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ぼくは慰み物
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:ぼくは慰み物
投稿者: タロゥ
平日の昼下がり…

陽気な気候とは裏腹に、ぼくの気持ちは暗く沈んでいる…

元々閑静な住宅街は、さらに静まり…余計にぼくの気持ちを奥底まで押し込める…


しかしその気持ちとは裏腹に…

ジーンズの下に穿いている小さな布に包まれいる、熱く蠢く肉塊が、ドクドクと真っ赤に脈打っている。


ぼくは、今日も呼び出されて此処にやって来た。


『もしもし…今から来なさい。何時ものように…解ってるわね…』

スマホの向こう側の声は、興奮で既に上ずっていた…

ぼくは、白い、三階建てのスタイリッシュな家の門を通り過ぎる…辺りをキョロキョロ見回しながら長く続く壁沿いに歩く…

ぼくの固く握った拳は、細かく震えている。青い血管は浮き出て、掌は大量の汗が噴き出している。

ぼくは、裏門に辿り着いた。緊張で膝はガクガク震えている。

(今日は…どんなふうに…)
頭の中では、ここ数週間に受けた責めが、幾つもフラッシュの様に浮き出てくる。


ぼくは、意を決して、目の前にある濃いグレーのインターホンを押した。

ガチャ…

裏門のロックが冷たい音を響かせて解ける。

ぼくは、辺りを確認しながら、黒の格子戸を開く。

誰にも見られていない事を確認したぼくは、急いで裏庭に身を投じる。

ぼくは、塀の外から見えないように四つん這いなると、勝手口へ野良犬の様に走る。

勝手口は、何時ものように少しだけ開いている。
ぼくの心臓は、ドクドクと脈を打っている。額は汗が滲む。

細かく震える両手で静かに恥辱の入り口を開く。

「遅かったわね」





 
2013/05/04 12:12:33(leg89mvk)
2
投稿者: タロゥ
ぼくは、頭の上から罵声を浴びながら、勝手口の玄関で四つん這いのまま、静かに恥辱の門を閉める


「10分以内に来なさいと言ってるでしょ!もう5分過ぎたわよ何してたの!」

女は、スラッとした長く細い脚を踏ん張ったまま仁王立つ。ワンピースから伸びた白い腕を組んで、爛々と目を輝かせてぼくを睨み付ける


ぼくは、急いで靴を脱ぎ、フロアに飛び込むと、その長い脚下に土下座する。

「琴美様、申し訳ございません…」

ぼくは、汗が滲み額を、床に押し付けて必死で許しを乞う。身体はブルブルと恐怖と興奮で震える。


「まぁ、お前の事だから…フフッ(笑)私から連絡もらった後、汚いチンポ弄ってたんでしょ!」

琴美は、細く白い足首を揺らして、白いスリッパで土下座したぼくの頭頂をコツコツと小突きなから、イヤらしく笑う。

「とんでもございません!どうかお許しください。」
ぼくは、身体を小さく縮込ませて、ねちねちといたぶられる。


「嘘をお言い!正直に言いなさい!この間みたいにチンポに鞭打ちのお仕置きよ!」

琴美様は、小突いていた足をぼくの後頭部に乗せるとグッと押し付ける。

ぼくは、2日前、勝手に射精したお仕置きに、バラ鞭で散々ペニスを打ち付けられた事が鮮明に思い出される。
ぼくは、琴美様に額を床に押し付けられながら、恐怖が全身を稲妻のように走る。
まだ、ペニスがジンジンと痛い…


「ああっ…申し訳ございません!その通りでございます…汚い…チンポを…弄ってました…」

琴美は、大きな目をカッと開き

「アハハッ!やっぱりね(笑)変態!弄ってたじゃないでしょ!シ・コ・シ・コとチンポしごいてたでしょ!」

琴美様は、脚に力を込めてぼくの頭を踏みつける。

「はい…汚い…チンポを…シコシコ…擦ってました…」

「アッハッハ(笑)やっぱり!!」

琴美様は、ニヤリと真っ赤なルージュを引いた唇をイヤらしく歪める。放齢線がぐっと上がってさらに眼が爛々と輝く。

琴美様は、さらに、ぼくの縮んだ背中に罵声を落とす。
「お前の名前は何だっけ?言ってご覧!!」

ぼくの全身から羞恥の汗が吹き出す。

「せんずり…シコシコ…チンポ…です…」

2週間前、ぼくは琴美様に命じられ全裸でオナニーを強制された事が映像となって頭の中を支配する。

眼前には、デジタルビデオカメラが設置されている。
バシバシと琴美様に尻をビンタされながら、ペニスをしごく。

「ほら!情けないね!もっとしごきなさい!アッハッハ(笑)こんな格好をビデオに録られて勃起してるんだから(笑)情けないね(笑)」

琴美様は、唾を飛ばして笑う。尻へのビンタは、細く長い腕を振り上げて、さらに激しく打ち付ける。

ぼくは、顔を熱くたぎらせ羞恥でワナワナと全身が震える。

「も…もう駄目ですっ!琴美様ぁ!いってもよろしいですかぁ…」

ぼくは、泣きながら惨めに射精の許しを乞う。

「アッハッハ(笑)出したいの?汚い精子が出る所をビデオカメラに撮って欲しいのね(笑)いいわよ!変態!出しなさい!汚い精子をぶちまけなさい!」

琴美は、汗と涙でグチャグチャになっている、ぼくの頬を激しくビンタする。
ぼくは、ビリビリと痛む頬を感じながら

「あぁ…ありがとうございますっ!ありがとうございますっ!で・出ます!」

ぼくは、全身をブルブルと震わせて、白濁の欲望を高く…高く飛び出させた。

琴美様は、手をたたいて笑い転げる

「アハハ(笑)お前の名前を決めたわ(笑)」

琴美様は、射精後、恍惚となっているぼくに近づいて耳元で小さく囁く。

その言葉を聞いて、ぼくは、全身から赤く熱を放射させながら、琴美様から頂いた慰み物の名前を捻り出すようにビデオカメラに向かって言う。

「ぼくの名前は…せんずり…シコシコ…チンポ…です…」

ぼくは、全裸で、精子でグチャグチャになったペニスを握りしめたまま、琴美様の高笑いを背景に羞恥を記録する。



13/05/04 14:28 (leg89mvk)
3
投稿者: タロゥ
遅くなりましたが、この話はあくまでもフィクションです。

m(__)m





一ヶ月前…

ぼくは、午前中…近所の大型書店にいた。

大学をサボり、楽しみを求めて…

いつも、客が少ないこの時間を、ぼくは選ぶ。

この日も、店内はガランとしていた。店員がレジに一人、棚整理に一人。客は見当たらない。

「いらっしゃいませ」

レジの女性店員が、書類に目を通しながら、ぼくに声をかける。

ぼくは、その声に反応すること無く、そのまま店内の奥に足を進める…

ぼくは、真っ直ぐに店の奥にある何時ものコーナーに心持ち早足で向かう。

(成人誌・十八歳以下はご遠慮ください。)

雑誌やDVDが整然と並ぶ棚に足を止める。
ぼくは、何時もの場所に目を向ける。

(SMミストレス)

ぼくは、静かにDVDを手にする。

ぼくの憧れのミストレス…ジャケットには、ミストレスがラバーを身に纏い一本鞭を振りかざしている。

ぼくは、顔を上げ、何時ものように監視カメラを確認する。

二ヶ月前…ぼくはあるサイトでこの店を知った。

最初は、悪戯気分だったが、ぼくの趣味が行動をエスカレートさせる。

この店は、監視カメラの配置場所が甘い。特にこの成人コーナーでは至るところに死角が発生していた。

ぼくは、辺りを見回して人気の無いのを確認すると、ゆっくりとバッグの中にDVDを忍び込ませる。

ぼくは、そのままゆっくりと場所を移動する。

最初は、緊張して心臓が飛び出しそうになるほどだったが、今ではすっかり慣れてしまった。

ぼくは、参考書が並んだコーナーに行くと、参考書を適当に取り出して、置いてある椅子に腰かける。

ぼくは、片手で参考書を持ち、読んでいるフリをしながら、もう片手でバックの中のカッターナイフを手にする。

バックの中のDVDのビニール包装をゆっくりと…ゆっくりと切っていく。
もう、慣れたものだ…
手先は、昔から器用だ。
あっという間に包装を切ると、パッケージを開けて中のDVDを取り出す。
バックの内ポケットにDVDを入れると、ゆっくりと立ち上がり、参考書を元に戻す。

ぼくは、再び成人雑誌コーナーへと足を向ける。

ぼくは、静かに死角へと忍び込み、バックの中から空になったDVDパッケージを取り出す。そして、パッケージを元に戻す。

ぼくは、何食わぬ顔で店の入り口に向かう。

レジの店員は、まだ書類に目を通しながら

「ありがとうございました。」

と声をかける。

ぼくは、店内を見ることは無く、静かに店を出た。

店を出て、二三歩歩いた時…

「君、ちょっと待ちなさい!」

ぼくは、口の中から生気が飛び出しそうになった。

振り返ると、白いスーツ姿の四十代後半の女性が立っていた。

13/05/04 18:50 (leg89mvk)
4
投稿者: タロゥ
女性は、ぼくをニヤニヤ見つめている。

品の良い白いスーツはブランド物だろうか、肩から下げているバックには、シャネルのロゴマークが見える。

「な…何ですか?」

ぼくは、おどおどしながら上目遣いに女性に聞く。

女性は、ショートカットの栗毛色の髪をなびかせて、白いピンヒールをカツカツとアスファルトを鳴らしながらゆっくりとぼくに近づいてきた。

化粧は、濃く。大きな瞳が印象的だ。スッと通った鼻筋…白い肌に、大きめの唇に引かれた真っ赤なルージュが浮かぶ…

彼女は、ぼくの前に立つ。身長は170㎝を越えているだろう。ピンヒールでもっと高く見える。155㎝のぼくの前に立つと、ぼくの目線は、彼女の胸の前にくる。白いスーツの中に、大きく開いた黒いアンダーが見える。浮き出た二本の肩甲骨は、白く艶やかだ。そこから甘く淫靡な香りがぼくの鼻腔をくすぐる。

彼女は、徐にぼくの腕に細く長い腕を絡めて、ぼくを力強く彼女の方に引き寄せた。

「何って…フフッ…分かってるでしょ?このまま、書店に行く?それとも警察かしら?」

ぼくは、彼女の冷たい言葉を聞いて、膝はガクガク震え、胸がグッと何かに押し付けられているように苦しい。心臓の鼓動は激しく速く高鳴り、口の中はカラカラだ。

ぼくは、アスファルトに目線を落として

「な…何の事ですか…は、離してください…」

ぼくは、彼女から離れようとするが、まるで南京錠にロックが掛かっているように、彼女の腕の力から逃れられない。

「あら…そぅ?」
彼女は、シャネルのバックに手を入れると、何やら取り出してぼくの目の前に持ってきた。

「あっ!!!」

それは…ぼくが盗んだDVDのパッケージ…ぼくの憧れのミストレス…

ぼくの全身から力が抜けていく…膝は折れて、アスファルトにしゃがみ込みそうだ。

(この事が知れ渡ったら…母親に…大学に…あぁっ…それも…それも、こんなDVDの事が…嫌だぁ…)

彼女は、ぼくが狼狽しているのをニヤニヤ笑う…

眼は、ギラギラと光りまるで獲物を捕えて今から食す獣のようだ…

彼女は、直ぐに表情を変えると辺りを見回す。人通りの無いのを確認し、力強くぼくを引き寄せて、書店の駐車場の方へぼくをグイグイ誘導していく。ぼくの全身は、その力に支配されるように心も体も、固く、固まっていく…

彼女は、黒塗りのベンツの横にぼくを連れてくると、更にぼくを力強く引き寄せた。

「もう一度聞くわね…このまま書店に行く?それとも警察?それとも…」

再びぼくの頭上から冷たい言葉が降り注ぐ。

「それとも…」

ぼくは、カラカラに乾いた口をワナワナと震わせながら声を絞り出した。

「私と一緒に…付いて来なさい…どうする?」

ぼくは…頭の中がグチャグチャになって…選べない…
彼女は、パッケージをバックに入れて、ぼくの耳元に顔を寄せると甘い息と共に囁く。

「悪い様にしないわ…付いて来なさい…このまま…書店に行っても…警察に行っても…同じよ…フフッ…私の説明を聞いたらね…」

彼女は、そう言うと力強くぼくを押さえ付けていた長く細い腕をスッと僕から離す。

彼女は、クルッとぼくに背中を見せると、ポケットから車のキーを取り出してボタンを押す。車のロックが解けると、彼女は、何も言わずにドアを開けて運転席に乗り込む。

(ボンッ)

彼女がドアが閉めると、ぼくは…何故か…自然と助手席へと歩き出す…何かに導かれているように…




13/05/05 07:34 (46xcnolB)
5
投稿者: タロゥ
車中では、しばらく沈黙が続く…

彼女の甘い匂いが立ち込めぼくの全身を包む。

彼女は、真っ直ぐフロントガラスを見つめていたが、サイドボードを開けて煙草を取り出すと、細長い煙草を真っ赤なルージュにくわえて火をつけた…

「フーッ…」

紫色の煙を吐き出すと、甘い匂いにメンソールの匂いが加わる。

ぼくは、こんな状態なのにその匂いにクラクラ目眩がするほどうっとりしていた。

「お前…」

ぼくは、その冷たい声に我に返り、一瞬で背筋が凍る。

「はい…」

ぼくは、下を向いて自分の靴に目を落としながら、か細い声で答える。

「今回で、もう十回は越えてるわね…」

「えっ…」

ぼくは、驚いて彼女を見る。
彼女は、真っ直ぐ前を見ている。カッと見開いた大きな瞳、美しいカーブを描いた眉、高い鼻筋は、とても高貴だ…

彼女は、膝の上に置いているバックの中からスマホを取り出すと、手慣れた手つきで画面を操作する。細長く白い指が滑らかに動く。
「見なさい…」

彼女は、ぼくの目の前にスマホを持ってきた。

「あぁっ…」

スマホから動画が流れる…
それは…先程…ぼくが…DVDを盗む一部始終が映っていた。

「フーッ…」

彼女は、ぼくの顔に優しく紫色の煙を吹き掛けた。

「バレて無いとでも思ってたの?」

彼女の真っ赤なルージュがイヤらしく上に曲がる。

「…」

ぼくは、絶句した…

「これをYouTubeで流そうかしら…それとも…ラインで流そうかしら…」

彼女は、大きな瞳でぼくを睨み付ける。

「そ・そんな…」

ぼくの膝が、またガクガク震え出す。

彼女は、煙草をくわえると大きく吸い込む…

ゆっくりと…高貴な顔をぼくに顔を近づける…狼狽して涙目になっているぼくを、ギラギラと輝く目で睨み付けると…

「フーッ!!」

紫色の煙がぼくの顔を叩き付ける。

「け・警察に行きます…」
振り絞った言葉と同時に、ぼくの頬に涙が伝わる。

その瞬間…

バシッ

彼女の白く大きな掌がぼくの頬を激しく打った。

ぼくは、一瞬で何のことか理解するのに少し時がかかってしまった。
ぼくは、頬を押さえることもなく唖然となり、彼女を見つめる

頬は、熱くジンジン痛む。
「バカね…」

彼女は、真っ赤に染まったぼくの頬を、白く細長い指でなぞりながら、ゆっくりと低い声で

「警察に行っても…書店に行っても…どっちでも同じと言ったでしょ…」

彼女は、目を細めながら更にぼくに顔を近づける…

「ゆ・許して下さい!お、お願いします!」

ぼくの頬に何本も涙の筋が通り、顎からポタポタと滴が流れ落ちる。

「そうねぇ…」

彼女は、ゆっくり煙草をくわえて、再び紫色の煙を激しくぼくに吹き掛けた。

「少年の万引き現場激写!しかもそのDVDは女王様SM!少年はマゾ!」

ぼくは、哀れみを彼女にぶつける。

「あぁっ…そんな!そんなぁ…」

バシッ

再び、ぼくの頬を彼女の掌が襲う。今回は、更に激しく…

ぼくは、ドアまで体が吹っ飛ばされる。

「どうする?マゾ少年…警察に行っても、書店に行っても流すわ…」

ぼくは、頬を押さえて助手席に縮み込む。

彼女は、ゆっくりと煙草をくわえて、今度は優しく紫色の煙をぼくに吹き掛ける…
「この事を公にしたくなかったら…一つだけ方法があるけど…」

ぼくは、その言葉を聞いて飛び上がる。

「そ!それは!な・何ですか!」




13/05/05 09:47 (46xcnolB)
6
投稿者: タロゥ
彼女は、体勢を元に戻し運転席に深く座り直す。
皮張りのシートがギュっと音を鳴らす。

彼女は、前を見たまま、細く艶やかな脚を組む。太股が交差して白い内側が見える。

ぼくは、彼女の次に出てくる言葉と、艶かしい太股の内側に対して、乾ききった口の中に、突如溢れてきた生唾を飲み込む。

彼女は、煙草を深く吸うとフロントガラスに向けて紫色の煙を細く吹き出した…
「私の慰み物になりなさい…」

「えっ」

ぼくは、彼女の思いがけない言葉に、美しく冷たい横顔を凝視する。

彼女は、表情を変えずに前を見たままルージュを艶かしく動かす。

「私の…玩具…私の…思い通りにしか動けない…私を…喜ばせ…楽しませるだけに生きる…私の慰み物…」
彼女の真っ赤なルージュが滑らかに動く…ぼくは、言葉に詰まる。身体中が細かく震えているのがわかる。
混乱する頭の中では、彼女の言葉を必死で理解しようと(慰み物)という言葉が駆け巡る。

狼狽しているぼくへ、彼女は顔を向ける。

目を細めながら片方の美しいカーブを描いた眉がピクリと吊り上がる。

「どうする?マゾ少年…」
ぼくは、選択の余地は無かった…

ただ…

一言…

「…は…はい…わかりました…」

と言うのが精一杯だった…
彼女は、ぼくが心の奥底から振り絞るように言葉を出すのを聞くと、満面の笑顔をぼくに近づけた…

「口を開けなさい…」

ぼくの目の前に彼女の美しいラインの鼻筋が迫る。

ぼくの身体中の震動が一気に激しくなっていく。
彼女の甘い息が、ぼくの顔中に降り注がれると、ぼくは、ゆっくりと目を閉じて、黙ったまま甘い息を吸い込み、大きく口を開ける…

ペッ

ぼくの口の中へ何かが飛び込んできた…

ぼくは、それが彼女の唾液と理解するのには容易かった…彼女は、乾ききったぼくの口の中に甘く豊潤な唾液を飛び込ませる…

ペッ

今度は、彼女の甘い唾がぼくの熱くジンジン痛む頬にぶち当たる。

ペッ

再び、ぼくの口の中へ甘い唾が飛び込むと、ぼくの舌の上に居座る。プルプルとした感覚がぼくの乾いた口の中へ拡がっていく…

彼女は、細く長い指でぼくの耳を優しく摘むと

「飲みなさい…」

ぼくの耳の中へ甘い息が侵入する…

瞬間…

ぼくの背筋に激しい電流が脳天まで駆け巡る。身体中が震えて…震えて…まるで痙攣を起こしたようだ…

ゴクッ…

ぼくは、喉を鳴らして彼女の甘い唾を頂く

「目を開けなさい…」

再び、彼女の甘い息がぼくの鼻へ侵入する…

ぼくは、ゆっくりと目を開ける…

目の前に彼女の端正な顔が迫っている。大きな目は見開き、その瞳は爛々と光を放っている。

目の前にあるルージュが上下に、大きく開く。彼女の口の奥へぼくを吸い込むようだ…すると、そこから真っ赤な長い舌が、ぼくに向かって伸びてきた。

ベロッ

彼女は、ぼくの頬をゆっくりと下から上へ舐める。

「良い子ね…」

彼女は、その体勢のまま甘い吐息でぼくをあやす…

ぼくは、先程まで縮み上がった心が、今や至極な恍惚へと変化していっているのが解る…ぼくの…ペニスが…むくむくと…膨らんでいる…

「あぁ…ありがとうございます…」

ぼくは、自然と感謝の言葉が出た…

そしてぼくは、思わず…ジーンズの上から両手で勃起したペニスを押さえた…

その時

ぼくの耳に激痛が走る。

「あっあぁっ」

彼女は、優しく摘んでいた指にグッと力を入れて上に引っ張り上げた。

「まだよ…今から…お前が私の慰み物になれるか…テストをするの…もし…不合格なら…解っているわね…」

先程の甘い息が、今度は針のように変化して、ぼくの心の奥底へぐさりと突き刺さる。

「は…はい…」

ぼくは、情けなく…惨めな…涙声で答えた。先程まで膨らんでいたペニスはすっかり縮み上がり、包茎の皮が陰毛を巻き込んで引っ張る…

彼女は、吊り上げていたぼくの耳をパッと離すと、黙ったまま運転席に座り直す。

ぼくは、まるで段ボールに入った捨て犬のように助手席に縮み込む。

彼女は、そんなぼくをジロリと睨むと、徐に車のエンジンをかける。

黒塗りのベンツは、静かに大型書店の駐車場を後にする。

ぼくは、目線を下に落としたまま…小さく縮んだペニスをギュッと強く…強く握る。





………………

ぼくは…その後、市街地にある高層マンションの一室に連れていかれる。

そのマンションは、先日完成したばかりの高級マンション…地元の人間なら知らない人はいない。

ぼくは、そこのリビング…
街全体を眺める事が出来る硝子張りの広い場所で…

彼女の命令で、昼間から全裸になり…

太陽光を浴びながら…

体の隅々まで検査される…
彼女は、ぼくをレイプするような目でぼくの全身を舐め回すように視姦する

ぼくは、彼女に自分で乳首を揉むように言われ、乳首を勃起させる…乳輪や乳首の大きさを物差しで計測される…

また、自分でペニスをしごいて勃起させ、大きさを測られる…

四つん這いになり、両手で尻の肉を拡げるよう命じられ、アナルのしわの一本一本やアナルの中を検査される…

彼女は、爛々と輝く目で…真っ赤なルージュを歪め…栗毛色のショートカットの髪を振り乱し…ぼくを物差しで測ったり、時々、それでぼくの体をバシバシ叩く。

ぼくは、その度に彼女に罵られる…

「ほら!もっと乳首揉みなさい!どうせ何時もやってるんでしょ…マゾ少年!」
「アッハッハ(笑)何?そのチンポ!包茎なの(笑)しかも小さいわね(笑)」

「あらあら(笑)もう勃起したの?まだ何もしてないわよ(笑)さすがマゾね(笑)」
「アッハッハ(笑)勃起しても大して変わらないじゃない(笑)しかも皮被って(笑)包茎!包茎マゾ(笑)」

「あらあら(笑)尻の穴丸見え(笑)情けない格好ね(笑)」

「綺麗なアナルね~マゾのくせにまだ処女なの?」

ぼくは、彼女の罵詈雑言を聞くと…最初は、オドオドしていたが、自然と…ごく自然と…その言葉が心地よくなっていくのが解った。
ぼくは、惨めな、情けない、そして…甘美な、彼女の試験を受けた。

「よし…合格ね…」

彼女は、試験中の淫乱なとても下品な表情から…
元の…端正な気品溢れる顔に戻ると、優しく甘い吐息でぼくに(慰み物)の烙印を押した。
13/05/06 09:33 (L.5kB62U)
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