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素晴らしき偶然
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:素晴らしき偶然
投稿者: 鷹栖
【出会い】

それは偶然に始まった。

暑い夏の日。
中学生になったばかりなのはいいが、
坊ちゃん刈りに今だに小学生のように半ズボン…
背もそんなに高くなくて、運動神経も全くない…
どちらかと言えばクラスでも存在感がない…
なんとなく、いじめライフに突入していく予感もある…
父親を亡くし母の実家であるこの観光地へ来て数年が経つ。
母はこの町の名士の出で、この田舎町一番の会社の社長秘書を務めている。
生活には困らなかったが、当然、激務のため、夜は遅くて母と会う時間が
ないのは仕方がないが、どうやらそこの社長と交際しているらしく
休みの日に何故か社長が僕の家をうろうろしていたりすることもある。
社長は、若くていい人なのだが…
田舎なので、社長が僕の家を個人的に出入りしていることが噂になっていて
近所からも白い目で見られがちだった。
当然、友人もおらず、どこへ行くこともないが
入学祝いに買ってもらった自転車で外出したまではよかったが、
あまりの暑さに近くのコンビニへ入った時だった。
喉が渇いたのでスポーツ飲料を買おうと思ったのだ。
しかし、すぐには買わずに癖でつい立ち読みをした。
店員の人を横目にエロ本を見ようと思ったが、
このルックスでは絶対NG。

現在は、テープで貼られて開かないため表紙を見て想像力で買うしかない。
下世話なところはアナウンスで18歳未満の成人向け雑誌の立ち読みを禁止
するという
内容のものが流れる…

しかし、まだそんな時代ではない。
まだ、コンビニが出始めの頃である。
こんな田舎町に進出してきて町中の者がわんさか押し寄せたぐらいだった。
まだ、性に自由と無限の可能性を秘めた時代。
見ようと思えば店員の目を盗んでみることは可能だが…
そんな無駄な抵抗はやめて本日発売の漫画を読み始めた。

しばらく読んでいたが段々飽きてきて飲みモノが
置いてある冷蔵庫へ向かおうとしたとき
前から誰かかがくるのに気がつき、
すれ違いざまにちらっと見た女性に
息を飲んだ。

その女性は、何のプリントもしていない白いTシャツを着ていたが、
そのTシャツは完全にその体にフィットし
美しい体のラインをより強調していた。
何より驚いたのが、その胸であった。
痩せている感じがするがその胸が異常に大きく
今にも風船が破裂しそうな状態だ。
しかも、Tシャツが白のため、生地も薄いために
ブラジャーのラインはくっきりと浮き出ている。
(大きなブラジャーだなー…どんなオッパイが入ってるんだ?)

一瞬の間ではあったが、その女性の胸ばかり見て顔を
見ようとしたときは、もうすでに後ろ姿になっていた。
ショートヘアースタイルで、やや髪の色は茶色であったが
とても品がいい感じの印象だ。
当然、ブラジャーの真一文字のラインも見えた。
腰は、きゅっと締まった感じでヒップが品よく突き出ているが
胸ほどはないがそこからすらっとした足の長いこと。
太くもなく細くもないがなんとなくその胸を支える底辺の美を
感じないわけにはいかなかった。

凄い…

性に目覚めたばかりの僕には充分すぎるぐらい魅力的であった。

 
2006/12/20 15:54:00(mtT/kCCL)
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