絵美は初体験でありながら、その豊かな尻と太ももをブルンブルンと大きく
振りながら気をやった。卓也は絵美を強く抱きとめ、さらに激しく腰を振り
ながら叫び声をあげた。

体液交換に伴う射精は激烈なものとなる。抜き取られた精子に変わって注入
された薬液を射精することになるが、粘性と弾力性に富んだ精液に変わって
弾力性の無い薬液を射出するのはまったく感覚が違ってくる。

激しい興奮の中で卓也の射精が始まった。卓也は睾丸の収縮を硬い薬液に阻
まれ睾丸が破裂するような強い痛みを感じた、同時に薬液が射精経路を押し
広げて走り抜けると、焼けるような感覚を覚えた。
「ぐわぁぁぁぁ！」
局部が破裂するような強烈な射精に、卓也は気を失った。
絵美は、絶頂の中で卓也の放出を膣内に感じとり、妊娠する錯覚とその喜び
に打ち震えた。そして動きを止めた卓也をやさしく抱きとめた。

玲子は、余韻に浸る絵美に声をかけた。
「最終教義はセックスではないのよ。最後まで気を抜かないように。」
「教祖のエキスが絵美さんの体からこぼれないように、このままの姿勢で１
０分間動かないように。いいわね。」

玲子は、薬の効果もなく初体験でこれほど激しいアクメを迎え、卓也の気持
ちをひきつける絵美に激しい嫉妬を覚えていた。もうすぐ玲子の仕掛けた薬
が効いてくるはず。そうなれば、この子はどうなってしまうのかしら。

これまで教団で行われた数度の人体実験に玲子はすべて立ち会っている。
「教祖の体液」に覚せい剤を添加すると、激しい性衝動を引き起こすことは
明らかとなっている。
今回は誰にも知らせず、玲子の一存で覚せい剤を添加した。玲子は静かに行
く末を見守った。

絵美は絶頂の余韻の中で、驚きとともに強いとまどいを覚えていた。素直な
絵美は、教団の教えに従い、まわりの期待に答えて神の声を聞くために最終
教義に望んでいた。それなのに、教義の趣旨を忘れ快楽に溺れたばかりか、
卓也の子を妊娠することを望んでしまった自分を激しく責めていた。

「絵美だいじょうぶ？」
目覚めた卓也が声をかける。
「いや。見ないで。」
その時、絵美の中で何かがはじけたようなきがした。

絵美の体で卓也と接するすべての部分から電流が走り抜けるような感覚に襲
われた。同時に絵美の思考を、膣内のペニスの動きがさえぎった。

「あうう。おにいちゃん、そんなに動いたら絵美おかしくなる。」

卓也のペニスは、射精した直後にもかかわらず、痛いくらい充血し、硬くし
こっている。絵美が身悶えた瞬間、鈴口から尿動、アナルを通り背中から後
頭部へ熱湯が走り抜けるような感覚が襲った。卓也は反射的に体を跳ね上が
らせ、結果、ペニスを強く、絵美の膣内に突き入れることになった。
「いやあ。」
「うわあ。」
卓也は、絵美を強く抱きしめると激しく腰振った。同時に絵美の唇を割り、
絵美の舌を吸い上げた。

絵美は、全身が性器になったような感覚に襲われていた。卓也のペニスが引
き抜かれて動きを止めた後、一気に膣壁をこすりながら奥深く進入し膣の奥
を突き上げる。同時に股間と尻に激しく卓也の腰が打ち付けられる。その１
突き目の刺激で自分が崩壊し、２突き目が残っていた不安と吐き気を溶か
し、３突き目には快楽の嗚咽を漏らしていた。

「絵美、好きだ、好きだ。」
「おにいちゃん、愛してる。」
二人は、かすれた声でうわ言のように繰り返しながらも、激しい腰の動きは
変わらない。
絵美は１時間以上絶叫を続け、数十回のアクメに達している。

玲子の見る限り卓也も何度か射精しているようだが、卓也が動きを止めよう
としても絵美の腰使いに、射精直後から強い刺激を送り続けられ、腰の動き
を止められないようだ。

玲子は、嫉妬から覚せい剤の投与を行ったが、幼い二人が薬によって体力を
消耗するセックスに半ば退屈していた。玲子は、最終協議の終了を宣言し、
卓也と玲子にお互いの性器をお互いの口で清めるように指示を出し、教団医
務室へ戻った。モニターをつけると卓也が横になり絵美の頭がその股間にゆ
れている。その姿を見ながら玲子は、新たな計画を頭に浮かべていた。

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