和子は、ハァハァと軽く肩で息を切らせながら、何度もビンタや蹴りを受けてヨロヨロになった一哉に
「バカ犬!物置からロープを持ってきなさい。」
「は…はい!ご主人様!」一哉は四つん這いになったまま一階の物置に走る。
「四つん這いになったままよ!立ったらビンタ百回!」
全裸で和子のショーツを被った不様な格好の一哉を見て笑いながら叫ぶ。
地下にある物置まで、一哉は不馴れな四つん這いで階段を降りながら行く。時々、転びそうになりながら何とか地下の物置に辿り着く。
その頃、和子はバスローブ姿のまま、自分のベルトを取り出した。
(あのDVDみたいに…今から…たまんない)
和子の目が再び妖しく光る。
しばらくして、一哉は、ハァハァと息を切らせながらロープを口にくわえてやって来た。
「遅いわねぇ~」
バシッ!!
ヨロヨロと四つん這いの一哉に、和子は立ったまま上からビンタする。
「申し訳ございません、ご主人様!」
一哉は床に頭を擦り付けながら謝る。
和子は、一哉の口にくわえているロープを引ったくった。
(あ~面白い!こいつ自分が痛め付けられる道具持ってきて怒られてる!あ~たまんない!!)