえばお前の勝ちだ。 ただし、尻から入れたら栓をして夜までは出させんぞ。」 「私は寛大だから、小便として出る分は許してやる。それと、本日お前が勝てば、全員に石鹸とシャワーだ。 お前はシャワーは要らないな。自分の小便にまみれることになる。」 ハルの正座した前に、いつもの下士官が1リットルの容器に入った水を6本並べられた。 たった6リットルだ。 全部飲むのは無理でも、腸に入れるのなら入るのでは? 「始めは飲みます。」 ハルは一本目の容器を手に取り、口を付けた。 嫌な匂いはしなかったが、ほんのちょっと甘辛いような味がした。 なんとか一気に飲んでしまえた。 二本目の途中から、飲めなくなった。 胃が張りつめて、入っていかない。 それでも我慢して飲み干した。 「そんな小さな身体で、良く飲み込みるな。」 士官が感心したように言う。 「すみません、口からはもう入りません。お尻からお願いします。」 肛門から注入されるとなると、女の子の一番恥ずかしい部分、性器と肛門も見られる。 恥ずかしくない訳ないし、とても悔しい気持ちだ。 「これは辛いぞ。尻の穴の中で膨らむ栓だから、本当に自分では抜けんぞ。」 士官が脅かすように言った。 「お願いします。」 ハルの毅然とした声が響いた。 肛門に管を差し込まれ、内部で管の先風船状の部品を膨らまされた。 抜こうとしても、肛門の許容する太さより遥かに大きいゴム風船のような部品が肛門の内側で膨らみ、物理的に出せなくなった。
21/06/09 20:37
(.ftK8o0L)
投稿者:
環
ハルはコンクリートの深さ30センチほどの水槽のような窪みの底に、手首は万歳のように伸ばして、足首はカエルのようにM字に曲げた状態で鉄の輪で固定された。
さらに腹部も幅10センチほどの皮のベルトで水槽の底に固定される。 その状態でハルの肛門から伸びるゴム管に、ポンプのシリンダーが接続された。 シリンダー部品に2000ccの液体が注ぎ込まれる。 「さあ、ハル。お前の腹が妊婦のようになるぞ。処女で妊娠したと写真に撮っておくかな。」 士官は大好きなオモチャで遊び始める子供のように、はしゃいで見えた。 ポンプのスイッチが入れられた。 ウィーン....、と言う小さな音と共に、シリンダーの液体がハルの腸内に入っていく。 それほど急な速度ではない。 それでも1000ccを越えるあたりから、ハルは腹部の膨張が気になってきた。 お尻の方だけじゃなくて、お腹全体が膨らむんだ..。 最悪腸が破れたら、やはり死んじゃうかもしれない。 小柄な私の身体にどれだけ液体が入るかしら。 腸が破れるのが恐いと考えないでは無かったが、そうしてハルが死ぬと、あの優しい二人の少女を含め100人以上の人が...。 それを考えると、恐かった。 シリンダーの2000ccが空になったと報告を受け士官は、残りの2000ccをシリンダーに入れて注入せよ、と命令した。 またモーターの音がして、ハルの腹が膨れていく。 残りが1000ccになるころは、ハルの腹部は一見して膨張し、腹部を押さえてるベルトが食い込んで痛々しく見えた。 事実、ハルは苦しんでいた。 お腹が破裂してしまいそう..。 胃に入ってる分が吐きそうになる。 お腹を押されているベルトが痛い! 息がしにくい..。 空気を吸い込めないような..。 腸と胃の異常な膨満で、ハルは肺が圧迫されて呼吸さえ困難になっていた。 腸で吸収された水分は、尿となってハルの膀胱から排出される。 その尿はハルが横たわっている水槽の其所に溜まり、ハルは自分のおしっこの水溜まりに浸かっているようになっていた。 ハルの呼吸が吐くばかりで、ほとんど吸い込めない程になった時、士官がポンプのモーターを止めるように命令した。 「自分の小便に浸かって、良いざまだな。ハル!」 士官はハルの膨張した腹部をブーツを履いた足で踏もうとしたようだ。 しかし、ブーツの踵はハルの腹部に巻かれたベルトに当たって滑った。 士官は腹を立てたようで、近くの兵卒にハルの腹部を固定していたベルトを外すように命令した。 若い兵卒がハルの尿に濡れたベルトを外す時、ハルは薄く目を開け、小さな声で「きたなくて..、ごめんなさい..」と謝った。 若い兵卒は、もうとっくにハルは気絶してるものと思っていたらしく、とても驚いたようだった。 ベルトが外されたハルの腹部を、士官がブーツで踏んだ。 破裂させようとしたのか、どのくらい膨らんでいるのか様子を見る程度だったのかは分からない。 ブーツの踵が腹部に食い込んだ時、ハルは激しい腹部の苦痛を感じた。 腹の中で膨らんでる腸が、士官の靴の圧力で、一気に違う方向に動いたようで、ハルは腹の中で腸が千切れたかと思った。 士官が踵でハルの腹を踏んだのは、ほんの1、2秒くらいだった。 ハルは口から胃の中にある水を、血と一緒に吐いてしまいそうな気がした。 士官が踵を除けると、ハルの腹部はグルグルグルと激しい振動をした。 ハルはその苦しさに、手足を固定されながらも、のけ反るように悶え苦しんだ。 その苦しさが一段落した時、ハルは自分の呼吸が楽になっているのに気がついた。 ベルトを..、外してくれたからだわ..。 再び薄く目を開けて、今度は士官の方を見てみた。 士官はモーターを入れるように命令すると、ハルの方を見て、ニヤリ、と笑った。 ハルは6000ccの水を体内に飲み込むことに成功した。 約束どおり、バラックの囚人達は、その日の午後、シャワーを浴び、石鹸で身体を洗うことを許され、さらに衣類の洗濯まで許可された。 ハルはそうなったことを、ずっと水槽の底に固定されて、自分の尿に浸かった状態で士官から聞かされた。 「ありがとうございます。」 自分の尿に浸かったハルから見上げられながら、礼を言われた士官は面白そうに笑いながら、「水じゃなかったな。塩分と糖分を混ぜたやつがいたからな。まあ、良かろう。おかげで私が明日も楽しめる。」と言って立ち去った。 ハルも気がついていた。 リオから「真水より浸透圧が体液に近い液体の方が吸収が早い。」と教えてもらっている。 今日飲まされたりお尻から注入されたのは、味が着いてた。 やっぱりあの下士官さんなんだろうか? いや、それより一番苦しかった時、なぜあの士官は腹部のベルトを外してくれたの? しかし、夕方石鹸の香りと嬉しそうな笑い声に溢れたバラックに戻ったハルはもう考えないことにした。
21/06/11 21:32
(KR298EF9)
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