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カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:(無題)
投稿者: kiara ◆jQCC7YjuzE
――私の願い……

 もう一度、私はイメージを脳裏に描いた。それに応じて、背のリボンが輝きながら姿を変える。それは、まるで空を舞う蝶のような翼となった。私は、輝く鱗粉をこぼす羽を広げ、ふわりと夜の校庭に舞い上がった。



 羽の調子を確かめるように軽く宙を舞って、校舎の屋上へと着地した。吹き抜ける夜の冷たい風が、ここでは一層強く感じられる。私は、空を仰いだ。ヴェールのように薄い雲が星空を覆い隠していた。時折、隙間から月明かりがこぼれている。雲の流れが速い。

「お兄ちゃん、本当にこの上空に魔女のアジトがあるの……?」

 喉元でささやくような声を、超小型の通信機が拾い、無線に乗せて自宅にいる兄の元に届ける。兄は、いつも私の魔法少女としての仕事を、遠隔でサポートしてくれているのだ。そもそもこの通信機も兄が自作したものだ。

「……十中七、八といったところかな。今までの事件がそいつの仕業なら、被害の場所や時間から考えて、航空機のようなものを拠点にしている可能性が高いと思うんだ。それに……」

 理系出身らしく理論的に兄が解説する。機械工学系の大学を卒業した兄は、今はコンピュータ関係の企業に技術者として勤めている。

「……ニアミスや事故を防ぐために航空機の管理は結構厳密に行われているんだよ。試しに、空港のシステムに侵入してデータを調べてみたら、この町の上空の情報に関して、不自然な改竄があったんだ……」
 
2013/11/10 09:20:19(LEB18GVD)
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