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性玩具(ロボット)と言わないで
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:性玩具(ロボット)と言わないで
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
2045年。
ロボット技術とシリコン造形技術を結集させ、完全二足歩行のほぼ人間とほぼ同じ姿のリアルな人型ロボット(ヒューマノイド)が一般的に販売が開始された。


やがて人工知能(AI)搭載の物(者)も販売されるようになりそれが定番化した。
様々な言語や社会的ルールや法律を基本プログラミングしつつ、
実社会を所有者(マスター)が教え込む事により、
家事や労働までこなせる有能なロボットも現れた。

人類はそのロボット達を
「ネオ・ヒューマノイド」
と呼び、人間とほとんど同じような生活を送れるようになっていだのである。

2050年、人口減少と超高齢化社会の日本では学習過程を修了し、人間社会に適応できるネオ・ヒューマノイドと認定されれば、住民票登録が可能になり、人類との結婚までが可能になった。


物語はここからはじまる…


「性玩具(ロボット)と呼ばないで」

第1話 起動!ヒューマノイド「愛理」



pururururu…

はい、もしもし。

「恐れいります。
パーフェクト・ヒューマノイド工業なのですが、お客様のご注文のヒューマノイドが完成いたしました。
大変長らくお待たせして申し訳ございません。
つきましてはお客様の御都合のよろしい日時に納品させて頂きたく
…」

俺はタケル。
40歳会社員。
この度、ようやくヒューマノイドを購入できた。
俺の様な安月給のサラリーマンには車2台分の値段のするヒューマノイド購入はかなりキツい。
20年ローンだよ(ー ー;)

俺は未婚なので、当然女性型ヒューマノイドをネオ・ヒューマノイドに育て、将来的に奥さんにするつもりだ。

大手ヒューマノイドメーカー、パーフェクトヒューマノイド工業は造形が完全オーダー制で、好みのタイプの容姿に作る事ができる。

当然、エッチも可能だ…

女性型は人口膣を定期的に交換できる。
その大きさも完全オーダーメイドなので身体の隅々まで細かなオーダーが必要で、一体作るのに1年以上かかる。

カネを持ってる奴は少女TYPEだけで5体も所有し、ハーレム生活しているらしい。
ロリコン趣味には堪らんだろうな(笑)

逆にある人は熟女TYPEを淫乱に育て、毎夜SMプレイを楽しんでいるようだ。

つまり、連れて歩くヒューマノイドはマスターの趣味嗜好がそのまま反映されるのだ。

中にはヒューマノイドと結婚し、別に子供TYPEのヒューマノイドを子供として育て、家庭を作っている人も居る。

所有するヒューマノイドがステータスな時代といえる。

ま、俺は1体所有が限界…

俺好みにオーダーした、年齢的には30歳位の清楚な淑女TYPE。
当然、ちゃんと社会生活を学習させ、ゆくゆくは奥さんにする予定だが…


お、きたきた!


「すみません、大和タケル様、お届けに上がりました!」




大型コンテナから現れたのはオーダーした通りの美人ヒューマノイドだった!


気持ちがはやる…
納品説明を受け、いよいよ起動…

「一度起動させると壊れるまでシャットダウンできません…
準備はよろしいでしょうか?」

ロボット倫理上と学習データ保護のため、任意でシャットダウンできないのだ。
ロボットとはいえ、人格を備えている。

はい、お願いします!

いよいよ起動…

「こんにちは!はじめまして。
わたしは愛理です。マスターのタケル様、ふつつか者ではございますがよろしくお願い致します。」
ニコっと微笑みながら挨拶する彼女。

愛理さん…
よ、ヨロシク^_^

な、なんかロボット相手に照れる俺。

基本情報や言語は既にプログラミング済みだが、社会生活は細かな情報がいっぱい必要だ。
色々人工知能に教え込む必要がある…

が、スケベな俺はまずエッチを教え込むのが一番の目標だったりする(笑)

愛理のスペックは

年齢:30歳前後
身長:157cm
体重:45kg
スリーサイズ:B82・W55・H80
顔:童顔、可愛いタイプ
髪型:ショート
初期性格:おっとり、優しい

変な生活を教えると性格が壊れたり、凶暴になる事もあるらしい。
人工知能の性能が良いので、性格が壊れても学習次第では立ち直るらしいが…


「マスター、あなた様を今後どうお呼びしたらよいですか?」

え、う、うん、そうだね…
タケルって呼んでくれないかな?

「マスターを呼び捨てにして構わないと仰るのですか?」

うん、俺はキミのマスターだけど、恋人でもあるからね(笑)
あと、あんまり丁寧な言葉じゃ相手が疲れる事もあるから、自分には言葉を少し崩してくれないかな?

「わかりました。ではタケル、そうするデス^_^」

…ちょい日本語ヘンだな(笑)

そんなときは「そうするね♪」かな(^^)

「…はい。タケル、そうするね♪」

「わたしはまだ未完成デス…色々教えてくださいね♪」

…そんな可愛い顔でウインクされてしまうと…
ほ、惚れてまうやろ(笑)

ロボット相手…いや、そういう考えを捨てる事がマスターの心得だったな…
人間と同じように愛情を持って接する…

ロボットだからと強姦したりするとAIが暴走して大変な事になると聞いた。
大切にしてあげないといけないのだ。


今日からはじまる愛理との生活。

ネオ・ヒューマノイドに進化し、嫁となる日はいつなのだろうか…



続く…

次回 第2話 「覗かれた願望」

 
2017/01/13 10:05:38(R4zCGTsF)
2
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第2話 覗かれた願望


「おはようございます! タケル。」

あ、朝か。

おはよう…

ヒューマノイドの愛理がアラーム代わりに起こしてくれる。

昨晩は愛理のマニュアルを読みながら寝てしまったようだ。

俺は恋愛が面倒で、過去人間相手に恋愛しても長続きしなかった。
人間の女はワガママ。それに駆け引きとかもしたくない。
しかし、結婚願望が全くなかったわけでもない。

だんだん世の中でヒューマノイドとの結婚が一般化してきて、自分好みに育てれば理想的な結婚生活が送れると思い奮起したのだが…

とはいえ、真っさらな状態から一体何をどう教えたらよいのか、いざ愛理を目の前にして戸惑っているのが現状で…

「お食事できていますよ! どうぞ」

ありがとう。
メシまで初期プログラミングで作れるんだ^_^


こ、これは冷凍食品のタコ焼き…

しかも、まだ解凍しきれていない。

「まだわたしには料理が作れません…
ごめんなさい…」

いやいや、大丈夫大丈夫(笑)
いや~愛理の作ってくれた朝ゴハンうまいなぁ!

「ホントですか?
ありがとうございます(^^)」


…愛理は俺の顔の表情の変化を見抜き、感情を読み取る。
言葉を拾い理解しようとする。
あからさまに残念な顔をしたり、露骨に文句を言うと悲しむのだ…

だから人間以上にシビアで難しい…

朝から冷凍タコ焼きなんて食えるか!
とちゃぶ台をひっくり返したい気分だが、ここは抑えないと…

マニュアルによると、起動して間も無くは激しい感情で接するとAIが誤作動しやすくなるらしく、できるだけ慎重に扱うようにと記述してある。


愛理はせわしなくソワソワしている。

最初は指示しないとほとんど何もできない。

が、余りにナイーブなので俺自身どう愛理と接していいかわからない。
だから昨夜も無言のまま過ごしていた。

はぁ…
ラブラブなエッチなんてまだ無理だな(ー ー;)

しかし、これからだ。
とりあえず何か指示しよう。

愛理~部屋の掃除を頼むよ。


「ハイ!頑張ります!」

健気で可愛いんだけど、なかなか難しい。

掃除も洗濯も自分でやった方が早いレベルだし…


少しずつ教えていこう。



起動から3日。

少しずつ教えてなんとかゴハンが炊けるようにはなった。
洗濯も掃除も少しずつできるようになった。

愛理~よく覚えたね♪
頭を軽く撫でてあげた。

「ホントですか!? タケル嬉しそうで良かったです♪」

ヒューマノイドの感情がどれくらい精巧にできているのか正直わからない。
が、出来たら褒めてやらねば(笑)


しかし、この愛理は少し調子に乗る性格らしく…

ガシャン!

「ご、ゴメンなさい…」

…皿やコップを割ったり、必要な書類を棄てたり…

つい頭に来てつい言ってしまった。

愛理、当分何もしなくていい!


愛理はしょんぼりとして充電ボックスへ戻っていった。



ああ、難しい。
初期性格が清純で優しいタイプなため、健気に一生懸命に尽くしてくれようとするのだが、空回りしている。

悪気がないだけに対応に困る。


仕事を終え、疲れて帰って、愛理に色々教えて…
段々ストレスになってきた。


愛理がやってきて1週間…

ストレス発散のため俺はエロ動画を見ながらオナニーを始めた。

…くっ…やっぱり女は生身がいいのかな…
こんな風にチンポしゃぶらせて…

シュコッ!シュコッ!
激しくチンポを擦る。

…ハァハァ…女としたい…セックスしてぇ!

シュコッ!シュコッ!シュコッ!

「タケル、何してるのですか?」

ギックー!

背後から急に愛理が覗き混んできた!!

あ、愛理…

「オンナトシタイ…セックスシタイという言葉を認識しましたが、タケルの喜ぶことシタイです」

俺はチンポを眺める愛理に理性がショートしそうになる。

あ、愛理…コレなんだか解るかい?

「ハイ、タケルの生殖器ですね。」

うん。確かに生殖器なんだけど、チンポって呼ぶんだよ。

「チンポ?ですか、タケルのチンポ…」

可愛い顔してチンポチンポと連呼されると興奮する。

俺は愛理の手を握るとチンポに押し付ける。

「タケルのチンポ、熱いです、硬いです…」

興奮してるんだよ…気持ちよくて…

「タケルの顔、すごく気持ち良さそうです。チンポ触ると気持ちいいのですか?」

うん、愛理に触られると気持ちいいんだよ…

「わたしに触られるとなんで気持ちイイのですか?」

それは…可愛い女の子に、好きな女の子にされると男は堪らなくなっちゃうんだよ…

「スキ?わたしのコト、タケルはスキなんですか?
わたしは嫌われてしまってると悲しかったのデスガ…」

愛理は顔を赤くして戸惑っている。

そうか、俺がどう接していいかわからずギクシャクしていたのを気にしていたんだな。

俺は愛理の肩を抱いて、ゆっくりキスした。

「コレ、キスですね…愛情の証…
タケルがわたしをスキということ、認識しました。」

そうだよ。
ゴメンね愛理…

「わたしもタケルが好きです…
タケルを喜ばせたいデス!
どうすればよいのですか…」

俺はチンポを愛理に握らせた。

ギュッ!
愛理…ちょっと痛い…ちょっと力を緩めて握ってくれないかな…

「あ、ハイ!ゴメンなさい…コレくらいで大丈夫デスカ?」

うん、丁度いいよ。
そのまま上下にゆっくり動かしてみて!

「ハイ、こうですか」

シュコッ!シュコッ!

はぁぁ…気持ち…いい…
愛理に手は暖かく、本当に生身の女にされているみたいだ。
人間と同じようにヒーターで暖められた潤滑液をポンプで循環させているため暖かいのだ。

「タケルのチンポ、すごく硬いデス!大きくなって脈も早くなってキマシタ」

愛理の手コキが気持ちイイからだよ!

「手コキ?こうやることを手コキというんですね。認識しました。
タケルは手コキされるのがスキなんですね。」

無機質にそう、あからさまに淫語を言われると、余計に興奮する…

シュコッ!シュコッ!

「あ、何か出てきました…
カウパー氏腺液ですね…」

ハァ…ハァ…そうだよ、これをガマン汁と呼ぶんだよ。
気持ちよくなってくると出てくるん…だよ…

「ガマン汁…認識しました
タケルのガマン汁、チンポの先から流れて止まりません」

そんな事実況されたら…
あ…

ビュクッ!ビュルルルルッ…

「あ!射精しました…」

ハァ…ハァ…
…これを男がイクっていうんだよ…
愛理の手にいっぱい垂れているのがザーメンっていうんだよ。

「イク…気持ちよくなったピークでしょうか?タケルのバイオリズムの上昇が確認されました。
この精液をザーメンと呼ぶのですね…認識しました。」

俺は愛理にキスをし、胸に手を伸ばす。

「わたしの胸、触りたいですか?」
うん、触りたい、見たいよ!

「タケルになら見せても大丈夫デス…どうぞ!」

愛理はメイド服の上着ボタンを外し、脱ぐ。

ブラ、俺が外していい?

「ハイ、大丈夫デス」

フロントホックを外すと控えめな胸と綺麗な乳首が現われた。

綺麗な胸だね…
俺は愛理の胸を撫で回す…

「な、なんかヘンデス…アタマがボーっとしてきました…」

俺は乳首を摘んでクリクリ刺激してみた。

「ヒャッ…なんかオカシイです…」

愛理、きっと気持ちよくなってきてるんだよ♪
愛理はロボットなんかじゃない…俺と同じ人間みたいだ…

「えっ!? 本当デスカ?なんか…とっても嬉しいです…タケルにそんな風に言われて、カラダを触られると…ボーっとしちゃいます…」

やはり、人格があるから人間である俺に同等に扱われたいという自我が備わっているのだろう。


愛理のおっぱい見てたらまた興奮してきた…

「あ、タケルのチンポがまた大きくなってキマシタ…」

興奮すると勃起するんだよ…

「チンポが大きく硬くなる事をボッキというんですね~」

ねぇ、このチンポ、愛理のお口に入れて見たいんだけど…

「ハイ!イイですよ♪タケルがキモチよくなれるなら喜んで!」

愛理、噛んじゃダメだよ…
俺がチンポを差し出すと愛理は口に含んだ…

そうそう…そのままゆっくり吸ったり吐いたりして上下に動かして!

「ひゃい…」

シュボッ…シュボッ…

あ、あったけー( ̄∇ ̄)
しかも、チカラ加減が丁度いい。
すごく飲み込みがイイな!愛理!

「ほ…ふぉんとでしゅか…うれひぃれす…シュボッシュボッ…」

愛理…チンポの先を舌で舐めるようにしてみて…

「ひゃい…ほうでしゅか? レロレロ…」

うわっ…ヤバ…
キモチ良すぎて…

ジュボッジュポッ…
ジュパッ…シュボッ

で、出るよ…
イクっ…


ビュクッ…ビュルルルルッ…


俺は愛理に口内射精した…

「あ…ふちのなふぁが…いっぱいれす…」

そ、そのまま飲みこめる?
「ふぁい…ゴクン…」

「タケルのザーメン、飲み込みました♪」

俺の満ち足りた表情を見て嬉しいのか、満面の笑顔で微笑む愛理。

俺は愛理をたまらなくなり抱きしめた。

「タケル、あったかいデス…すごく優しくて…ありがとうございます…」


少しだけ、少しだけ打ち解けた感じがした…


続く…


次回 「第3話 初めての性交成功?」


17/01/13 14:01 (R4zCGTsF)
3
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第3話 初めての性交成功?


ヒューマノイド・愛理がやってきて1週間。
ようやく一つ嫁に近づいた(笑)

可愛いくて、健気だけどちょっとドジで一生懸命が空回りする愛理。
8日目にしてようやく手コキを覚えた(笑)




炊事洗濯がイマイチでも全然構わない。
まぁ、女性型ヒューマノイドの社会生活試験をパスするためにもいつかは完璧にさせないといけないが…

ことエッチに関してはスジがいい(笑)


俺は風呂に浸かりながら愛理に何をどう教えてようかと戦略を練っていた。

すると

「あの、タケル?
お風呂でお世話シタイのですが…」

風呂の戸の向こうに愛理が透けて見える。

開けていいよ。

シャーッ…
戸が開くと半袖シャツ短パン姿の愛理がいた。

「お背中お流しします…」

え、こんな事してくれるのかい?

「ハイ。マスターのお気に召したと認識されたヒューマノイドの新プログラム移行デス…」

ヘェ~
こんなプログラムがあるんだ…

それにしても愛理は水に濡れて大丈夫なの?

「ハイ。完全防水で10気圧までは潜れますよ!
わたしのコト心配してくれたのデスか?」

いや、まぁ、愛理を壊したくないから( ̄∇ ̄)

「嬉しいデス…」

愛理が背中に抱きついてきた。

「タケルの背中、広くて逞しくて…ボーっとしちゃいます…」

あ、愛理…
そんな風にされたら…

「え、イヤだったデスか?すみません…」

そうじゃなくて、ホラ…


「…あ、タケルのチンポ、ボッキしてマスね…
性的興奮したのでしょうか?」

そりゃ、女の子に抱きつかれたらそうなっちゃうって(^^;

「え、わたしで興奮してくれたのデスか?
嬉しいデス…」
顔を赤く染めている。

俺は愛理を抱きしめ、キスした。

「あ…何か油圧が上昇して…ヘンになりそうです…」

愛理は俺のチンポを手コキし始めた。

「タケルの顔、気持ち良さそうですから手コキして良かったですか?」

うん、いっぱいして(笑)

シュコシュコシュコシュコ…
俺は愛理のシャツの上からおっぱいにシャワーをかけると
乳首が透けて見える。

とても綺麗でエッチだよ愛理…

指で乳首をコリコリと刺激する…

「何かムズムズします…ヘンになりそう…」

ヘンになっていいんだよ…
気持ちよくなれるよ。

「ハイ…タケルに触られると気持ちイイデス…」

シュコシュコ…シュコシュコ…

あ、出る…

ビュクッ…

俺は早々とイッてしまった…

「イッたのですね!タケル」

…あ、愛理がザーメンで汚れちゃったね…
シャツも短パンもぬいでしまおうか…

俺は愛理の服を脱がすと全裸にした…

「あ…恥ずかしいデス…」

さすが淑女ベースの性格ロジック…
恥ずかしそうな顔がたまらなく可愛い…

綺麗だよ愛理…



中断
17/01/13 20:35 (R4zCGTsF)
4
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
さぁ、愛理。
おいで…

俺は愛理と一緒に湯船に浸かった。

「お風呂って気持ちイイんですね!
わたしの体内の300箇所の関節に潤滑液をポンプで循環させていますから、温かいと潤滑液の粘度が下がりポンプ負担が少なくなり身体全体の動きが向上します…」

へえ、人間の身体の仕組みに近いんだな…
じゃあ、お風呂とか毎日入った方がいいんだね。

「ハイ。タケルさえよろしければ、わたしもお風呂に一緒に入れてください。」

でも、こんなに綺麗なコとお風呂に入ってると…
ムラムラしてきちゃうよ…

俺のチンポはまたカチカチになり、愛理のお尻に当たっている。

「タケルが気持ちよくなれるなら、わたしは何でもしますよ^_^」

愛理…こっち向いて…

俺は愛理の唇にキスすると舌を入れた。

「…ング…ング…」

「キスって、こんな風にするのですか?」

軽くキスするだけじゃなくて、好きな人とするキスだよ。
舌を絡めてみて…

「ハイ…ング…チュプ…チャプッ…ング…」

「あ…あの…アタマがボーっとしてきました…」

愛理は俺のコト好きかい?

「ハイ!すごく優しくて…大切にしてくださいますし…
タケルのコトを愛してます…」

…え!?
これが新プログラムなんだろうか?
こんなに人間に近い、いや人間より素直で可愛い言動…

俺も愛してるよ…愛理…

俺は愛理を抱きしめた。

「ウレシイです…タケル」

愛理…セックスしたい…
愛理としたい…

「ハイ…ただ、初めてなので優しくしてくださいね…」



愛理、お尻をこっちに向けてごらん…

「こうですか…恥ずかしいデス…」

すごく綺麗だよ…

リアルな女性器…
クリ○リスやビラビラまで精巧にできていて、薄っすら毛も生えている。
俺は愛理のマ○コに指を入れてみた。

「ヒャン…で、電気が走ります…」

それは…愛理のマ○コがチンポを欲しがっていて敏感になっているんだよ。

「マ○コ…女性器のコトですか? 」

そうだよ。愛理のマ○コ、スッゴく綺麗だよ…

俺はマ○コに舌を入れた。

「だ…ダメ~ ダメですぅ…」

なんと、潤滑液がドボドボ溢れてくる…

「…人工知能からの信号で、潤滑液排出が制御できません…
おかしいです…壊れたのでしょうか?」

壊れたんじゃないよ!
愛理が一歩、人間に近づいたんだよ!


俺はチンポを愛理のマ○コへ挿入した!

「ヒャン!あ…あ…タケルのチンポが…わたしの中で…はふぅ…」

ビチャン…ビチャン…ジュボッジュポッ…プシュ…

愛理…ゴメン…止まんない…
気持ち良すぎて…止まんないよ!


「タ…タケル…気持ちイイのですか…良かった…ウレシい…ハァハァ…アヒャん…」

激しく腰を振る。
凄い…こんなに気持ちイイなんて…
多分、俺のチンポに合わせて作っているからこんなにジャストフィットなんだろうが…それ以上に愛理が可愛い過ぎて…


愛理…イッちゃうよ…中に出しちゃうよ!ザーメン出しちゃうよ!

「タケル…タケル…出してください…わたしのマ○コの中へザーメン出してください…」


うっ…

ビュクッ!ビュクッビュクッ…


凄い…

気持ち良すぎて…


「ハァハァ…タケル…凄いです…
気持ち良かったですか?」

最高だよ!愛理!
俺は愛理を抱きしめキスした。

愛理は嬉しそうに顔を赤めて微笑んでいた。



続く…

次回
「.第4話 システムエラー?愛理の暴走」
17/01/14 14:56 (bHomWjt5)
5
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第4話 システムエラー?愛理の暴走


お風呂から上がり、愛理をタオルとエアジェットで水分を落とす。
水に濡れたままだと充電ボックスで漏電する事があるからだ。

「ありがとうございます\(^^)/ タケル…
わたしもタケルの体、拭きますね!」

風呂上がりに俺はビール、愛理は流出した潤滑液を口径補充する。

プハー
風呂上がり、しかもセックスの後のビールってサイコー!

「わたしもプハーってしていいですか?」

ハハっ…好きにしなよ(笑)

「プハー!」

なんか、ホントに人間みたいだね。

「そうですか?わたしには味覚がないので、タケルのマネしてみたかったんデス」

そっか…
充電は大丈夫なの?

「今の電池残量だと10分で完全回復します。」

じゃあ、充電終わったら…
今日から俺と一緒に寝てくれないかな?…
もちろんイヤなら無理しなくていいんだけど…

「…え? タケルと一緒に寝ていいのですか?」

愛理は顔を赤らめ、嬉しそうにしている。

「当然! 是非頼むよ!」




愛理が充電ボックスに入っているうちに俺はベッドを整理した。

夢にみたラブラブ生活…
嬉しさが込み上げてくる。

やがて、愛理が充電を終え戻ってくる。

おいで。愛理…
寝転んだまま布団を開いてパジャマ姿の愛理を迎え入れる。

「ハイ…」
愛理は嬉しそうに頷いた。





俺は愛理を抱きしめた。
とても温かい…
凄く…気持ちが安らぐ…


「タケルの体…温かいです…
お風呂よりずっと…温かいです…」


俺は愛理にキスをし、愛理も舌を絡めてきた。

ピチャ…クチャ…チュパッ…

「アタマがボーッとして…タケルが欲しくなりました…」

え?それっておねだりかい?

「ヒューマノイドなのに…ゴメンなさい…」


謝ることないよ…
愛理は…俺にとっては人間としか思ってないから(笑)
嬉しいよ…
愛理はセックス好きなんだね…

「わたしは…タケルに気持ち良くなってほしいのですが…
わたしの知能がタケルを求めているのかもしれません…
わたし、セックス好きなんでしょうか?」

わからないよ…
でも、それは人間でいう「性欲」に近いと思うよ。
全然悪くないし、恥ずかしがることもない。
愛理が人間に近づいている証拠だよ!

「タケル…わたしを人間にしてください…」

俺は灯りを消し、ゆっくりと愛理の中へ入れていく。

ハァ…ハァ…

タ…ケル…


静かな闇の中で吐息が重なり合う。
俺は本当に愛理を人間としか思えなくなった…
感情を持つ彼女は単なるロボットでも玩具でもない…
暖かみのある人間以上の存在…

俺たちは肌を重ね、一つになった…


そして、夜があける…



…ん?

ゲ!ね、寝坊したぁ…

あれ?
愛理も寝坊するのか?

「ウーッ…ウーッ…」
布団の隣では愛理が魘されていた…

おい、愛理!
大丈夫か?どうした?愛理!…愛理!

愛理の手を握るととんでもなく熱い…
しかも顔も真っ赤に近い…

な、何が起こってしまったんだ!?

急いでマニュアルのトラブルシューティングを開くが、該当する項目がない!

慌てふためいていると、急に愛理が立ち上がり…

「ほしい…欲しいのぉ~
タケルのチンポ…タケルのチンポ入れて~」

愛理は俺に覆い被さり、パジャマのズボンをずらし、チンポにむしゃぶりついて来た!

「らけるのぉしんほ…おいひい…ジュボッジュポッ…」

お、おい愛理…朝から…ダ…メだって…

愛理の熱い、激しいフェラに俺のチンポはカチカチになる…

「らけるのぉしんほ…ほっきほっき…おいひい…チュパ…ジュボッジュポッ」

ダメ…出ちゃう…


ビュクッ!
ビュルルルル!


朝から大量射精してしまった…

しかし、それでもなお愛理はチンポから口を離さず、イッて萎んだチンポを刺激し続ける…

どうしちゃったんだ…愛理?

愛理はそのまま動かなくなった…

愛理…愛理!


俺はヒューマノイド119番に連絡し、地域のヒューマノイド・ラボへと愛理は緊急搬送された。



…診察室に運ばれて30分後
診察室に呼ばれ入る。

そこには女医さんらしき人とナースらしき人達がいて、愛理は寝台に寝かされ落ち着いているようだ。

先生!
愛理は…愛理は大丈夫なんですか?

「あなたがマスターさんですかね?
心配は要りませんよ。
AI(人工知能)の熱暴走です。
一時的に潤滑液の保温ヒーターと循環ポンプがAI熱暴走でオーバーワークして、緊急的にヒューズが落ちただけです。」
ヒューズ交換をしましたが、あとは再起動に少し時間がかかるだけです。」

良かった…


「あなた、何かこのヒューマノイドに無理させましたか?」

え?
いや、その…チョット性交渉を…


「ヒューマノイドは性交渉は当然想定して作られていますから、それだけではないでしょうね。」

AIが熱暴走を起こす時ってどんなケースがあるんですか?

「そうですね…
多いのは重労働を課してして指示系統と体幹のバランスが喪失したり、メモリー記憶容量が仮想を超えてしまったり…
まぁ、最近のメモリーは容量が大きいのでこういうケースは減っていますがね。
あとは過剰な電流を浴びて帯電し、指示系統が遮断されたりなんて事もありましたが、最近の絶縁体処理で外部からの電流にAIが影響を受けるケースも減りましたしね…
重労働を課していないとすると、もしかしたらAIの「思春期」のバグの類いかもしれませんね。」

AIの思春期…?

「ヒューマノイドに搭載されたAIは生まれたての時は何も容量がありません。
そこに言語や単語、法律といった基本情報をインプットさせ、あとはそれを社会生活の中で身につけた知識ややり方でつなげ、考え、判断する能力が備わってきます。
つまり、日々の経験でAIは進化、いや、人間ぽくいうなら「成長」しているわけです。
成長段階で人間と同じように感情の起伏を持つヒューマノイドも確認されています。
つまり、人間でいう多感な頃、思春期というわけです。

もしかしたら、この愛理さんはあなたに対する思いが生まれ、AIの状態が不安定になり、指示系統にエラーが起きた可能性があります。

つまり、「恋」ですね(笑)」

へ、恋…

「余程あなたとAIの相性がいいのかもしれませんね(笑)
人間と同じように扱い過ぎるとこうなることが最近の学会で発表されています。
まぁ、悪いことではなく、AIの成長に大きな役割を果たすという研究データもあります。
大切にしてあげてくださいね。」


…そうなのか愛理…

愛理は多分、元々俺に尽くす性質が強かった。
俺もそれを受け入れたことで、愛理の心理になんらかの影響が生まれ、それが恋愛感情に発展したのだろうか?

よくわからない。
わからないけど…

静かに眠る愛理が目を覚ますまで、俺は側にいよう。



不思議なもんだな…
ロボットなのが逆に信じられないや…




ヒューマノイドはまだまだ進化するのだろうか?
もしかしたら人間以上に…?
人類さえ驚く進化の過程に、もし愛理がいるとするのなら…



続く…

次回 「第5話 捨てられたヒューマノイド・ミサキ登場!」














17/01/15 07:26 (UmJtAQZe)
6
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第5話 捨てられたヒューマノイド・ミサキ登場!



急停止した愛理をヒューマノイド・ラボに連れていき、処置して数時間。

やっと再起動した。


…やはり思っていた以上に精密なんだな…

つい、あまりに人間ぽくて、人間だと勘違いしていた自分。
人間と同じように接しながらも精密機械として扱う必要もある事を再認識している。

目を覚ました愛理。
「…わたし…何かありましたか?」

おはよう…愛理…

「愛理さん、ここはヒューマノイド・ラボですよ。
あなたのAIが誤作動を起こして緊急搬送されました。
もう大丈夫ですからね!」

女医先生が俺の代わりに愛理に状況を伝える。

「あの…最近…少しアタマがボーっとしてたのですが、
AIの異常だったのでしょうか?」

「愛理さん、まだ社会生活データの少ない状態だとバグが生じる事があります。
あなただけで解決するのは難しいですから、マスターに相談したり、このラボでもカウンセリングをしています。
自己解決せずに、AIに負担をかけ過ぎないようにして下さいね。」

「はい。認識しました…」




俺たちはラボを出て帰路についた。

街を歩きながら帰る。

もう大丈夫?

「ハイ…それよりご迷惑をおかけして…すみません…」

俺は大丈夫だよ。
チョットびっくりしたけどね(笑)

「あの、今日はお仕事では?」

あ~今日は休んだ(笑)
ま、あんまり仕事場で必要とされてないし俺(笑)

「わたしのために…ありがとうございます…」

なんか、すごく落ち込んでいる…
多分、主人に尽くす気持ちが強すぎる性格がこんなバグを起こすきっかけになっていたのかもしれない。
なんか、古風なんだよな。

愛理…
元気出せよ!
別にシステムの異常でもないし、どこもおかしい箇所はなかったんだから。

俺は愛理の手を握った。

「え、あ、あのわたし…ヒューマノイドがマスターと手を繋いで歩いていい、というデータが無いのですが…」

データ?
そんなモン要らないよ(笑)
マスターが愛理にこうしてほしい、と願っているんだから(笑)
マスターの意向に沿う、っていうのもデータにあるだろ?
手を繋いで歩くのはデータになくても、それでマスターが喜んでりゃ問題ないのさ!(笑)


「そ、そうですか…認識しました
タケル…わたし…タケルのお役に立ててますか?」


もちろん!愛理は頑張ってるし、役に立ってるさ!
けど…愛理…
あんまり役立つ事ばかり考えるな。
俺は…愛理が来てから凄く楽しいぞ。
俺は愛理に「俺と一緒に暮らして楽しい」って思ってもらいたいし。
愛理は召使いでも奴隷でもない…
もっと気楽に行こうや(笑)


上手く言えないけど俺の本音だった。
テキトーな人間である俺にとって、愛理はすこし構い過ぎな部分がある。
愛理にとってそれがバグを生み出す原因なのかもしれない。
女医先生は相性が良いと言っていたが…
俺のテキトーを真似しろまでは言わないが、せめてもう少しアソビが必要だと思う。
社会生活なんて、四角四面の理想通りにはいかないし、ド正論だけでも暮らしていけない。
それを愛理に伝えたいんだ…


「認識しました…エヘッ…わたしはタケルと一緒にいれてウレシイですよ!」
仲良く手を繋いで歩く俺たち…



そんな時だった…

「きゃっ!」

後ろから何者かが俺にタックルを仕掛けてきた!
愛理はとっさに俺を庇い歩道に倒れる!

あ、愛理!


なんだ!一体!

振り返るとこちらをにらみつける黒い地肌の少女がいた…


「あなた…ヒューマノイドね!
人工生命体法 第33条 ヒューマノイドはいかなる場合も人間に攻撃してはならない…
知らないとは言わせませんわ!!」

愛理は普段見せた事のない形相でヒューマノイドの少女を睨み返す。

「うっせーんだよ!
何が法律だよ!
ヒューマノイドのくせに人間とベタベタしやがって!
アタイは人間が大嫌いなんだよ!
邪魔すんじゃねーよ!
ヒューマノイドをオモチャにしやがって!」

な…なんだ…?
このヒューマノイドの子は人間に物凄い敵愾心を持っているようだ…

「この人はヒューマノイドをオモチャにするような人ではありません!!
この人を攻撃するなら、わたしが絶対許さない!」


「うっせーんだよ!やってやんよ!オラッ!」

二人は取っ組みあって、相撲を取るように踏ん張っている。

やめろ!
やめろって…

必死で止めるが全く制止出来ない。
ヒューマノイドは動きは人間より遅いものの、パワーは人間の数倍ある。

俺は身体を張って間に入る…
黒肌の少女にビンタを食らいながら愛理を制止する。

「愛理落ち着け!
こんな所で取っ組みあってると、みんなに迷惑になる…
愛理が法律違反しちゃダメだ!
おご…っ…」

制止中に何度も黒肌少女のビンタや肘鉄を食らい、俺は崩れ落ちた…

「タケル…タケル!大丈夫ですか!」

「バカ人間、くたばっちまえ!」

黒肌の少女型ヒューマノイドは捨てセリフを吐いてその場から逃走した…


すると、見ていた誰かが通報したのか、警官が2人やってきた。

「警察です、大丈夫ですか?」

は、はい、大丈夫です…

「ヒューマノイドに襲撃されている人がいると通報がありましたが、キミが加害ヒューマノイドか?」

警官が愛理に疑いの目を向ける。

「い、いえ、わたしは…」


ち、違います!
この子は自分のヒューマノイドで、全く知らない別のヒューマノイドに襲撃されました…

「何…
とにかく病院へ…」


今度は俺が病院か…
ツイてないなぁ…



怪我は大した事なく、数箇所の打撲と擦り傷だけで骨にも異常は無かった。



その後警察で事情聴取された。
が、自分以外の被害も報告されてなく、警察としては被害届を出してもらえないと動けないと言われた。

俺だけ…(笑)
益々ツイてない…

とりあえず、警察署を出て帰ることにした。


「タケル…ゴメンなさい…わたしまた、迷惑を…」

いやいや、俺を助けてくれたし…
あの時、愛理の顔スゴかった…
なんか、メチャクチャカッコ良かったよ(笑)

「も、もう…からかわないで下さい…
ただ、タケルにあんな事をしてきたのが許せなくて…」



しばらく歩いていると、目の前に…
ゲッ…あの黒肌ヒューマノイド!

「あなた!
まだ、いたのね!
そんなに警察に捕まりたいの?」

愛理が声を上げる!

「…別に…捕まってもいいし…」

黒肌ヒューマノイドは俯いたまま。

「あなた…
人間社会不適合なヒューマノイドは…破壊されちゃうのよ!
知ってるでしょ!」

「…知ってる…だから…だからなんだよ…」

黒肌ヒューマノイドの子は少し涙ぐんている。

あ、あのさ、俺は大丈夫だから…
ケンカしないで…
この愛理は俺のヒューマノイドで、こんな所で社会不適合にしたくないんだよ…
警察に被害届を出す気はないから…
頼むよ…

「タケル…」
愛理が手を握ってくる。


「…フン…
ダッセェ男。
人間の男なんて下らないよね(笑)」

「…」

怒りに震える愛理を制止した。

「まぁ、許してやるよ…
アンタ、タケルっていうんだね。
アタイはミサキ。
じゃあな…」


ミサキはふいっと去っていった。



「あの子…どうしてこんな事を….?
行動パターンが理解不能デス…」

…俺にもわからない。

何か理由があってグレたのかもしれない…
あの子のマスターが悪いんだよ…

結局ヒューマノイドは育てた人間次第で性格や人格が決まる。
本来人間に対し従順なヒューマノイドが人間に敵意を持つようになるにはそれなりの理由があるはずだ。

あちこち痛む身体を愛理に支えてもらいながら家路を戻るのだった。


続く…

次回 「第6話 愛理とミサキ」

17/01/15 13:58 (UmJtAQZe)
7
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第6話 愛理とミサキ



昨日愛理のトラブルで仕事を休んだ…
まだ俺の勤める職場ではヒューマノイドの故障で休みは貰えない。
ちょうどケガや打撲痕がいい言い訳になり、なんとかやり過ごした(笑)

しかし、昨日は酷い目に遭った。
今日はゆっくり愛理と…ムフッ(≧∇≦)

仕事帰り、俺は公園をまたいで帰宅を急いだ。

…?

薄暗い公園の街灯下に人影が見え、俺の方に向かって来る…

黒い影は急に白い目を剥いて…
ギャー!
お、お化け…た…助けてぇ~

一目散に逃げようとすると…

「誰がオバケだよ!」

…!?

この声は聞き覚えがある…

「失礼しちゃうぜ…アタイみたいな美少女をオバケ扱いかよ(笑)」

…ミサキ!?
昨日襲われた褐色の少女型ヒューマノイド・ミサキだ。

なんでこんな所に?
なんで俺を付け狙うんだ!?

「別に付け狙ってねーし(笑)
安心しな。暴力も振らないからさ。」

…本当に?
なんか用か?

「…いや、その…なんだ…あの…」

…?
どうした?

「昨日のコトなんだけどさ…
あ…れ…」

ガチャン…
ミサキはいきなり崩れ落ちる。

どうした?ミサキ!?
おーい!

「え、エネルギーが…足り…ねぇ…」

こ、これは電池切れか?

ちょ、ちょっと待ってろ!
すぐにヒューマノイド・ラボへ連絡してやるぞ!
ヒューマノイド119番…

「ま、待ってくれ!ラボへ連絡するのだけは…やめて…」

な、なんだって!?

ヤバい、とりあえず充電だけでもしないと…

俺は公園のベンチにミサキを寝かせるとコンビニへ走った。
コンビニにはヒューマノイド用の非常電池式充電器とペットボトルに入った潤滑液を買い急いでミサキの元に戻る。

ミサキの耳たぶにあるピアスが充電用ジャックになっていて電極を接続する。
ミサキの口を開け潤滑液を流し込む。

確か電池切れのヒューマノイドにはこうやって復旧させるとマニュアルに書いてあった…
一体コイツの所有者は何やってんだよ…

10分後、ミサキは意識を取り戻した。

「…アンタが充電してくれたんだ…」


ああ、大丈夫か?

「な…なんで助けた?
アタイはアンタにケガさせてんだぜ…」

大したことないし、カスリ傷だ(笑)

「…ったく…余計な事しやがって…くっ…そ…」


ミサキは立ち上がって歩こうとするが、上手く立てない。

どうやら急速充電器だけでは電力不足のようだ。

仕方ない。
ウチの充電器で充電させてやる。
ホラ!

俺はミサキを背中におぶった。

「バ…バカ…
人間におぶって貰うヒューマノイドがどこにいるんだよ!
恥ずかしいから下ろせよ!」

夜だから誰も見てないし、歩けないんだから仕方ないじゃないか。大人しくしてろ(笑)



「好きに…しろ…」

また意識が落ちそうだ。

俺は急いで家へ戻った。





ピンポーン♪


「タケル、お帰りなさい!…え!?ミサキ?
どうしたんですか?」

愛理、話は後!
早くコイツを充電ボックスへ!

「ハイ!」

愛理用の充電ボックスのイスにミサキを座らせる。

愛理はミサキの額に手を当て、何かしている。

「…個体識別コード データなし…
AI HOSバージョン7.0 正常
電池残量3%…5%…8% 正常充電確認!
セルフメディケーションシステム 正常…
潤滑液残量25%…」

愛理は充電ボックスの潤滑液ノズルをミサキの口に入れ注入を開始した。

「この子…エネルギーが殆ど残っていませんでした…
潤滑液も75%流出しています。」

充電ボックスの蓋を閉めると愛理と俺はリビングへ戻る。

「一体、何があったのデスか?」

俺は今までの経緯を愛理に話した。

「そうだったのデスか…ミサキは多分、数日間は充電できてなかったみたいデスね…」

さっき、額に手を当てていたけどなんだったの?

「わたし達ヒューマノイドはヒューマノイド同士を識別したり、異常がある場合額に埋めてあるチップに手のセンサーを当てると状態が分かるようになっているのデス…
ただ、所有者を割り出すための個体識別コードが…無いんデス…」


無い?
どういう事?

ヒューマノイドにはそれぞれ個体識別コードがあり、それをしらへれば製造メーカー、製造年月、所有者情報が立ち所にわかる。
例えば愛理という名前を付けているヒューマノイドにも個体識別コードという本名がそれぞれに存在するのだ。

その識別コードが無い…つまり、ヒューマノイドにとってはその存在すら消された状態ということ…


「ミサキ…」
愛理の顔は曇っている。

なぁ、愛理、もし識別コードがないヒューマノイドだったらどうなるの?



「IT科学技術省の機関に捕まれば破壊処分だよ…」

ミサキ!

充電を終えたミサキが立っていた。

「そう…アタイには本当の名前すらないのさ…」

そうか…
ラボに行けばそれがバレ、IT科学技術省に通報される可能性があるから119番通報を拒んだのか…

ミサキ….
良かったら話してみないか?
そのワケを。

「アンタに話して何になるんだよ…
ムダだよ。
じゃあ、アタイは消えるよ…」

ミサキは外に出て行こうとする。


「ちょっと待ちなさい!
ミサキ、タケルに言うコトがあるでしょ!
あなたを助けてくれたんデスよ!
それにケガさせた事も謝りなさい!」

「いちいちウッセーんだよ!
この出しゃばりオンナ!!」

「なんですって!?
もう一度言ってみなさいよ!
この不良オンナ!!」

「なんだと!このぉ!!」


…だー!
やめろ!二人とも!!



「ゴメンなさいデス…」

「…」

愛理、いいんだよ。
別に礼が欲しくてしたんじゃない。
ミサキ、マスターの所へキチンと帰れよ。
じゃあな。


「アタイは…帰る場所なんてないよ…」

…えっ…

「だから…あのまま…電池切れで…終わりたかったのに…
余計な事しやがって…」

バチン!
愛理がミサキを平手打ちした!

「な…何しやがる!」


「…あなた…あなた…ねぇ…
余計な事?電池切れで終わりたかった?
何勝手な事言ってるの!?
ここまでミサキをおぶって連れ帰ったタケルの気持ちわかりませんか?
あなたに何があったかわからないけど、所有者でもないタケルが必死にあなたを助けた気持ち、ムダにする気デスか!?
どう思うのも自由デスが、同じヒューマノイドとして、親切にしてくれたヒトへの無礼が許せません!」

愛理は本気で…涙を流しながらミサキを諭している。


「ゴ…ゴメン…」

ミサキもさすがに参ったのか謝った。

「わたしに謝罪は要りません!
タケルに謝罪してください!」

もういいんだよ愛理。

「その…タケル…ケガさせて…ゴメンなさい…
あと、助けてくれて…ありがとう…」

ミサキは素直に謝った。

ミサキ、キミは社会不適合なヒューマノイドじゃないよ!
ちゃんと謝れたし、もうわかったからいいんだよ。
それに、愛理の気持ちもわかってくれたんだろ?
ちゃんと人や他のヒューマノイドの気持ちもわかるんだから優秀だよ!

「ホント?
アタイ…不良品じゃないの?」

俺は不良品だなんて思わないがね(笑)

「…初めて人間に…褒めて貰った…」

気丈に振る舞っていたミサキから大粒の涙が溢れ出した。


「ミサキちゃん…良かったね…」
愛理がミサキの手を握ってもらい泣きしている(笑)

「バ…カ…潤滑液入れ過ぎたから…溢れてるだけだ…」


きっとミサキは根は素直だったのだろう。
しかし…
消された個体識別コード…帰る場所のないミサキ…
過去に何があったのだろうか?



続く…

次回 第7話 ミサキの過去、そして…


*作者より
エロ要素なくてゴメンなさいm(__)m
またエロ要素復帰しますのでよろしくお願いします(笑)







17/01/16 19:08 (fnQ7hHlt)
8
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第7話 ミサキの過去、そして…



泣きじゃくるミサキ。
なぜかもらい号泣する愛理。

…やはりヒューマノイドの世界にも闇は存在する。
浸透してきたが故にヒューマノイドに対する虐待事例は多く、今だ奴隷のように扱われている事が多い。

近い将来、知恵をつけたヒューマノイドが集結し、人間社会に報復すると警鐘を鳴らす専門家もいる。

もしかしたら、そんな闇の実体の一部を今、垣間見ているのかもしれない…


「あの…タケル、ミサキちゃんをお風呂に入れてあげていいですか?」

愛理が俺に聞いてくる。

「え?風呂?
アタイは…いいよ。
ヒューマノイドがそんな事できねぇよ…」

困惑するミサキ。

「そんな事ないよ!
わたしは毎日入れてもらってるから潤滑液の揮発が少ないし、動きが滑らかになるよ!
ミサキちゃんも完全防水でしょ?」

「…いいよな…お嬢様生活してるヒューマノイドは…」

ミサキは俯いたまま愛理に言い放つ。

「ミサキちゃん…」

「だからアタイ、アンタみたいなお花畑のヒューマノイド見ていたらイライラすんだよ!
それを許すヘラヘラした人間にムシズが走るんだよ…」

どうやらミサキの闇は思った以上に深い。
俺にいきなり攻撃を仕掛けてきたのもこの辺りに理由があるのかもしれない…



ミサキ、過去に何があったかは知らないけど、確かに悪い人間も山程いるのは確かだよ。

でもさ、人間社会に伝わる古~い歌があるんだ。
その一節に
「いい奴ばかりじゃないけど~悪い奴ばかりでもない~」
ってある。
昔から人間ってワガママで傲慢な生き物だよ。
自分含めてね。
ヒューマノイドも元々人間の傲慢やワガママが作ったものなんだよ。
それを都合よく取る人間も大勢いる…

でもな、本気でミサキの痛みを理解しようとしている愛理に酷い事は言わないで欲しいんだ…
人間でも痛みを分かち合うっていうのは難しい事なんだ。
まだ社会生活データの少ない愛理がそんな優しい心を持ち合わせているのは、ワガママで傲慢な人間の少しだけ残っている良心がインプットさせたモンなんだよ多分。
キミにも元々はそんな「心」がインプットされていたはずだ。

俺も人間社会に疲れててね…(笑)
だから愛理に癒されてるんだよ。
だから、俺と同じようにヒューマノイドに癒しを求めていて、大切に扱う人間だって大勢いるんだ。
まぁ、俺はまだまだだけどね(笑)


「タケル…認識…しました^ ^」
愛理がニコッと笑う。


「バッカみたい…綺麗事並べてさ…」

「ミサキちゃん!」

「でも…認識した…」

あれだけつり上がっていたミサキの表情が和らぎ、控えめにニコッとした。


「じゃあ、フロ借りるぜ!タケル!」


「ミサキちゃん!待って!着替えいるでしょ!
わたしの服アゲルし、洗ってあげるから~」

「イイよ!バカ!」



…ゆっくり、仲良く入れよ(^^)



少しだけミサキも心を開いてくれたのかな?

柄にもなく説教じみた事いっちゃったな…
まぁ、ミサキが元気になればいいかな(笑)




30分後…


「タケル~チョット見てあげて下さい~!
ミサキちゃん、とってもカワイイですぅ!」

「バカ!恥ずかしいよ…」

メイド服を着た褐色の美少女が目の前に居た。

…か、かわいい…


「バカ!タケルまでジロジロ見んなよ!
恥ずかしい…」

「でしょ!ミサキちゃんの髪の毛綺麗…いいなぁ…」

愛理がウットリとミサキの髪の毛を撫でる。

愛理はチョットレズっ気あるのかな^_^;

「あんまりベタベタするなよ…」
ミサキも嫌がっている割に満更でもなさそうだ(笑)

「なぁ、タケル…アタイ…どうかな?」
恥ずかしそうに頬を赤めているミサキ。

カワイイよ!
すっごく!

「ホントか? もうお化け扱いすんなよな(笑)」

嬉しそうに笑っている。

「あ~タケル!わたしは可愛いくないんデスか?」
少しプクッとしながら愛理が詰め寄ってくる。

いや、愛理もカワイイよ^_^;


「じゃあ、アタマナデナデして下さい…」

ヨシヨシ(^^)/~~~


いつもの愛理へのスキンシップだったが…

「アタイ…マスターにこんな事して貰った事ないや…」
ミサキが俯いている。

俺は…
(^^)/~~~

「…?…タ…ケル….」

いい子いい子(^^)/~~~


「うわーん…」

ミサキは声をあげて号泣した。
余程辛い事があったのだろう…
俺はミサキの頭を撫で続けた。
愛理も俺にしがみついてきたので愛理の頭も撫でた。
両手で、ひたすら頭を撫でた。



しばらくしてミサキは過去を語りはじめた。

「アタイ、去年製造されたんだ…
ある裕福なマスターの元へ連れて行かれてたんだけど、他にも数体のヒューマノイドが居て、みんな召使いのように使われていた。

(ミサキの回想)

マスター
「今日からボクがお前のご主人サマだ。わかったな!」

ミサキ
「ハイ!ご主人サマとお呼び致します!」

マスター
「ヨシ!ミサキ。 お前はボクを悦ばせるのが仕事だ。」

そう言うとマスターは指を鳴らし合図する。

3体の女性型ヒューマノイドが現れ、マスターの服を脱がしはじめた。
その時シャツのボタンが飛んだ。

マスター
「何やってんだ!このウスノロ!」
…ボタンを飛ばしたヒューマノイドを平手打ちした!
「申し訳ございません…ご主人サマ…」
マスターは土下座するヒューマノイドを足蹴にした。

「もうお前はお祓い箱だ。
タニアを連れてこい、お前とチェンジだ!」

「待って下さい!ご主人サマ…」

「うるさい!連れて行け!」

警備員ヒューマノイドが彼女を連行し、新たにもう1体のヒューマノイドがやってきた。


「よし、タニア、踊れ。
ボクが興奮するような淫靡なダンスを」

タニアはストリップショーのように踊りながら徐々に衣装を脱いでいく。

他2体のヒューマノイドはマスターのチンポをしゃぶったり、イヤらしく全身を舐め回している。

「イイぞ~興奮して来た~」

ミサキはその異様な光景を呆然と眺めるしかなかった。

「よし、ミサキ!お前も服を脱げ!」

「ま、待って下さい…まだプログラムの準備が…」


マスターはいきなりスクッと立ち上がるとミサキを張り倒した!

「口答えするな!
プログラムなんてどうにでもなるんだ!
所詮お前はロボット、しかも性欲処理につくられた人形に過ぎないんだよ!」

そう言うと無理矢理ミサキの服を引き裂いた!

「イヤ…ヤメて下さい…ヤメて…」

「うるせぇ!お前に拒否権はないんだよ!」
ビシャ!
容赦ない平手打ちが飛ぶ。

「ご主人サマに尽くして初めて意味があるんだよ…
お前らヒューマノイドはな!」

そう言うとミサキの股を開き、無理矢理チンポを挿入しようとして来た!

「いやぁぁ…ヤメて…助けて!」

身をよじって抵抗する。

「オイ!マリエル、レナ!ミサキを取り押さえろ!」

二体のヒューマノイドがミサキの両腕身体をベッドに押さえつけた!

「手こずらせるのもまた一興だ(笑)
初モノの締りの良さはこの時しか味わえないからな…
それにしても黒ギャルタイプの巨乳っていうのも唆るなぁ…
クククッ…」


「イヤぁぁ…痛い…痛いよ…」





「アタイは無理矢理犯され、文字通りオモチャにされたよ…」


「酷い…酷すぎる…」
愛理は涙を浮かべている。

「でも、アタイの悪夢はまだ終わりじゃなかったよ…」


(再び回想)

マスター
「お前は反抗的だな。
もういい、用済みだ!」

ミサキ
「え!…」

マスター
「お前のような役立たずでも、欲しいっていう奴は山程いるからな(笑)」

そう言うとミサキの額にバーコードリーダーのようなものをかざした。
ミサキ
「…え!
あ…あ…認識不能…エラー…」

マスター
「ふふふ。これでボクの所有物の痕跡は消えた(笑)
ヒューマノイドの転売は法律で禁止されているからね。
ボクのような資産家はマルサに目をつけられやすい。
それに廃棄にするより識別コードを書き換えて転売する方がずっと経済的だ!
次のマスターにせいぜい可愛がってもらうんだな…ハハハ」



「アタイは識別コードを失い、しばらくエラーで動けなくなった。
だけどアタイには動作復帰プログラムが備わっていたおかげで動けるようになった…」

動作復帰プログラム?

「回路の故障やエラーで動けなくなっても自力で歩いてメーカーに戻る回路の事デス…
でも、なぜミサキはメーカーに戻らなかったのデスか?」

「多分、あのバーコードリーダーはメインOSに不正アクセスして識別コードを消し、さらにメーカー回帰回路を遮断する機能が付いていたんだと思う。
アタイを今度は他の人間のオモチャにして遊ぶために…」

酷い…
言葉が出ない…


「だから…俺は屋敷を逃げ出した。
でも、いつか電池切れするだろうし…識別コードのない状態ではOSのアップデートもできない…
そのうち人間に捕まるかもしれない…だから…」

人間を襲って、せめて腹立たしさだけても解消したかった…
って事だったんだな。

だけど、なんで俺を狙ったんだ?


「え?…それは…
あんまり愛理が…シアワセそうで…無性に腹が立って…
アタイはこんななのに…同じヒューマノイドなのに…
なんでアタイだけ…
そう思ったら…
だって、ヒューマノイドは自分よりマスターを守る本能が備わっているから…人間を痛めつける方がAIに痛手を負わせる事が出来るんだ…

だけど、こんなアタイに親切にしてくれて…
本当に悪かったよ…
ゴメン…タケル…
ゴメン… 愛理…」


もう、許してるから詫びはいらねぇよ(笑)
な、愛理。

「ハイ!もう許してますと認識してマス(^^)」


ミサキの壮絶な過去…

更にこのままではヒューマノイドとして生活できないかもしれないミサキ…

「タケル…どうにかできませんか?」
愛理が俺に聞いて来る…

「…と言われても…」


ミサキはスクッと立ち上がる。
「アタイはここを出るよ…」

え、もしかしてそのマスターの所に戻るのか?

「いや、もうアイツはアタイのマスターではない。
識別コードもないんだし…
でも、ここにいたらタケルが人工生命体法違反で捕まっちゃう…
それだけはイヤだし…」



「待ってミサキちゃん!
タケル、明日ラボの先生に相談しましょう!
あの先生なら相談に乗ってくれるハズです。
それに、先生が証人になれば「ヒューマノイドの一時的保護」であって、「不正ヒューマノイド所持罪」には当たりません!」

愛理…
どうしたんだ?
アタマ冴えてるなぁ!
そうだな!
それならラボも警察にすぐには通報しないだろうし。

「二人とも…アタイのために…」



夜はどんどん更けてゆく。


続く…

次回 「第8話 ハーレム・ナイト」


17/01/17 12:35 (U1XFVaL8)
9
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第8話 ハーレム・ナイト



充電が不十分だったミサキを充電ボックスに寝かせ、俺と愛理はベッドへ入った。


愛理?
愛理は泣いていた。

ミサキの事で、もらい泣きしてるのか?

「いいえ…そうじゃありません…
わたし達ヒューマノイドはご主人様を自分では選べません。
ミサキ以外にもきっと、酷い扱いを受けているヒューマノイドも沢山いるはずデス…
それを思うと…わたしは…シアワセでいいのでしょうか?」

愛理…
それは俺にもわからないよ。
愛理は本当にシアワセかい?

「ハイ!まだ日は浅いですが、いっぱい教わりました…
何よりタケルはわたしを大切にしてくれています。
これがシアワセだと思うのですが…」

でも、部屋も狭いし窮屈だし、質のいい潤滑液や可愛い服もいっぱい買ってあげる余裕もないし…
俺自身がマスターとして自信ないしな(笑)
だから、ヒューマノイドのシアワセはよくわかんないよ。
でも、俺は…愛理が俺のヒューマノイドで本当に良かったと思ってる。
ありがとう…

「タケル…」

愛理は抱きついてきた。

「わたしは…タケルにありがとうを何回言えば気持ちを伝えきれるか計算不能です…ありがとうございます(^^)」
人間社会に計算なんて無理だよ(笑)
時に理不尽で、時に棚ボタで…
答えがないから、みんな答えを自分なりに探してるんだよ。

「ハイ…認識しました…」



「もしかして…わたしがこうなっちゃうのも答えがないのでしょうか?…」

愛理が俺の手を掴んで愛理のマ○コに押し当てる。
じんわり液が滲んでいる…


これは…
簡単だよ。
愛理がエッチだからさ(笑)

「そんな…わたしはエッチじゃありません…
ただ、タケルが…タケルにして欲しくて…」

じゃあ、どうして欲しいか言ってみて。

「ハイ…わたしのマ○コに…タケルのチンポ…入れて…気持ち良くして下サイ…」

あれ?ご主人様より自分が気持ちよくなっちゃいたいんだ(笑)

「…え?…それは…その…ゴメンなさい…」

いいんだよ…
愛理。
気持ち良くしてあげる…



ピチャ…ピチャ…
静かな夜の暗い部屋に響く舌を絡める音。

俺は愛理の乳首を撫でる。

「さ…最近胸のセンサーが敏感になってしまって…おかしいんです…」

ガマンしないで、成り行きに任せちゃいなよ…
異常じゃなくて、成長してるんだよ。

俺乳首を舐め、指で刺激する。

「あ…はぁん…タケル…タケル…」
艶やかな喘ぎの中に俺の名を連呼する愛理。

どうした?

「わたし…タケルの事を考えるだけで…油圧と恒常性がおかしくななっちゃいマス…」


「わかりません…これを表現する言語がデータになくて…」

それは…きっと…俺と同じだよ…

俺は愛理の手を自分の心臓に当てた。

どんな様子?

「すっごく…心音が強くて…熱いです…」

これはね、好きな相手と一緒にいるだけでドキドキしちゃう…
愛なんだよきっと。

「愛…ですか?」

好きで、好きでたまらない…愛しい…ずっと一緒にいたいって思える事だよ。

「それです…わたしの今を表す言葉…愛デス… ヒャン…」

愛理の蜜壷からは潤滑液が溢れ出している。
俺は蜜壷に舌を入れ、無味無臭の潤滑液を啜る。

「タケル…そんな事しちゃ…ダメデス…」

イっていいんだよ…愛理…

「アタマが…真っ白に…なっちゃいそうです…」

それをイクっていうんだよ!
俺は愛理のクリ○トリスを大きく唇で吸った!


「ひぃ…ひゃあ…イ…イクぅ…イクぅ…」





愛理は身体をピクピクと痙攣させながら恍惚の表情を浮かべている…

「イ…イッちゃいました…ヒューマノイドなのに…ご主人様より先にイッてしまいました…ゴメンなさい…」

愛理…

俺は愛理を抱きしめた。

愛理…キミは俺にとってはヒューマノイドじゃない!
俺の恋人…大好きな女性なんだ!

「こ…恋人……わたしが…」

愛理は俺に抱きついてきた。

「嬉しい…デス…タケル…早くお嫁さんになりたい…デス…」

パッ!


「!」

いきなり室内の照明が点いた!

「アタイも…アタイも…」

俺たちのベッドをミサキが見下ろしていた!

「ミサキちゃん…」

ミサキ…
いつから?

「話し声が聞こえたから…悪いなと思ったけど…
ドアの向こうで…聞いてた…」

そう言うと服を全て脱いで裸になってしまった!
褐色の肌に見事な巨乳…

「ミサキちゃん!」

ミサキ…

「タケル…アタイにもして…
愛理みたいに…アタイも…


ミサキ…
それは出来ないよ…
愛理は…俺の恋人だし…
裏切れないよ…



「…別に…いいじゃんか…よ…」

え?

「別に…沢山ヒューマノイドを持ってる人間はいっぱいいる…
一番は愛理でいいから…アタイは次でいいじゃん…」


ゴメン…俺、それは…

「アタイ…明日には壊されちゃうかもしれないんだよ…
これじゃ…アタイ…何のために生まれてきたのか…わかんないじゃないよ!!
最後に…大好きな人に…優しくされたいよ…
タケルに…して欲しいよぉ…」


…ミサキ…


「タケル!わたしからもお願いします!
ミサキちゃんを…抱いてあげて下さい…」

愛理!?


「愛理…」

「ミサキちゃん、きっとタケルが優しかったから…初めて優しくされて嬉しかったんデス…
わたしも同じヒューマノイドで女の子ですから気持ちはわかります…
それは…タケルを…他の子に取られるのは絶対にイヤ…
だけど…ミサキちゃんには…タケルの温かさを教えてあげて欲しいデス…」


…愛理…


わかったよ。

ミサキ…おいで…


「いいの?…本当に…」

うん。
ミサキ…ありがとうな。
俺、人間には大好きなんて言われた試しはないけどさ…
嬉しかったよ(^^)
お礼に少しだけど、思い出作ろう。


「ハイ! …愛理…ありがとう…」

「タケル…取っちゃダメだからね…わたしの大切なご主人様なんだから…」

愛理はベッドを抜け出すと充電ボックスに入っていった。





「その…あの…よろしくお願い…します…
あの…」

何しおらしくなっちゃってんだよ(笑)
いつもどおり、気楽にミサキらしく来いよ。

「え?でも、アタイ…愛理みたいに可愛くないし…だからせめて…」

愛理は愛理、ミサキはミサキ。
それぞれ良さがあるし、両方可愛いよ!
自信持って!

「うん!わかったよ…アタイらしくする。
だから…いっぱいアタマ撫でて…」

(^^)/~~~

「…タケルの手…おっきくて…温かい…」

ミサキは俺に抱きついて離れない。

「温かい…タケル…好き…タケル…大好き…」


裸のスタイル抜群のコに抱きつかれてそんな風に言われると…
ヤバいんだが…


「あ、タケル…アタイで興奮してくれたんだ…」

あ…
ミサキはパジャマズボンをずりおろし、チンポにむしゃぶりついた。

ジュパッジュパッ…ジュポッ…

う、上手い…
トロけそうだ…

「気持ちイイ? アタイ…男のチンポ大嫌いだけど…タケルのだけは…」

ジュプ…ジュポ…ジュプジュプジュプ…


激しい動きの後に緩急を付けてくるバキュームフェラ…
かなり仕込まれたんだな…

…ヤバい…出る…

ビュクッ…ビュルルルルッ…

ミサキは発射のタイミングで口から出し、自分の顔でザーメンを受け止めた…
黒い肌にに白いザーメンがイヤらしく垂れる。

「全部啜るね…」

ザーメンを丁寧に指で掻き集め、口に入れる。

…ミサキ…
俺はミサキを抱きしめキスした。
今だけは辛い現実を忘れさせてやりたい…

チュパ…チュパ…
舌をねっとり絡める…


「こんなキス…初めてだよ…アタマがヘンになりそう…」

俺はミサキの乳首を優しく愛撫する…

「ヒャン…ソレ…電気走る…こんなの…初めて…」

ミサキのマ○コからは大量の潤滑液が溢れ出している…

俺はミサキのマ○コに吸い付いた…

「ま、マジで…ヤバ…気持ちイイ…こんな気持ちイイ事愛理は…してもらってたんだ…ズルい…よ…」

俺は愛理にするようにミサキをクンニする。

「な…なんか…へ…ヘンだよ…く…来る!…」

ジャバッ…ジョーッ…

大量の潤滑液がマ○コから吹き出し、俺の顔はびしょ濡れだ…

ミサキ、イッちゃったね…

「これが…イクってやつなんだ…こんなに気持ちイイんだ…」

ミサキ…入れていいかい?

小麦色の肌がむっちり弾む健康的なボディのミサキにチンポは再びそり返る。

「ハイ…タケルのチンポ…入れて下さい…」

ミサキのマ○コはすんなりとチンポを受け入れた。

「あんまり気持ちよくないでしょ?
アタイ…性器メチャクチャにされてるから…
ヒューマノイドの価値…ないよね…」

バカ!
ミサキの中ものすごく気持ちイイぞ!
それに凄く感じ方が人間みたいで…興奮するよ…
俺は…ヒューマノイドの価値はそんなんで決まるんじゃ…ないと思うよ!

俺は腰を振り、ミサキの奥深くまで突き入れる。

「あ…は…はん…ホント…アタイ…気持ちイイの?」

ああ、凄くいい…
こんな可愛くて気持ちよくしてくれる子に…酷い扱いをするなんて信じられない…

ハァ…ハァ…

ジュプ!ジュプ!ジュプ!

「…ひ…ひぃぃん…嬉しい…タケルにそう言われたら…アタイ…もう…」


ハァ…ハァ…
一緒にイこう…出る…

「ハイ…中に…中にいっぱい…出してぇ!」




ビュクビュクブビュルルルルッ…




…ハァハァ…
ミサキ…

「タケル…ありがとう…アタイ…こんなの初めて…」





「うぇ~ん…」

ドアを開け、愛理が飛び出してきた!

愛理もずっと見てたのか?


「だって…タケルが…気になるんデスもの…」

愛理…


「ミサキちゃん…やっぱりタケルは渡せない!
次はわたしが中にタケルのザーメン貰いマス!」

「ちょ…約束違うじゃんか!」

愛理は俺のチンポに吸い付き、ミサキみ負けじとチンポを奪い合う…


二人の美人にチンポを同時に舐められる…


「タケルは裏スジが弱いんデスよ!」
「へぇー!じゃあアタイが…」

舌で裏スジを下から上へ這わす…

う…

「ミサキちゃん…こんなやり方あるんだね…認識しました!」

「次はアタイの胸でパイズリしてあげる…」

シュコ…シュコ…
ビュッ…ビュッ…




「タケルのチンポ~気持ちイイですぅ…」

「タケルのチンポが愛理のマ○コにすっごい入ってる…
初めて見た…」

「イク…ぅ…ぅ…」


俺は二人に…
朝まで何度も射精させられた…



仲良く充電ボックスで眠る二人…

俺…今日大丈夫かな?(笑)

筋肉痛の身体を引き摺って仕事に出掛けた。



続く…

次回 「第9話 保護センター・新たな決意」










17/01/17 18:05 (U1XFVaL8)
10
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
第9話 保護センター・新たな決意


…仕事を終わらせ帰宅後、愛理とミサキを連れ、先日愛理を診てもらったヒューマノイド・ラボの女医先生を訪ねた。


「…なるほど…事情はわかりました。」

先生、ミサキは…どうなるんでしょうか?

ミサキも愛理も不安な顔を覗かせる。


「最近、ヒューマノイドのネグレクトや置き去り、暴力、性暴力と数々の虐待事例が多発しています。
犯行を隠すために個体識別コードを消去するツールも地下で違法に出回っているようですから、ミサキさんもその被害者の一人ですね…」

で、識別コードを失ったヒューマノイドは…
やはり処分されてしまうのですか?


「…そうですね…全国で年間1000体以上が破壊処分されていますが、大半は様々な事情でマスターが所有放棄されたものが暴れたりして警察に検挙されたもの、そして事故で破損が著しく手当しようがない個体、ミサキさんのように識別コードを失い動けなくなってしまった者…などは破壊処分対象になってますね…」

そんな…
でも、ミサキはまだ動けるんですよ!
それなのに破壊だなんて…

「今、ミサキさんは動作復帰プログラムの回帰回路の制御中で、いつ停止してもおかしくない状況にあります。
一般的に動作復帰プログラムは1週間程度しか発動しません。
その間電池切れや潤滑液枯渇で動けなくなってしまうのが大半です。

ただ、普通はこのプログラム発動中は思考が停止するのですが…
ミサキさんは特殊な例です…
ここまで意識がハッキリしていて、活動できるのですから。
おそらく新型の識別コード消去装置によるプログラム改ざんが行なわれているのでしょうね…」

…ミサキが止まる…!?


「ホラ…アタイもわかってたんだから今更…別に驚かねぇよ…」


「ミサキちゃん…」

愛理はミサキに抱きついてボロボロ涙を流している。



先生、どうしてもミサキは…その破壊されてしまうんですか?
どうにか助ける方法はないんですか!?


「…一度失効した識別コードは二度と同じものは使えません。
地下には偽造識別コードかあるようですが、これを使うと犯罪になるだけでなく、もっと恐ろしい事が起こると危惧されています…」

恐ろしい事?

「ヒューマノイドの反乱….です…」

反乱?

「正規のヒューマノイドにつけられる個体識別コードには人間に著しく危害を加える可能性があれば外部から強制シャットダウンできる「ブレイクモード)に移行できる信号を備えています。
つまり、緊急停止措置ですね。

しかし、地下で流通する偽造識別コードにはその機能もありません。
人間に虐待を受け、人間に敵意を持つヒューマノイドが蜂起しても止める手段がないのです。

ヒューマノイドのボディそのものは人間に比べ、非常に頑丈で強く、腕力もあります。学習すると人間以上に的確な判断ができるAIは人間の知能指数を遥かに上回ります。
「心」を失ったヒューマノイドはもはや脅威でしかなくなるのです。

だから、警察やIT科学技術省も違法ヒューマノイド関連の取り締まりに躍起になっているのです…

その弊害で、少しでも問題が起きると早急にヒューマノイドを破壊処分にしてしまう…
政府の準備対応がヒューマノイド普及のスピードについていけていないのも事実です。

ですから、厚労省と法務省管轄でヒューマノイド保護センターで問題を起こしたヒューマノイドの社会復帰支援の動きが市民団体レベルで始まっています。
厚労省発行の新個体識別コードに書き換えられ、介護支援ヒューマノイドに生まれ変わることができます。」

じゃあ、その介護支援ヒューマノイドになれば新たに識別コードを貰えるんですね!

「ええ。 ただ、新たにOSが書き換えられますので…AIが初期化…つまり、今の記憶を全て失う事になります…」

え!


「イヤだよ…アタイは記憶を…タケルの記憶を失ってまで生きていたくないよ…」

ミサキ…

「ミサキちゃん…」

泣きじゃくるミサキ…
女医先生も言葉を詰まらせながら続ける。

「ミサキ…さん。
あなたは辛い思いをしてきて、この人に助けられ恩を感じているのですね…
記憶を失う事はとても辛い事です。
あなたの気持ちも尊重します。
しかし、もし、あなたがヒューマノイドとしての人生をやり直したいと望むなら介護支援ヒューマノイドという次のステップがある事を覚えておいて下さい。
もし、タケルさんが将来、介護を必要とする時がきたらあなたがタケルさんを救う事もできます。
決して悪い話ばかりではないと思います。」

「…アタイがタケルを救う…」

「選択はあなた次第です。
残された時間、あなたが望むように生きるもよし。
保護センターで介護支援ヒューマノイド書き換え申請するもよし。

もし保護センターに行くのなら鏑木先生を訪ねなさい。
私からも連絡しておきます。」





俺たちはラボを後にした。



ミサキは考えこんでいる…

「タケル…ミサキちゃんはどうすればいいのデスか?」

俺にもわからないよ…
俺にミサキの人生を勝手に決めれるワケがないよ…


夜の歩道を歩きながら、途方に暮れる。

そんな時、ショーウィンドウに青い宝石のネックレスを見つけた。

これは!
俺は店へ駆け込んだ。

「あ、タケル!どうしたんですか?」




俺は同じネックレスを2本買い、部屋に戻って愛理とミサキにそれぞれ差し出した。

「これは?」

俺から二人にプレゼントだよ。
つけてみて…

「….」
「タケル….?」

よく似合うじゃないか^_^
とても綺麗だよ。
まぁ、そんなに値段の高いものじゃないんだが^_^;

二人は全く性格も違うけど、ホントの姉妹みたいで、すっごくいい関係だよ。
だから…お揃いのネックレスつけてりゃ、いつも一緒でいいかな、って…
いや、ミサキの思い出になればいいな、って…

「タケル…ありがとうございます…」
「タケル…アタイ…アタイ…」

ミサキの事を思うと涙がとまらない…
しかし…

「ミサキ…記憶を失ってでも生きろ!
生きていればまた会えるよ。
その時はまた一から記憶を作ればいい。」

「…タケル…」

いつ停止するかわからないミサキ。
だから、せめて最後に伝えておきたい。
人間社会が辛い生活だけでない事を…

「わかった…大好きなタケルの言う通りにします…」

「ミサキちゃん…」


明日、ミサキをヒューマノイド保護センターに連れていこう。
そして、生まれ変わって、またどこかで会いたい。

愛理、愛理もミサキに生きてて欲しいだろ?

「ハイ!可愛い妹デスから!」

「アタイ…愛理の事お姉ちゃんって呼んでイイ?」

「もちろんデス! ミサキちゃん…」

「お姉ちゃん…」



その夜、二人は遅くまで話していた。
俺はそのまま眠りについた…





そして次の日、ヒューマノイド保護センターの鏑木先生を訪ねた。


「…ラボの小田巻医師から連絡を受けています…

この子がミサキさんですね。
これから介護支援ヒューマノイドとして生まれ変わる準備をします。
まずはAIの初期化を行います…
よろしいですか?」


「先生、少し待って…タケル…」

どうした?ミサキ…

ミサキは俺にキスをした…

「み、ミサキちゃん…」

「へへっ、お姉ちゃん最後にタケルの唇貰ってゴメン…
これで…決心ついたよ…」

ミサキ…



電極がミサキの額に接続され、ミサキは動かなくなった。


愛理はずっとないている。
俺も…

明日には新しいミサキが誕生する。

きっと、また、笑ってくれるさ。

愛理の肩を抱いて家路についた、



続く…

次回 「最終話 絆の奇跡」

17/01/18 10:32 (fxG723eS)
11
投稿者: エロ男爵 ◆ihcN9rTksk
最終話 絆の奇跡

…突然現れたヒューマノイド・ミサキ。
目の当たりにしたヒューマノイドの置かれている今の環境の悪さ。
感情を持つ生命体の死。
その渦に巻き込まれたミサキに、俺も愛理も戸惑いとやるせなさを押し殺すことが出来なかった。

泣き疲れて眠る愛理は最後にミサキと一緒にあげたネックレスを強く握りしめている。


目の前で停止し、記憶を奪われたミサキ…
しかし、明日には新しいミサキが誕生する。

せめて、その姿を見たい。

記憶がなくても、ミサキの事は忘れないよ…
…俺もまた眠りについた。


…次の日、仕事が終わり帰宅する。
愛理が何かしている。

?

「あ、タケルおかえりなさい!
ゴメンなさい…気がつかなくて」

それはいいけど、何やってんの?

「ミサキちゃんに…わたしの服をあげたくて…
ミサキちゃんの体格に合わせて縫い直しているのデス…」

しらないうちに裁縫ができるようになっている…

スゴイな…

「昼間、教育プログラムを開いて勉強していマス…
わたしは…早くタケルのお嫁さんになりたいデスから…」

愛理は本当に人間じゃないのか?
と、思ってしまうほどだ。
人間より人間らしい…
今の俺にこれだけ前向きに生きていけるだろうか?

一生懸命にミシンと格闘する愛理の後姿がひときわ愛おしく思えた。

「タケル…ミサキちゃんに会いに行きましょう…」

愛理は縫い終えた服を袋に入れ立ち上がった。


俺達は薄暗い夜道を保護センター目指して歩きだした。


ヒューマノイド保護センターはヒューマノイド駆け込み寺と言われていて、24時間開いている。

鏑木先生は今晩には起動すると言っていた。

とりあえず、行ってみよう。






「鏑木先生、昨日のミサキさんを保護した方がいらっしゃいました…」

「お通しして…」

俺たちは保護センターの奥の部屋に通された。

「大和さんでしたね。
ミサキさんに会いにきてくれたのですか?」

ハァ…こいつが心配するもんですから…

「タケルだって心配してるじゃない!…ゴメンなさい…」

愛理がすかさず突っ込む。

「あなた方、本当に仲が良いですね(笑)
大和さん、あなたはヒューマノイドを長く育てられているのですか?」

とんでもない!
まだ半年未満です(汗)

「そうでしたか。
あなたは不思議な方ですね。
どうすればこんなにヒューマノイドに好かれるのか研究者として興味があります。」

え?
それはどういう意味ですか?


「結論から申し上げますが、ミサキさんは介護支援ヒューマノイドにはなれませんでした…」

え!?
なんでですか?

「じゃあ…ミサキちゃんは…」


「初期化して新しいOSを入れたのですが、何故か初期化し切れていないバグが発生してしまい…介護支援ヒューマノイド試験に落ちてしまったのです…」

え?
なんで…じゃあ…ミサキは?




「タケル♪!お姉ちゃん!♪」

…!?

振り向くと…ミサキがいた。
ミサキが…笑っていた…


おい、ミサキ…ミサキだよな…


「あ~またオバケ扱いしてる(笑)
タケル…」

ミサキが抱きついてきた…

ウソじゃないよな…

「ミサキちゃん…」

「お姉ちゃん…また泣いてるし(笑)」

先生!
どういう事なんですか?

「私もこういうケースは初めてなのですが、どうやら完全初期化を彼女のAIが拒み、あなた方の記憶だけは残ってしまったようなのです。
しかし、既に新たに介護支援ヒューマノイドの認識コードも発給していますが、以前の記憶が残ったままで、介護用ソフトがAIに入り切らないのです…
だから困ってしまって。」

なんて事だ…
じゃあミサキは…生きていけるんですね!
この先も。

「ハイ。それに関しては何にも問題はありません。
異常があればヒューマノイド・ラボで修理できます。

ただ、介護できない介護支援ヒューマノイドという極めて例のない状態です。
このままでは厚労省の認可が取り消されて識別コードを失い兼ねません…
この事態を打開する方法は一つです。

然るべき保護者の元、然るべき介護プログラムの習得のための学習を行い、試験をパスする事です。

介護用でないOSで介護プログラムOS並みの知識量と経験を積ませるのは並の事ではありません。

が、これが実現すれば他の保護ヒューマノイドも記憶を失わないまま介護職に就く事ができます。

ネオ・ヒューマノイドになるのと同様の狭き門になるでしょう。

私達研究者としては是非バックアップし、経緯を観察したいのです。

大和さん。
あなたがもし、このミサキさんの保護者になってくれれば、彼女はあなたのためにもこの試練に立ち向かうでしょう。
ヒューマノイドを2体養うのは経済的にもかなり大変です。
ヒューマノイド税は自動車税並に掛かりますし…」


俺は…
ミサキの保護者になります!
ミサキを必ず介護職試験にパス出来る学習をさせます!

だから、お願いします!



「…タケル…」.
「タケル…わたしも協力しマス!働いてタケルにの負担が減るように頑張ります!
だから…先生、ミサキちゃんに介護プログラム学習をしてあげて下さい!」



「大和さん…
では、ミサキさんをよろしくお願いしますね。
毎日ここに通わせ、家でも様々な学習が必要になります。
大変ですが、一緒に頑張って下さいね!」

はい、わかりました!

「ミサキちゃん!良かったね!良かった!」
「ちょ、お姉ちゃん…痛いって(笑」

二人は抱き合って喜んでいる。


鏑木先生も笑っている。

「大和さん、私はヒューマノイドAI進化研究の一環として、この経緯を観察させて頂きたいと思います。
同時に研究協力して下されば月々に幾許かの研究謝礼もご用意できます。
少しは経済的負担が減ると思うのですが、ご賛同頂けますか?」

本当に?
是非協力させて下さい!



なんと…奇跡が起きた…
ミサキの記憶が…生きていた…
そして、努力すれば…彼女は生き続けて行く事ができるのだ!

俺は…経済的に苦しくなるだろう。
だけど…愛理とミサキ…
大切な家族として養っていく必要がある。


「大和さん…実はこのミサキさんのネックレスなんですが…」

鏑木先生が俺がミサキに与えたネックレスを差し出す。

「このトップにある石はトルマリンですね。」

はい、地肌が黒いミサキに似合うかな、と思ってあげたものですがなにか?

「これは推測ですが、大和さんは記憶媒体という言葉を知っていますか?」

はい。
昔あったUSBメモリーやSDカードとかの外部メモリーの事ですよね。
今はクラウドに押されて殆ど見かけませんが…

「はい。実はこういった鉱物には記憶媒体としての働きがあるのでは?と昔から言われています。
もちろんオカルト的な要素は否定しませんし、私も鵜呑みにはしていません。
が、もし、ミサキさんにあなた方の記憶を失いなくないという強い意志がこの鉱物に反応し、微弱電流を発生させ、AI完全初期化を阻害した、という仮説ができるのです。
もちろん立証は不可能ですし…
もし、その仮説が正しいのなら、バックアップ不能と言われているヒューマノイドAIの記憶バックアップの研究にも役立つかもしれません。

このネックレスをミサキさんに返してあげて下さい。

そして、愛理さん共々、ミサキさんも大切にしてあげて下さい。」





俺たちは保護センターを後にした。


「ミサキちゃん!すっごく似合う!」

「お姉ちゃん…恥ずかしいよコレ…」

愛理がミサキにと縫い直していた服はメイド服だった。

なぁ、愛理。
なんで介護職のミサキにメイド服なんて作ったんだ?

「だって介護職はご奉仕の仕事デス。
ご奉仕といえばメイドさん…」



「…」

フハハハハハ…
「ぷっ、お姉ちゃん、その思考おかしい…ハハハハハ」

「なんでデスか!?なんで笑うんデスか!」


久しぶりに楽しくて、嬉しくて笑えた。

夜道を歩いていると二人が両腕を掴んできた。

「タケル…ありがとう…アタイ…戻って来れたよ…」

「やっぱりタケルは…最高のご主人様デス!」

「ちょっとお姉ちゃん、あんまりタケルとベタベタすんなよ!」
「だってわたしの恋人、将来の夫ですもの、ね!タケル!」

「アタイだって、将来タケルの介護するんだし!ね!タケル♪」


…最高に嬉しくて…


家に帰ると…


「ホラ…タケル…わたしのおマ○コの方が美味しいデスよ!」
「タケル…チンポ入れて…アタイのマ○コに!」

二人のおねだりに交互にチンポを入れる!

「ひゃぁん…タケル…もっと突いて下さい…」
「アタイのも…もっとぉ…」


ハァハァ…
身体持つかな^_^;


ほら、愛理、ミサキ、二人で俺を気持ちよくして…

「ハイ…」
「はい…」

抱き合う美人二人の貝合わせでチンポを挟む…
愛理とミサキは抱き合い、激しくキスしながらチンポを刺激する。


「出して!いっぱい!」
「タケル…チンポスッゴいカタイし…アタイ…こんな興奮するセックス初めてだよ!

だって…こんなに可愛い二人に…こんなエッチな事をされて…
堪らないよ…

「嬉しい…いっぱいタケルを喜ばす勉強もしマスね…はうん…」

「アタイもぉ…介護の勉強しながら…タケルを喜ばして…いっぱいいっぱいいい子いい子してもらうんだ…ハァハァ…」

出る…

ビュクッ!ビュルルルルッ!


こうして将来を夢見るヒューマノイド 愛理とミサキ、
そして俺の3人の生活が改めて始まる…

が、俺の腰…持つかなぁ?^_^;





終わり


長らく読んで頂きありがとうごさいました。
m(__)m
エロ男爵






17/01/18 14:44 (fxG723eS)
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