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哀しみの淵の一輪
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:哀しみの淵の一輪
投稿者: グスタフ
今年の4月頃から、某SNSでモバイルペットを突っつき、飴をあげた事から、リスカ常習少女と意気投合。
何でも、高校一年の時に3年のイケメン男子に皆の前でコクられた事に端を発して、以来、イジメの対照となり、人間不信となったと話してくれた。
少女の名前は、彼女が以前つかっていたハンネ=テンチャン(黒羽天使)とします。

SNSのメールや伝言で会話している時は、割りとあかるく、文面では表情豊かなテンチャン。
俺の何処を気に入ったのか?
毎日、サイト内でのメールを凡そ毎日30通程かわしていた。

そんなある日の事。
私はテンチャンのリスカ癖は、もしや治っているのでは?と思いはじめていた時でもあったのだが…
仕事終わりにサイトを開きメールボックスを開くと、昼過ぎ辺りから、テンチャンからのメールが70件。
ビックリして、慌てて文面を開くと
「ダメかも…つらい…キツい!! 助けて!!」

首筋に刃物を突きつけられたような、冷たい感覚と共に、頭に一気に血液が押込まれた。

慌てて、テンチャンにメールを出す。
「今、仕事おわった!!テンチャン、まて!!頼む!!メールしてくれ!!」

すると、直ぐに返信があって
「ごめんね…切った。」

一気に頭に押し込まれた血液が逆流し、寒さを感じる程、血の気が失せた。

「テンチャン!直ぐに電話しろっ!」と電話番号を貼付して送信した。

5分もしないうちに知らない番号から電話。
「もしもし?テンチャンか?」

すると掠れ、震えるような声で
「…はい…うっ…ひっく…うっ…」
泣いていた。

電話口で「大丈夫だから」
「話して?聞くから。ね」

テンチャンは、ゆっくりと話しを切り出すも泣けて話しが続かないから、会いたいと言い出す。
幸い、車で三時間あれば着きそうな距離だった。
どうする?
新幹線を調べると一時間40分で行ける。
まだ、コンビニのATMが使える。
電話で話しながら、コンビニでお金を少し多めに卸して、電池式の携帯充電器も購入し、新幹線の切符を買い、新幹線に乗り入り口でテンチャンの泣き声を聞きながら「今、テンチャンに会いにいくから!止血して!必ずいくから!…」

ここで新幹線はトンネルに入った。
2013/06/28 18:09:25(JXJPkOv6)
2
投稿者: グスタフ
トンネルを出れば、直ぐにテンチャンに会える。
いや、今は『会える』と言うより『会わなくてはならない』のだ。
新幹線の入り口にへばりついて、もう一度、発信ボタンを押す。
トゥルルル…ガチャ!! タダイマ、デンワニ デルコトガデキマ…

内心、嫌な予感がして焦り始めた。

『死ぬなよっ!!』そう思うと気持ちばかり、焦ったが、どうしようもない。

しきりに嫌な汗が体を伝う。

気が付けばシャツは、汗でびっしょり。
通り掛かった車内販売員を呼び止めて、砂糖の入ったcoffeeをかう。
こうした時は、砂糖とカフェインはきく。
すぅーっと汗がひき、少しずつ落ち着きを取り戻しはじめた。

よく考えてみる。
手首をきったとはいっていたが…どれ程の傷か?

しかし、この数十分、電話口でシクシク泣いてエネルギーを消耗し、貧血で倒れていては大変である。

最悪、警察か救急に連絡すべきか悩んだ。


そんな心配を他所にテンチャンは、不安定な状態を脱してシャワーを浴びて、駅に向かう心積もりだった。

何とか駅まで到着し、再び、テンチャンに電話をする。

トゥルルル…ガチャ…もしもし?

テンチャンが出た!!
気ばかりが焦って
「よかった!テンチャン!!無事だね!!今、駅なんだ!!じゅ、住所をっ!!」

予想外な返答を返された。「はやい!!今すぐいくから!!きてくれて…ありがとう」

要らぬ心配だった。

待つこと20分

タクシーから、一人の若い女性が降り、こちらを目指して真っ直ぐあるいてくる。
ストレートのサラサラした髪はバストあたりまであって肩から、ウエスト、ヒップ、足へと細くてスラッとしていてモデルのような美人。
上が白のダボッとしたサマーニットに超スリムのサムシングのデニム。


私の前で、その美人は足をとめて私に軽く会釈して右手をだして手首に巻いた、包帯をみせた。

テンチャン…だ。

「テ、テンチャン?」
「…ハ、ハイ。はじめまして…」
その声、しゃべり方。
まごうことなき、テンチャンだ。

傷は深くないと話してくれた。
手首に包丁を当て、刃を手前に引こうとした瞬間、例のSNSの私のアバターに引き留められた。と。
私に…。

テンチャンは「気のせいかも知れないけど…。たまに『手首きってないよな?切るなよ!』って、アバターがいうんだぁ」
「えっ?俺のアバターが?」
「うん。…ねぇ?」
「なに?テンチャン?」
「今日…一緒にいて?」
「あぁ。その積もりできたんだ。勿論。」

安い牛丼屋に入って二人並んで、がっついて食べた。
新幹線の中の、アノ、緊張と焦りのピリッとした一時が、嘘のようだった。


ホテルに入り、テンチャンの美しい顔立ちに見とれ、膝のうえに抱いていながら、ジッと見つめていた。

おそらく、近頃テレビなんかで持て囃されているアイドルのように整った目鼻立ちは、品の良さすら伺え、皮膚はマシュマロでできているのかとさえ思えるキメの細かさ。

まだ年端もいかない、この美少女は、イジメによって何度も命を自ら絶とうとしたのだ。
なんとも儚く、切ない目をして、私を見つめて返している。

瞼がジンと熱くなり目頭を抑えると、何かのきっかけを待っていたかのようにテンチャンが白くて柔らかく長いうでを私に巻き付けて
「おねがい…シテ? ほしい…」

目頭からこぼれた情愛の雫は、重ねた唇を伝い、テンチャンの頬を濡らすと私に巻き付けた腕にぎゅっと力がこもった。

手をそっとテンチャンの腰の辺りに添えて、ゆっくり背中を擦る。
ビクビクッとテンチャンの身体が痙攣し、重ねた唇からも痙攣が伝わり、テンチャンのアゴがガタガタとなる。

あまりの感度に私がおののく。

何度か繰返し、もう片方の手をニットの首元からすべり込ませ、マシュマロで包んだムースのようなテンチャンの乳房をゆっくり揉む。

「あっ…ぐっ!!…はっ…あ…」
か細い喘ぎが、端正な美少女の濡れた唇から、もれ始める。

背中を這い回った手は、ゆっくり美少女の小さな臀部へと滑り落ちていく。
臀部にたどり着くとゆっくり、柔らかく揉むと、美少女の顔が眉間にシワを集め苦悶にたえる切なさを浮かべ
か細い喘ぎは、いつの間にか、女の艶をのせ、私の野生に直接絡みついてきて、血潮を沸かした。

苦悶を浮かべながら、切れ長の瞳をうっすら開き、テンチャンは
「はぁ…おねがい…た、たたいて…顔も…お尻も…叩いて…お願い…」

そう懇願する美少女の口からは、だらしなく、一筋となって透明なよだれがベットのシーツにツゥーと垂れた。
13/06/29 01:22 (BtZIIBbN)
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