外に出ると少し風が吹いていて、女は｢オマンコがスースーする｣と言いながら、私に腕を組んできた。数十秒だけ歩いて自宅の玄関の前に来て、私が女から腕を放し扉を開け｢ただいま｣の言葉に、奥から彼女が｢お帰りなさい。遅かったですね｣歩きながら私達の目の前にくると、｢あら、お客様ですか｣私は｢大家さんの家で知り合ったんだが、色々あってな｣と言うと、彼女は｢そうなんですね。お寒いでしょうから、中に入って頂いたら｣私は｢そうだな｣二人が会話をしている中で、彼女はスマホの画面を見ながら、文字を打ち続けていた。ソファーに三人で座ると、彼女から｢何が有られたんですか｣と聞かれた。私が今までの出来事を話すと、彼女は｢あら、そんな事があられたんですね｣と微笑んでくれた。
ずっとスマホの画面を見ていた女が、指の動きを止めると、｢あの野郎と別れた。新しい女が出来たから、もう家には来るなだとさ。セックスも強引で痛いだけだったし、ちょうどいいやあ。でも男って勝手だよね｣その女の言葉に、私は何も言い返すことが出来なかった。
女が｢なんかムシャククシャする。気分転換に三人で酒でも飲もうよお｣と言うと、彼女は｢あれ。お酒って飲んでも大丈夫ですか。ご年齢は｣女は｢そんなに幼く見えんの。これでも21なんだけど｣彼女は｢すみません。お若く見えたものですから｣女は｢おばさんて、年くってるにしては、声が可愛いねえ｣その会話を聞いていた私は、｢初対面の相手に何をいってんだ。この女は｣と思っていたが、彼女は｢誉めていただいて、有り難うございます｣何かよくわからない会話に私は、｢それじゃ。三人で乾杯でもしますか｣すぐに、、女は立ち上がり冷蔵庫の扉を開けると、｢何か面白いお酒あるじゃん｣と笑いながら一つの缶を手にすると、それを彼女の目の前に近づけ｢これ読んでみて｣と言われた彼女が、｢大人のミックチュジュウチュのお酒｣と読むと、女は｢おばさん滑舌悪いねえ｣と笑う女に、私は｢お前の言葉使いのほうが、よっぽど悪いわ｣と思いながらも｢それじゃ君が読んでみなよ｣と言ってみると、女は背筋を伸ばし｢大人のミックスジュースのお酒｣期待に反して完璧に読み上げた。聞いていた私は｢えっ。滑舌良すぎ｣と驚いていると、｢何よ。豆鉄砲くらったみたいな目で、あたしを見てさあ｣と笑っている女の隣で彼女は、｢ミックチュジュウチュ｣あれぇ。を何度も繰り返していた。
三人で乾杯をすると、彼女が私の為に用意してくれていた手料理をバクバク食べていた女が、｢あたしって、二人のこと何て呼べばいい｣と聞いので、私は｢この家では彼女に、お父さんと呼ばせているよ｣と言うと、｢お父さんって。えっ｣と視線を目の前のシルバーの鉄製のラックに置いてある二人の遺骨と写真を見た女に、｢妻と娘なんだ｣と言うと、｢そうなんだぁ｣とうつ向いた女は｢あたしが娘さんの変わりになってやってもいいぞ｣と呟く声が聞こえた。私が｢何で。頼んでもいないのに上から目線｣っと思っていると、彼女に｢何で、あんた。お父さんから彼女って呼ばれてんの｣と聞かれた彼女は、｢私と亡くなった娘さんとは同僚だったのですが、亡くなった奥様は私の上司でした。妻は二人もいらない。とお父さんは言っておりましたが、気持ちを押さえられずに、私が強引に押し掛けてしまい、今は一緒に住まわせて頂いております｣彼女の話が終わると、女は｢へえ。そうだったのかぁ｣と、うつ向きソファーから立ち上がると、二人の遺骨の前で｢あたしが二人の娘になってやるよ｣と言い出した。
彼女が｢それじゃ。これから貴女を、どうお呼びすれば｣｢セフレでいいじゃんね。お父さん