お仕事が終わって、シャワールームに行くと、ゆかとみどりがいました。
シャワールームは、ブースになっていますが、私たちは、おなかの中にいろいろな薬品を入れられるので、シャワーを浴びる前に、浣腸をすることになっています。
腸内をしっかり洗っておかないと、マスターに検査浣腸をされたときに、検査液が汚れていると注意をされるのです。

腰の高さまである棒のような柱の先にノズルの付いた腸内洗浄器が３本並んで立っていて、ちょうど３人だったので、一緒にノズルを挿入し、それから、おしゃべりを始めました。
「きょうは、最低。電気鞭でしっかり打たれちゃった。」
「かおりには、結構ハードなのが回ってくるもんね。」
「私は、マゾ度が高いから、きつめの実験をするんだって。」
３人並んで腸内洗浄機に串刺しになって、柱の横のボタンを押すと、揃って洗浄液の注入が始まります。
「う、うう・・」
「あ、ああ・・しっかりくる・・」
「・・いいわあ・・」
洗浄液はゆっくりと入っていくので、浣腸をしながら、おしゃべりを続けます。
「みどりも電気よね？」
「そう、乳首とクリトリスにクリップを付けられて、しっかり通電された。」
「気持ちよかった？」
「執拗に電気を流されたので、凌辱されるのが趣味の私としては、まあまあかな。」
「これが商品化されたら、世の中の女の子が、みんな、電気で凌辱されるようになるのね。かわいそうに。」
「ドクターたちって、女の子がどうやって辱められたら興奮するか、一生懸命研究してるんだって。」
「このままじゃ、女の子はみんなマゾにされちゃうよね。」
「女は弱いから。きっと、女性の多くは、男性の奴隷にされるのよ。」
「こわいかな・・」
「もう、私たちは奴隷だからいいけど・・」

「もういっぱい」
洗浄液がしっかり入ると、腰を浮かして、ノズルを抜きます。
それから体を洗っている間に腸の中に洗浄液がいきわたるので、備え付けの便器に腰掛けて、液を出してしまってから、シャワーを浴びます。
「ああ、すっきりした・・・」

もとどおり、深紅のレオタードに黒のストッキングの姿に戻って、３人揃って、カフェテリアで夕食をとります。
夕食も全部ただです。
夕食後は、外出もできるけど、福利厚生で、ジケジョ向けに様々なカルチャー教室が開かれるので、全員、だいたいそれに参加します。
会社はジケジョを大事にしていて、辞めてから、きちんと結婚もできるように、レディーとしての教育もされるのです。
茶道、華道、お習字、日本舞踊、バレエ、ピアノ、エレクトーン・・
ここにいたら、習いたかったものが全部、習えます。
性の道具として使い捨てをするのでなく、きちんと教養のある女性として育ててもらえるのです。
ジケジョは、淫乱な女でなく、女らしい淑女でなければならないというのが、会社の方針です。
「いいかい、実験女子というのは、決して卑しくないんだ、尊い存在なんだ・」
常々そのように言われて、すごくエッチなことはされているけれども、乙女のように無垢な女性として大事に扱ってもらっています。
だから、ひどいことをしておきながらも、最後はジケジョと結婚したいというドクターもいるようです。
私も、結構人気をいただいているようなのですけど・・

会社が私たちによくしてくれるので、私たちも会社に協力することがあります。
海外からこられたドクターのお客様が、「女の子を壁に飾った部屋で食事をしたい」と変わった要求をされたので、
１０人全員で、ホールの壁に並べて磔にされたこともありました。
蝶の展翅のように飾られた女子を見るのがお好きな方で、いつもの深紅のレオタード、黒ストッキング姿のまま、壁の上に首輪、手枷、足枷で大の字に固定されているのを見て、
「ブラボー」とおっしゃったのを覚えています。
四方の壁が、磔にされた１０人のジケジョで埋められたホールでディナーパーティーが開かれ、お客様のお食事が済むまで、身体を隠すこともできずに鑑賞され続けるのは恥ずかしかったのですが、
みんな、どうすればお客様にお喜びいただけるかだけを考えて、磔にされたまま微笑を絶やさないことで、精一杯のおもてなしをしました。
一人ひとり、磔にされた壁にネームプレートが貼られたので、お客様から、
「ＭＩＤＯＲＩはセクシーだ」
「ＫＡＯＲＩはキュートだ」
とそれぞれ品評をしていただきました。
日本女性たちは、こんな、いじらしい形で、男性を喜ばせることができるのだと、ひどくほめされました。

性的な実験で使われることで、女らしさも身につけられて、前よりもっと従順になり、男性に尽くすこともしっかりと覚えました。
女性って、男性の奴隷になっているときが、一番幸せなんです。
女に生まれてよかった、ジケジョになってよかったとつくづく思う毎日です。