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事実は小説より○なり
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:事実は小説より○なり
投稿者: いぬゐ ◆gCujyeD3YI
ID:dog777x
獣欲に任せた和美の乱れ様は、"淫乱"と形容するにふさわしいかった。
つい30分ほど前に出会った男性の性器を自らの性器で咥え込み。
さらに後背位の体勢にも関わらず自ら尻を動かして必死に快楽を貪り、私が撮影していることなど全く気に留めず、嬌声を上げる。

「淫乱な雌め!」

興が乗ってきたのか相手の男が、激しく尻を叩きながら腰を振る。
粘液のぶつかる音よりも、嬌声と尻を叩く音が広くない室内に響き渡る。
汗のせいか、換気扇が整備されていないせいなのか、独特のむっとした空気感と生々しい匂いが肌と鼻腔にまとわりつく。

カメラが設置されたベッドの横から結合部を中心にピントを合わせてみる。
結合部は動きの早さもあってよく見えないが、鷲掴みにされた尻肉、滑り台のように滑らかな曲線を描く背が美しい。

「も、もうダメです!ぃっきますぅ。ぃ!」

息も絶え絶えと言った感じで声を振り絞る和美。
容赦なく腰を振る男は、「そら行け!行け!」と言って、掴んだ尻肉を自分の腰の方へ引っ張り、奥深く擦れるように腰を打ち付ける。

「っ!!ごんごんしなっ!いでぇ!!」

後ろを振り返りながら、和美懇願するが既に獣と化している男にはそんな言葉は意味を持たない。
無言のまま突き続ける。
腰が打ち続けられるタイミングで、和美が悶絶しており、時折「も、ぉ」とか、「今、ィッテル!か、らァっ!」など振り絞るように声を出す。

「よし出すぞ!」

男が自分の絶頂を宣言するが、和美の様子を見る限り声が届いているとは思えない。
体に力が入っていないようで、上半身はベッドに沈み込み、シーツを掴んでいる手も力が抜けているように見える。
また、力が抜けた拍子に失禁したのか、シーツに大きなシミが生み出されており、只管に男性器を擦り上げる肉穴として使われている。

「ひ、ひぃゃく、いっれくらさいぃぃ。」

呂律が回っていないながらも、射精を促す和美。
それに応えるように男が大きな咆哮を上げた。
数秒の沈黙。
やがて、先ほどまでの貪るような激しい腰使いと打って変わり、膣内を味わうような腰の動きで射精の余韻を味わっている。
和美は震えているのか、痙攣しているのか、全身を小刻みに跳ねさせている。

「っと。」

僕は、自分の役目を思い出して、固定していたカメラを手に持ち、まだ深々と刺さっている結合部を映像に収め、
そのまま痙攣している和美のヴァギナからペニスが抜かれる瞬間も記録した。


・・・

「なんか。どっかで読んだことあるような感じだよね。しかも、カタカナってどうなんだろう。呂律回らない表現とかも、なんかリアリティに欠けるっていうかさ。」

先ほどまで原稿に目を通していた偉そうな人が評価を告げる。
明らかに不合格だ。

「ハァ。そうですか。」

落胆した表情があからさまだったのか、偉そうな人は溜息をひとつ吐いてこう続けた。

「才能ないよ。君。エロゲーとかのやりすぎ。官能小説の読みすぎ。しかも、今くらいの意見で凹むとか根性も無さすぎ。」

この人なりの気遣いなのかもしれなかったが、正直あんまり心には響いてなかった。

「ありがとうございました。」

そのあとも、いろんなアドバイスがあったように思うが、結局このレベルでは掲載できないということだった。

「確かに才能ないかもな。」

帰宅途中に空を眺めながら、陰鬱な気分に浸っていた。

ーだって、空が青すぎるから。

社会人になって、真面目に働いてみたが会社は自分に合っていなかった。
いろんな人の顔色を伺うのが向いていないのだと思う。
一人で淡々と作業こなすのが向いている。
詰まるところ、軽度のコミュ障なのだろう。
自宅のドアを開ける。

そこにはメイド服・・・というよりも、裸エプロンに近い。
そんな破廉恥な格好をして玄関に向けて、股を開いたまま手足を固定された女の姿があった。
目隠しをされ、口にはギャグをかまされている。
女は「ムームー」と動物だか、星人だかの名前を呼びながらもぞもぞと動いている。
靴を脱ぎ、直ぐ側に行くと、さらに「ムームー」と叫ぶ女。
僕は、ムームー語を理解できなかったため、クリトリスに貼り付けられた小型のロータを人差し指で押し込んでみた。

「ムー!!!」

テンションが上がった。
どうやら、お気に召したらしい。
リクエストにお答えしてもう一度。

「ムー!!!!!!」

ピシュッという音とともに僕のスーツに水鉄砲のようなものが掛かった。
潮だか尿だか知らんが、汚い。
せっかくの一張羅が台無しだ。
今度から真正面からいじるのはやめよう。
そんな反省をしながら、ズボンを下ろす。
既に勃起状態になっているチンポを汗なのか愛液なのかわからない汁でぬるぬるになっているまんこに滑り込ませる。
本当に滑り込ませるという表現があっている。
何の抵抗もなく根元まで飲み込むと、先ほどまでより大きな声でムームー語が玄関に響いた。

「近所迷惑だろ。」

そう言いながらゆっくりとピストンしつつ、ギャグを外す。
よだれを垂らしながら、息を整える女。

「ご、ごめんなさい。ご主人様。・・・あ、あの今日は、どうなさいます?前にします?後ろにします?それともお口?」

なんだか聞いた事あるフレーズに聞き覚えのない言葉を組み合わせた謎な質問をしている女。
まぁ、全部僕が仕込んだんだけど。

「全部。」

そう素っ気なく答えると「ああ。嬉しい。」と身震いしながら腰だけを器用前後に動かす。

「は、早く、私のオナホまんこと便器アナル、口まんこに精子ください!」

本当に近所迷惑を考えない奴隷だ。
というわけで、これが僕の現実。
現在、無職の第二新卒。
金なし、職なし、ワンルームの狭い部屋で寝起きしていて、奴隷あり。

「全部実話なんだけどな・・・。ムームー語の方がリアリティあるのかな?」

そんなことを考えながら、生中をキメ、中だしまんこを手まんしつつ、休憩もそこそこにアナルへ挿入。
事実は小説より奇なりって言うけど、事実を小説にしてもリアリティがないのかもしれないと思う、今日この頃。
僕は駆け出し迷走中の官能小説家だ。

 
2016/07/17 18:35:32(pGE01Bq/)
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