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カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:(無題)
投稿者: kiara ◆jQCC7YjuzE
児童公園のすぐ向かいは、道路を挟んで私の通う学校となっている。夜はだいぶ更け、人通りは全くと言っていいほどない。それでも私は、さらに人気のない学校の裏手側に回り込んだ。道路と敷地を遮るフェンスをつかむと、そのままよじ登る。我ながら身軽に飛び降りて、校庭側に着地した。深夜の学校はいったん侵入してしまえば、誰かに見咎められる可能性は限りなく低くなる。私は用具倉庫の陰に、小走りで駆け込んだ。

「……ん」

 周囲からの死角に身を潜ませた私は、手を組み、目を閉じた。静かに呼吸を整え、精神を集中させる。

――聖なる魔法よ。私の願いをチカラに変えて。

 建物の隙間に流れ込んだ夜闇の中に、ぽっと光が浮かんだ。光の粒はいくつも浮かび、その大きさを増していく。柔らかい煌めきが私の体を包み込み、学校の制服を輝きに取り込んでいく。制服も光の粒へと姿を変えて、私は白いレオタード型のインナーだけの格好になった。そのまま意識を集中し続けると、今度は光の粒が実体へと変わり始める。私の体をまとうように動いた輝きは、やがて、私の願いに応じて赤とピンクを基調としたドレスへと姿を変えた。

 ふわりとしたスカートはリボンとフリルで装飾されたややミニサイズ。胸元には、ルビーのように赤く輝くブローチがあしらわれている。頭と腰には、かわいらしい大きなピンク色のリボンが着いていた。手首と足下には、銀色のリングと、同じくピンク色のリボンがアクセントになっている。これが、もう一つの私の姿。魔法少女としての私の姿だった。この町には、人に仇なし、狂わせる魔物が住み着いている。そんな魔物を退治することが夜の私の仕事だった
 
2013/11/10 09:18:50(LEB18GVD)
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