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1:窓の外
投稿者:
星野ひかる
純平(39)と舞(40)の不倫は、そう簡単に会えるものではなかった。経験者ならわかるだろう、お互いの家庭を第一に考えているのだから当然、家族を守り家族との時間を最も大切にしながら、その裏では恋人として情熱的に愛し合う。側から見れば滑稽だが、当事者は真剣そのものなのだ。
まだ付き合いたての純平と舞は、カカオで四六時中連絡を取り合う。大体それは子供たちが出払った平日の朝からだった。 舞は通話でその吐息や喘ぎ声を聞かせていた。それが彼らなりの仲の深め方だった。いつものこと。 その日は雨予報だったが、空は持ち堪えていたようで、どんより曇り、先ほどまで小雨が降っていたのか道路はほんのり湿っていた。 いつものように舞は通話しながら敏感な部分へ小型の電マを当てて喘ぎ声をあげていた。「ハァハァ、あぁ、もうああぁ・・」 純平「旦那にごめんなさいって謝れよ」 舞「悠くんごめんなさい、ごめんなさい、あぁあ」 純平「旦那のパンツかぶれよ」 舞「・・・」 純平「返事は」 舞「はい」タンスから旦那のパンツを取り出し被る 純平「もっとしっかりむき出しのクリに当てて旦那に謝れ」 舞「ああぁぁぁ悠くん、悠くんこんな私でごめんなさい、裏切ってごめんなさい。あぁあああごめ・さ・・っっい!」 舞「!!!!?????・・・・・・・・・・・・・・・・・」 窓の外から何か物音がしたような気がした。 旦那のパンツをかぶっていた舞はさっとパンツを頭から外し窓の方を振り向いた レースカーテンとすりガラスの窓の向こうに人の気配がする 舞「ちょっとまって、人がいる」小声で早口で純平に伝える 盛り上がってきたところを急に舞がやめたので、急にしなしなと萎えてしまい多少苛立つ純平 「気のせいだろ」 舞は目を見開きその動いた気がした窓の外の影を凝視する。 舞がいつも純平と通話でしていた部屋は、分譲マンションの廊下側の窓際に置いてあるベッドの上だったので、確かに大きな声を出したら外に声が漏れてもおかしくない。いつも快楽に身をまかせ、我を忘れて昼間っから大声で喘いでいた舞はかなり焦っていた。 (近所の人にバレたら死ぬほど恥ずかしい。やばすぎる・・・) 影はしばらくするとスッと右の方へ消えていった。 純平「いいからやれよ、旦那のパンツ口に加えろ」 舞「うっうううう・・うう・うううん~~~う」(ブーーーン) 純平「子供に謝れよ。最低の母親でごめんなさい、て」 舞「はいへいほははほはへほへんははい」 純平「ちんぽがないと生きていけません、は」 舞「うぅ・・ひんほははいほ、いひへいへまへん」 純平「お前、ちんぽ大好きだんもんな?いろんなちんぽがほしいんだろ?最低の母親だな。ちんぽ狂いの変態が!」 舞「はひ・・・ひっひぃいいい」(ブーーーーーーン) 純平「勝手に逝くんじゃねえぞ。何勝手に逝こうとしてんだ」 舞「ほめんなはい・・・ぃぃ」 自分が最低な妻であり、最低な母親だと言わされて、罪悪感と興奮で脳が混乱するのに、体は快楽に抗えず、絶頂に向かっていく (逝かせてください・・逝かせて、逝きたい、逝きたい逝きたい) 純平はこうして舞を精神的に追い込むのがたまらなく好きだった パンツを吐き出していい許可をもらい、電マをあてながらバイブを中に入れることを許された 目は焦点を合わすことができずに舞は下半身に集中していた。 右手を必死に動かし中の気持ちいいところを何度も何度も刺激する。ヌチャヌチャとイヤらしい音を立てて、汁は尻に垂れていた。左手の電マはクリに当てている。片足を空(くう)に上げ、もう片方の足は爪先立ちの状態で秘部は丸見え、プルプルと震える太もも。 純平「もっと声出せよ」舞は夢中になって大きな声で喘いだ 舞「逝かせてください、逝きたいです、お願いっ」 純平「まだダメ。逝くな。我慢しろよ」 舞「手が止まらない・ああ・・もうダメ逝く。逝かせて。逝く。。純平!!」 純平「ごめんなさいって言いながら逝けよ」 舞「ごめんなさいっ逝きます!逝く!逝く逝く!あぁあごめんなさい!ごめんなさい!」 舌を出し上を向いて絶頂を迎える舞。ハァハァハァ・・・・と息を切らしながら、なんの気なしに目の焦点を合わせると視界の隅に人影があった ベッドから飛び降り窓と反対の壁に張り付く舞 「ひっ!!!!!!!!」
2024/03/13 18:09:09(dkffsE.1)
(確実に誰かがいた!)
何者かが私の喘ぎ声を聞いていたことを確信した舞は純平との通話を一旦切り、脱ぎ散らかした服をさっと着用した。 アダルト用のおもちゃをすぐに洗面所で洗い、クローゼットの上段に置いてある、礼服の黒のバッグの中にしまった。 舞のおもちゃの隠し場所はいつもここだ。 (もしかして旦那?今は仕事に行ってるはず・・旦那に浮気してるのがバレる。) 玄関に向かい、恐る恐る覗き穴を覗く。が、すでに誰もいない。 思い切って玄関を開けてみた。が右を向いても左を向いても誰もいない。いつもと変わらぬマンション玄関からの風景だ。 (旦那だったらどうしよう・・・) 駐車場に行ってみると、旦那が通勤にいつも使ってる車はなかった。 舞はペーパードライバーなので旦那以外に運転するものもいない。 一気に緊張感に包まれた舞は純平にメッセージを送る「さっきは急に切ってごめん。外に人がいて私の声、聞かれてたと思う。旦那が帰ってきてたのかも」 純平「大丈夫?」 舞「わからない。でも人は絶対いたと思う」 その日、舞は腕によりをかけた夕飯を作り、ここ1年以上は使ってないと思われる仕舞い込んでいたホームベーカリーでパンを焼いた。 子供は学校から帰るなり、焼きたてのパンの匂いに大喜びし、連れてきた友達たちにもそれを振る舞い良い母、良い妻を心がけた。 いつも帰りの遅い舞の旦那の悠太(48)は、営業畑の人間で、管理職になってもう長い。 正義感が強く少し短気なところがたまに傷だが、基本的にはお人好しで、仕事仲間や、友人を大切にする真面目な男だ。 会社のシステムが大きく変わったこともあり、あまりパソコン作業が得意ではない悠太は土日も職場に行って、システムの移行作業に伴う終わりの見えない業務をこなしていた。 帰りはいつも24時を回ることも多く、家に帰ると舞の作ったご飯も食べずに部屋着に着替えてベッドに入る。 スマホゲームを少ししたら眠りについてしまう。職場で軽く菓子パンなどで腹を満たしているようだった。 当然、子供との交流はなく、子供部屋で舞はいつも我が子を抱きしめて寝ているのだった。悠太が帰ってきた音を聞いても、おかえりとも言わずに、また眠りにつくのだった。 朝になると舞はバタバタと子供を起こし寝ぼけ眼の子供を励ましたり、叱咤したりしながら、口煩く身支度を進めさせる。 悠太は舞の忙しない朝のそれを、うるさそうにしながら起きると、シャワーに直行し、身支度を整えてまた会社に向かうのだった。 完全に夫婦の会話は全くと言っていいほどなく、家庭内別居状態となっていた舞の家庭。どこにでもある不仲な夫婦。
24/03/13 19:45
(dkffsE.1)
舞の日常はこうだ。
不眠症の舞は午前3時30には自然と目を覚ます。 ベッド上で枕元に置いてあるスマホをいじり、適当に情報収集という名の時間潰しをする。 4時30分から5時ごろに、のそのそと起き出し、歯磨きなどの身支度を整え、朝の散歩に出かける。 6時半ごろに自宅に戻り、シャワーを浴びて普段着に着替える。そこでやっと母の顔になる舞。 舞は洗濯を回し、朝の弱い子供をどうにかこうにか起こす。 アレクサのアラームが鳴り続けているが子供はなかなか起きない。 「アレクサ、止めて」そういうと、アラームが止まり、今日のお天気や気温などを教えてくれるアレクサ。 朝ごはんは日によって変わるが、偏食の子供は準備したものを食べないことも多く、 ピザトーストを焼いた日は、ヨーグルトが食べたいと言い、 シリアルを出した日には、ホットケーキが食べたいと言う。 他の家庭はどうだかわからないが、 舞は子供のわがままとも取れる要求に、少しため息をつきながら出来る限り応えてあげる。 旦那と子供を見送り、一人きりになったら、母親という名の仮面を外す舞。 作るだけ作って手をつけられなかった哀れな朝食は舞の朝食となる。 例えば、パンの耳だけ残した子供の食べ残しなども舞は食べるのだ。 昭和生まれだからであろうか、それとも、おばあちゃん子だったからだろうか、 それとも常識なのだろうか、綾は食べ物を粗末にすることが絶対にできないタイプだ。 リビングテーブルを片付け、台拭きで拭き上げたら、椅子をひっくり返しテーブルにあげる。 家具もほとんど置いておらず、ラグすらないフローリングは、掃除が楽だ。 お掃除ロボットのルンバを動かし、床拭きロボットのブラーバも同時に動かす。 その間に台所に立ち、シンクに置かれたコップやら皿などを食洗機に突っ込むとスタートボタンを押す。 ベランダで育てている名前のわからないお花に水をやり、子供が縁日ですくってきた金魚に餌をあげる。 トイレに行くたびについで掃除をし、お風呂に入るたびについで掃除をする舞は、家事が嫌いだ。 常に自由でいたいという価値観を持っている舞は面倒なルーチン作業を自動化するのが好きだ。 お金の管理も全て自動化しており、現金などほとんど持ち合わせていない。ま、それはみんなやってるか。 スマホをいじってる間に、動かしていた洗濯が終わり、乾燥機に洗い終えた洗濯物を突っ込んで、乾燥機のスタートボタンを押す。 最新式のドラム式洗濯機を以前は使ってたが、大規模な分解掃除をしないと手の届かない部分にホコリがたまり、 乾燥がうまくできなくなることが多くなったので数年で手放して、今は中古の縦型の洗濯機を使っている。 ドラム式より汚れが落ちる気がするからだ。 ゴミの日だったので、家中のゴミを集め、マンションのゴミ置き場に行くと、マンションの清掃を担当している60後半くらいのおじさんがいた。 「おはようございます」舞はおじさんに挨拶をすると、清掃のおじさんは舞の方を振り向くと、「お、おはようございます」とびっくりした顔で答えた
24/03/15 09:46
(TGz52iBb)
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