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0079 残された僕達
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
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1:0079 残された僕達
投稿者: マイト・ダイナ
僕の名前はマイト、17歳。父と二人暮らしである。2ヶ月くらい前から、父の仕事が忙がしくなり、ほとんど会っていない。
昔からそうだった父、僕もいつもの事と慣れっこになっていた。しかし、今度ばかりは違った。もう二度と父の姿を見ることはなかったのだ。

その日、僕は同級生のアケミの家に転がり込んでいた。アケミも僕と同じで、両親は忙しく、愛されて育った記憶がない。そんな僕達は、妙に惹かれあった。

アケミは13歳でパージンを捨てていた。17歳で男の経験は10人を越えている。その経験の多さからか、彼女のフェラは絶品だった。
『もっと、ゆっくりしてよ~。』と耐えれないことを伝えたが、いやらしくうすら笑い浮かべ、更に激しく責め立てる。『もうダメ~。』降参をした時だった。

ズシンっ!!と体に衝撃を覚えた。『なんだ?いまの?』、普通ではない衝撃だ。ベッドの上でアケミと目を合わせ、中断することを決めた。

外に出ると、みんな同じように家の前に出て来ていた。何人かが集まり、『なんだろうねぇ?』と話を始めていた。

その時だった。サイレンが鳴り、避難の放送が始まった。半月前、合同の避難訓練をしたばかりだ。『なんだ、またか。』、逆に安心をしてしまう。
アケミは貴重品をバッグに詰め込み、車を出した。彼女の横に乗り、避難用シェルターに向かった。

シェルターは、すぐに定員が一杯になった。最初のシェルターに入れたのは、面倒に思った連中が参加しなかったと考えられる。

ズシンっ!!再び、衝撃を感じた。今度は近い。更に、爆音が鳴り響く。すぐに、外から悲鳴が聞こえてくる。『何が起こっているのか?』。
ドンドンドン!!誰かがシェルターの扉を叩く。『開けて~!!助けて~!!』と女性の声だった。シェルターの扉のロックを外せば開けられる。
しかし、恐怖のあまり誰も立ち上がろうとしない。僕は立ち上がり掛けた。その時、アケミの手が僕の手を握り締めた。
彼女は目に涙を浮かべ、その顔はこう言っていた。『開けないで…。』と。

シェルターに入り、5時間が経過していた。爆発音、マシンガン音が鳴り続け、衝撃の度に僕らの体は揺れ続けた。
最後に大きな爆発があり、それを境に静寂が訪れた。怖くて扉を開けるのに、それから30分待った。『ちょっと見てきます。』と先発で僕が扉を開けて出た。

すぐに風を感じた。人工的な風とは少し違った。『コロニーに穴でも開いているのか?』そんな気さえしてしまう。
目の前の風景が様変わりしていた。建物は破壊され、何より人間が破壊されていた。シェルターの人に報告をしたかったが、もう少し落ち着く時間が欲しい。

僕は、目の前に軍のサイドカーを見つけた。持ち主は、横で倒れている軍人のものだろう。スイッチを入れると、バッテリーは充分だった。
バイクを走らせてからだった。目の前で起こった現実を受け入れる事が出来たのは。戦争があったのだ。

僕はバイクを走らせ、2ブロック先に来ていた。目にしたのはロボットの残骸。軍のものだ。火事ではなく、何か大きな火力で燃やし尽くされていた。

怖くなって、急いでシェルターに戻った。『早く伝えないと。』戻った僕は、愕然としてしまう。シェルターの扉が開き、そこには誰もいなかったのだ。

慌てて、アケミやみんなを探して、町に出た。人が集まる場所と、本能的に向かってしまったのだ。しかし、その選択は間違っていた。
僕が向かうべきは、町ではなく、軍の新型戦艦が入港したとされるドックの方だったのだ。事実、僅か70分後、白い新型戦艦はコロニーを離れたのである。

その事実に気がつくのに、更に半日が必要だった。
町には、誰もいなかった。サイドカーを走らせ、人影を探した。しかし、もう誰の声もしない。

気がつけば、僕はまたロボットの残骸のある場所に来ていた。『まだ死にたくない。』生き残るためだ。何かないのか?
近くの施設に入る。ドアはちゃんと開き、電気はまだちゃんと生きていた。研究施設を通り抜け、奥の格納庫に来ていた。もちろん、内部のことなど知らない。

格納庫のスイッチを押した。照明が点いて明るくなり、ここが意外と狭いことが分かる。そして、一人の女性に銃口を向けられていることも。


 
2016/04/17 15:09:35(wel.pHYy)
2
投稿者: (無名)
いやぁ~、本気ですかW

これ、書いたらすごいかもW

モビルスーツをロボットと表現してるのはワザとですよねぇ。

楽しみにしてみます。

頑張ってみてください。
16/04/17 15:24 (6UemH2Jk)
3
投稿者: マイト・ダイナ
突き付けられた銃口を見て、反射的に両手を上げてしまう。『民間人か?』と聞かれ、『はいっ!』と答えた。安心したように、彼女も銃を下げた。

彼女は、ここで何か作業をしていたようだ。センサーが僕をキャッチし、慌てて作業を中断したようだったった。
『出ていってもらいたい。』と言われ、格納庫を出た。しかし、どこへも行く宛がない。唯一、残ったと思われる彼女から離れるわけには行かなかった。

2時間が過ぎて、格納庫の扉が開いた。僕を見た彼女は、再び構えた銃を仕舞う。『まだいたのか?』と口調のキツい女性だ。

『何してたんです?』と聞くが、『お前には関係がない。』とそれだけだった。彼女は、そのまま研究施設に向かった。後を追うしかない。
僕の顔を見た彼女は、こんな状況でもカードを使って、ジュースを買っている。2本買った1本は、僕に手渡された。

『逃げ遅れたのか?死ぬぞ?』と聞かれ、『あなたは、どうやって脱出を?』とご一緒させてとばかりに聞いた。
しかし、『私は残った。もう助からん。』と言う。それを聞き、彼女には悪いがガックリとうなだれてしまった。

その時だった!初めて彼女以外の声を聞いたのだ。絶望を仕掛けていた僕に、光が射し込まれた。本当に、そう思った。

気配のする方に走る。人影を見た時、助かったとさえ思った。男性3人が、そこに立っていた。『お前も居残り組かぁ~。他に誰かいるのか?』。
ぶっきらぼうに話す男たちに、すぐに違和感を感じてしまう。『いいえ、一人です。』とやり過ごそうとする。
『おおー!いるやないかぁーー!』と彼女を見つけた男たちは、追い掛けて施設に入っていく。リーダー格の男に、僕は銃を突き付けられた。

『行けっ!』と言われ、その場を逃げ出した。あの女性がどうなるのかなど、明らかだった。それでも怖くて逃げた。

戦場に戻り、銃を3丁を手に入れた僕は施設にバイクを走らせた。銃を構え、歩を進める。研究施設に人の姿はなかった。
通り抜け、格納庫の扉についた。銃を構え、ボタンに手を掛けた。『ウィーン!』と扉が開いた。照明は点いたままになっている。

一歩入って愕然とする。3つの死体がそこにあったのだ。残念だが、その一つはあの女性だった。全裸にされて、レイプされたのが分かる。
身体は擦れて傷だらけ、股間から男の液体も流れていた。開いた目の横に涙が流れた後がある。気の強そうな彼女が、涙を流しながらレイプをされたのだ。

二人の男が死んでいるということは、犯人はリーダー格の男か?しかし、こんな時代だ。追い掛けるヤツもいない…。アイツの勝ちだ。

血なまぐささをガマンして、彼女がここで何をやっていたのかを調べる。もう、目の前にある輸送用トラックの荷台しかありえなかった。

荷台のモノには、何枚もシートが掛けられていた。順番に取っていく。2枚目を取った時に、もうそれが何か分かった。

そいつと目が合ったからだ。


16/04/17 18:40 (wel.pHYy)
4
投稿者: マイト・ダイナ
コックピットに乗り込むだけなら、シートは1枚取ればよかった。しかし、全てのシートを取る必要があった。至るところに時限爆弾が仕掛けていたからだ。
彼女は、この機体を破壊しようとしていたのだ。ご丁寧に、コックピットには3個も取り付けられていた。余程の重要機密らしい。
まあ、スイッチが押されてないのが救いだ。

6時間後、機体と共に町に立っていた。後で聞いた話だが、僕よりも若い少年が、初めてロボットに乗り、敵のロボットを2機撃墜したらしい。
僕には考えられない。6時間経っても尚、コンピュータの自動制御に四苦八苦していたからだ。勿論、この制御がなければ、とても動かせる代物ではないが。

ここに居ても、いずれ死んでしまう。とにかく、コロニーを脱出しなければ…。そのためにも、仲間が必要だった。

機体を降り、生存者を探すことにした。誰もいないかも知れないが。難航すると思われた生存者探し。しかし僅か10分後、目の前に一人の男性が現れたのだ。
彼は、頭を包帯をグルグル巻きにし、うずくまっていた。僕は声を掛けながら近づいて行く。彼の反応がないことに不信を抱き、足を止めた。
彼を見ると、頭の包帯の耳の辺りから出血が見られた。負傷して、耳が聞こえないのかも知れない。存在を知らせるために、肩を叩こうとした時…。僕の身体は、再び停止をした。

うずくまった彼の前に、少女の死体があったのだ。その少女は全裸にされ、まだ膨らんでもない胸に舌を這わされていた。
腐乱が始まり、水分の奪われる死体に水が掛けられ、その行為は行われていた。この男、狂ってる…。

僕は、センターホテルに足を運んだ。残された方が集まっているかも知れないのを、期待してだった。
しかし、誰もいないロビー、誰もいないフロントを通り過ぎる。
客室に入った。部屋の扉は、緊急時のために全ての部屋のロックが解除されていた。どの部屋を見ても、誰もいない。そのうちに、探すのも諦め始めてしまう。

そんな時。『あれ?水の音が…。』、どこかの配管に水の流れる音がしていた。『上だっ!』と階段で駆け上がる。
9階に着き、『誰かいますかぁ~?』と大声で叫んで進む。しかし反応がない。そのまま、最上階に駆け上がった。
『誰かいませんかぁ~?』と再び叫んだ。静寂の続く廊下に目を凝らしていたが、変化はなかった。『いないかぁ~。』と諦めかけた時だった。

奥の扉が揺れ、作業着を来た男性が現れたのだ。『よかったぁ~!誰かいたぁ!』と喜び、駆け寄った。

『バキュ~ン!』と、僕の横を光が駆け抜けた。立ち止まり、『撃たないでっ!仲間です!』と叫ぶ。
作業着の男性の手には銃が握られていた。作業帽を深くかぶり、暗さとで顔はよく見えない。
『仲間です!仲間です!撃たないでください!』と、僕は見えるように銃を捨てた。

『そっち行きます。ダメなら、床に一発発砲してください。』と言い、近寄っていく。近づいて行くが、彼の銃口は僕に向けられ続けていた。

男性まで3mの距離まで近づいた。これ以上は、恐くて近寄れない。この距離で話をすることにした。
『仲間です!ピストルなど、ありません。』と両手を上げた。『何とか、コロニーを脱出したいんです。一緒に行きませんか?』と訪ねてみた。

男性は銃を胸の前で持ったまま、その場に座り込み、『助けて~!お願い!私に何もしないで~!』と泣き崩れた。

僕は作業帽に手を掛けた。同時に、長い栗色の髪が落ちてきた。『女だ…。』
16/04/19 16:04 (iNP9aG1o)
5
投稿者: マイト・ダイナ
彼女を落ち着かせるために、一階のロビーに降りた。僕は、喫茶のカウンターにオレンジジュースを見つけ、コップに注ぐ。
『飲んでください。』と彼女に差し出した。一口だけ口をつけたが、それ以後は飲まなかった。
『何かあったんですか?』と訪ねてみた。何も答えない彼女だったが、何か辛い事でもあったのだろうと、それ以上は聞かない。

『僕は、もっと仲間を集めて、コロニーを脱出しようと思います。どうしますか?』、やはり口を閉ざしたままだった。
数分、問い掛けたが反応がない。この女性には、悪いが無理そうだと思い、『じゃあ、別に行動しましょう。声掛けてすいません。』と立ち去ろうとした。

『父が…。』と、初めて彼女が口を開いた。『父が殺されたの…。母は…、母も殺されました!強姦されてっ!!』と再び泣き崩れた。

彼女の話はこうだった。逃げ遅れた彼女を含めた5人は、何とか助かる手段を探しながら、行動を共にしていた。
しかし、現実が分かると段々と追い詰められていった。そして、その中の一人の男性が無法を起こしてしまう。
彼女の父を射殺し、母親に手を掛けてしまったのだ。気づいた彼女は、もう一人の男性に助けを求めた。駆けつけると、母親の上で腰を振り続けていた強姦魔。
『おい、こっちに寄るなよ。』と言い、『俺たちはどうせ助からん。お前も、その女でも犯れよ!犯ればいいんだよ!』と囁いたのだ。
それは、悪魔の囁きとなってしまった。もう一人の男性は、悪魔に魂を売った。彼女に襲い掛かったのだ。
なんとか逃げ出した彼女だったが、戻った時には、両親は絶命していたのだ。

彼女の名前はナオミ。僕よりも4つ年上の21歳。大学では、ロボット工学を専行していた。ちなみに、この物語のヒロインである。
そして、僕がここまで運んで来た、軍の新型ロボットの正パイロットになる女性である。


16/04/19 16:46 (iNP9aG1o)
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