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1:新・のぞき穴
投稿者:
田中重蔵
戦後から10年、ようやくこの山間の集落も平和な時代を迎えようとしていた。
その矢先、藤崎 進は出稼ぎ先の大阪で事故に遭い42歳の生涯を閉じた。 晴菜は進と世帯を持って20年、ひとり娘を嫁がせてわずか一年後の事であった。 読経の流れる仏間、喪服に身を包んだ未亡人晴菜の白い肌は悲しくも美しく男たちの目を引いていた。 「まだあの若さ、未亡人としておくには忍びないじゃろう・・・」 男どもの陰口が囁かれていた。 あれから一年、この集落に新しい道路拡張の話が持ち上がって話は急を告げていた。 藤崎の敷地も一部拡張のためしばらく新たな借家を探すことが役場の職員から通知を受けた。 「重蔵さん、物件を探しました、一度見に行ってもらえないか」 提案された物件は隣の村はずれの農家であった。 築50年の古い農家は母屋と離れの納屋、それに連なる風呂場と便所である。 重蔵はひとり自転車をこぎその物件をくまなく回って見た。 納屋は広く昼間でも戸が閉まって暗いが一条の光に目を止めた。 節穴から漏れる光、重蔵はその節穴に目を凝らした。 「えっ、この板塀の向こうは脱衣場じゃねえか」 僅か一センチにも満たない節穴であるが覗けば脱衣場は丸見えである。 その時重蔵の脳裏に浮かんだよからぬ妄想にニヤリといやらしい笑みを浮かべた。 ここへ引っ越しすればあの嫁の裸体を覗き見ることができる・・・還暦をとっくに過ぎていた重蔵の鼓動は激しく打っていた。 「義父さん、借家どうでした?」 晴菜は重蔵の帰りを待って尋ねた。 「ああ、古いが広い家じゃ二人が住むには広すぎるがええか」 「ええかまいません、ここからもわりと近しいいじゃないですか」 「そうか、お前がいいのならそこにするべ」 略 「おい、晴菜今日は猪肉にしろ」 重蔵はかってマタギであった、冬は猟に出て猪やクマを打ち春や秋は山菜を採って生計を助けていた。 猪肉はきまって味噌で味付けをして野菜やキノコをふんだんに入れて食う、冬に向かう10月もはや過ぎようとしていた。 「今日はお前も飲め、進がいないのは残念じゃが気を強く持って生きろ」 囲炉裏を囲んだふたりだけの食事であるが重蔵は晴菜に気を配った。 (今夜あたりあの熟れた肌を覗くとするか) 猪鍋を食いながら焼酎を湯のみ茶わんでグイと空けた。 「義父さん今日は少し飲みすぎじゃないですか?」 真っ赤な顔とチカチカする浅黒い肌はギラギラとみなぎっていた。 「ああ分かった、明日早いからすぐ寝るからお前いつでもええで風呂に入ってこい」 時計は8時を過ぎていた。 「まあこんな時間、風呂が覚めますのでよろしくお願いします」 晴菜はそう言って台所の始末を始めた。 「じゃあ俺も寝るとするか」 下駄を履くと便所に行く素振りを見せてそ~と納屋に忍んだ。 真っ暗な納屋を重蔵は手探りで奥に入った。 晴菜が来れば足音ですぐわかる、寒い納屋ではあるが火照る体はかえって心地よかった。 暫くするとカツカツと下駄の音が耳に入った。 (来たな・・・) ギイー カチャ あの節穴から一条の光が漏れた。 「ここだな」 重蔵の鼓動は激しく打った。 脱衣場と板塀を挟んだ秘密の空間、晴菜は知る由もない。 「おお、良く見えるわい」 晴菜が野良着の上着を脱いだ・・・ 豊満な乳房が下着を通して浮かぶ 「フフ・・これからじゃ」 何のためらいもなく下着を脱ぎ捨てた。 「ああ・・凄い乳じゃ」 脱衣場に灯る豆電球の光に浮かぶ白い乳房に重蔵の股間は疼き始めていた。 つづく
2021/04/12 15:25:51(qTIpXGih)
投稿者:
田中重蔵
晴菜さんこんばんわ。
続編をここに投稿します、見てください。
21/04/12 18:07
(qTIpXGih)
投稿者:
田中重蔵
重蔵の鼓動は激しく思わず固唾を呑んだ。
晴菜はモンペを脱ぎ始めた、白い腰巻が包む巨尻、ためらいもなく腰巻の紐に手がかかった。 重蔵は瞬きを止めて食い入るように覗き込む。 「おお・・」 下腹部の黒いヘアーが卑猥に覗かせる。 「堪らん・・・進の奴こんな女房残して悔いだろう・・」 晴菜が振り向いた、白い巨尻と尻エクボ 「これが熟れ尻か、死んだ女房とは比べ物にならぬわ」 洗い場に入ると重蔵からの視線から消えた。 ザザー ザザー 裸体を流す音だけが耳に入った。 褌からはみ出した〇〇は天井を突き上げるような勢いを見せていた。 沸き起こる欲望、すでに亀頭は先走った汁を流し始めていた。 「くそっ」 重蔵は納屋を出てひとり冷たい布団に潜り込むのだった。
21/04/12 18:24
(qTIpXGih)
投稿者:
たけし
いいですねえ
展開が楽しみです
21/04/12 21:25
(EOuX6/Bx)
投稿者:
田中重蔵
その晩 重蔵は興奮して寝付かれなかった。
収まらない〇〇を手でしごきながら晴菜のあの熟れた肉体を想像していた。 「はるな、尻を貸せ・・・そうだ」 押し寄せる快感が脳裏を走ると嫁の名を口にして妄想に耽った。 快楽に歪む顔、プルプル揺れる乳房、下腹部、くねる腰 「はるな~・・・ううう~」 体液を褌に放出すると重蔵はグッタリとし、やがて深い眠りに就いたのである。 あの晩以来、嫁晴菜を見る視線が変わっていた。 それを晴菜も薄々感じていたがまさか自身の裸体を時々覗かれていたとは知らなかった。 四十路に入ったばかりの晴菜、まだ時々疼く肉体を慰めるのは夫でなく自身なのである。 出稼ぎに出る晩のことを思い出していた。 「ねえ、明日から当分お預けだから今夜して」 「お前も好きだな、じゃあやるか」 進は晴菜の帯を解いた。 「相変わらずええ乳してるな」 露わになった乳首を吸いながら進は言った。 「ああ~・・もっと吸って」 (*´ε`*)チュッチュ(*´ε`*)チュッチュ 晴菜の手が進の〇〇を握ると緩やかにしごいた。 「きもちいい・・」 「ああ、あれしてくれ」 「いいわ」 晴菜は進の下腹部へと顔を埋めていった。 「あなた・・・」 遺影を前にして寝間着の浴衣の懐に手を差しのべ乳房を弄った。 硬くなった乳首は指で愛撫された。 「ああ、きもちいい」 次第にはだかれた浴衣から熟れた肉体が露わになり悶え始めるのであった。
21/04/12 22:36
(qTIpXGih)
投稿者:
晴
程よいいやらしさがたまらない!
続編楽しみです
21/04/13 08:59
(gZQc5HD9)
投稿者:
田中重蔵
ありがとうございます、そう言って頂くと嬉しいです。
私の秘密の部分はあなたしか知りません、でもお一人いれば私は十分です。 またお話ししましょう。 今度はハーモニカで童謡唱歌や「北の国から」などのテーマソングお聞かせしたいです。
21/04/13 13:24
(fObvFhvo)
投稿者:
田中重蔵
「義父さん、進さんの月命日です、買い物もありますのでお寺に寄ってきます」
「そうか、行ってこい 俺は山に入るから遅くなるが心配するな」 重蔵は朝食を済ませると猟犬を従えて山に入って行った。 晴菜は重蔵が洗濯に出した作務衣や褌を抱えて洗濯の支度にかかったが褌の汚れが目に入った。 明らかにそのシミや匂いは体液であった。 あの歳になっても重蔵は男である事を認識をした時であった。 たしかに重蔵の視線に危ういものを感じる出来事がある、台所や畑でふと振り向くと時々視線が注がれている。 目を合わせると必ず重蔵は目を反らせた・・・ 洗濯を終え干し竿に掛けると身支度を整え寺に向かった。 唐礼寺はバスに乗って3つ目の停留所から歩いて15分かかる、階段を上り石仏の並んだ西に本堂と庫裡がある。 「ごめん下さい」 晴菜は声を掛けた。 すると50歳ほどの住職西堂が本堂から返事を返してきた。 「ああ進さんの奥さんだったのう」 「はい、今日は夫の月命日で寄らせていただきました」 「そうですか、それはそれは・・さあ上がりなされ」 「お庫裡さまはお変わりございませんか?」 「今、お庫裡は入院して居るわしひとりじゃ」 「それは知りませんで申し訳ございません」 晴菜は恐縮していた。 「じゃあお経をあげますか」 それから20分ほどの経を読むと晴菜の前にどっかり座った。 「どうですか、仮住まいの生活は」 「おかげさまで慣れました、買い物に少し不便ですが」 「そうですか、ところで耳に挟んだ事ですが最近、以前あの家に住んでいた男が出所したと聞きました」 「ええ・・」 「あの家は破産していますが、男は性犯罪を起こした挙句女性を殺めて7年の服役をしていました、十分気負つけてください」 住職は真顔で晴菜に伝えた。 たとえ半年の仮住まいであってもその男が住んでいた家と知るとあまりいい気分では無かった。 中略 その男は中野 勝 28歳 服役を終えてこの村に入っていた。 男はかって住んでいた家のある軒先に晴菜の姿を見た。 「何だもう他人が入り込んでるじゃねえか」 家が破産したことは知っていたがあの古い屋敷で犯罪者の住んでいた家に人など済むはずがないと思っていた。 「なかなかええオナゴじゃねえか」 立ち止まって晴菜を見つめていた。 「そうだな、今夜はあのオナゴの裸でも拝ませてもらうか」 中野はニンマリしながらポケットからパンを取り出して口に咥えた。 その晩から雨が激しく降りだしていた。 時折雷の閃光が走りバリバリと雷鳴が響いていた。 「ちえ、うっとうしい雨だな」 中野はすでに納屋の軒下で雨をしのいでいた。 あの節穴の存在は中野はすでに知っていた、まだ15にもならないうちから近所の同級生の母親たちのもらい風呂を覗いていたのである。 もう二時間待った、すると人の気配を感じて中野はあわてて納屋の奥に潜んだ。 「この納屋に誰かが来るな」 慌てて積んであった藁の陰に潜って様子を伺った。 それは重蔵の影であった。 間もなく下駄の音がすると影はあののぞき穴に立っていた。 数分であるが覗き見すると納屋から出て行った。 「へえ~・・・何者だあの男」 中野は藁から這い出ると板塀に立った。 雨の音は少し落ち着き風呂場の様子を伺う湯を流す音も耳に入った。 暫く節穴から覗いていると裸体から湯気を立てながら脱衣場に晴菜が姿を現した。 「へえ・・・いい体してるじゃねえか」 中野は久々にに見る熟れた裸体に鋭い視線を送っていた。
21/04/13 21:02
(fObvFhvo)
投稿者:
田中重蔵
重蔵は寝床に入っても落ち着かない気分でいた。
溜まり溜まった欲望を自慰するだけでは満足できないところまで上り詰めていた。 雷鳴が時々響き、閃光の光が障子を通して入るといたたまれなく起き上がった。 風呂場の灯りはまだ灯り晴菜はまだ入浴中である、重蔵は裏口から出て風呂場の入り口に立った。 風呂場の電灯のスイッチは表の柱にあった。 スイッチは切られた。 喉き穴から明かりが消えた。 「停電かしら・・・」 晴菜は裸体のまま戸を開けた。 「キャー」 重蔵は素早く脱衣場に入り込むと晴菜の身体を背後から抱きすくめた。 「誰・・・」 「静かにしてくれ」 重蔵はドスのきいた声色で言った。 柔らかく暖かい感触を感じながら白いうなじに舌を這わせた。 「いやです・・・」 もがくが男の力にはむなしく、舌は脇から乳房へと這い乳首を口に含んだ。 「やめてください」 納屋に潜んでいる中野は唖然としてしていたが暗闇の情事に聞き耳を立てていた。 重蔵の手が下へ伸びると下腹部の茂みから這い下り密壺に滑り込んでいた。 「ああ~だめ~」 閃光はガラス越しに浴室に入る 「あっ」 影の男の顔に晴菜は仰天した瞬間だった。 「義父さんやめて~」 「はるな、許してくれ俺はお前が好きなんだ」 略 再び雨が激しく屋根を叩き中野浴室の中をうかがい知ることはできなかった。 暫くすると風呂場の戸が開き重蔵が出て行った、そして後を追うように晴菜の姿があった。 おわり 一部略しましたが読者の想像にまかせます。
21/04/15 06:56
(KX7y0ijS)
投稿者:
晴
重蔵さま
拝読いたしました。 情景が自然に想像できてしまう描写 全てを書かずに読者に想像させるあたりもとてもいいですね 読み進めるうちに入り込んでいました。
21/04/15 18:29
(p8odzvhZ)
投稿者:
田中重蔵
ありがとうございます。
以前ある出版社に挿絵と併せ投稿しました。 読者だけの薄い小冊子に掲載されました。 晴さんに読んでいただいただけでうれしいです。 私のあの世の希望職業はアダルト映画の監督です、やはり昭和の懐かしい屋敷や風景が似合います。 また新作もいづれ書きたいと思います。 今日はハーモニカサークルの仲間と公園で交流しました、古い演歌「骨まで愛して」やカントリーロードなど披露しました。
21/04/15 20:37
(KX7y0ijS)
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