ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
後悔1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
投稿の削除 パスワード:
1:後悔1
投稿者: まさ ◆72/S7cCopg
五歳だか六歳だか、それくらいの頃の暑い夏の日。健介は、水遊びをした
いと母親にねだって、子供用のビニールプールを出させた。それを庭に設置
して、水をためている間に、健介は隣に住んでいる朝香を呼びに行った。
「朝ちゃん。うちの庭で水遊びしよう」
「うん。しよう、しよう」
素直な性格の朝香は、すぐに水着を持ってやって来た。朝香が健介宅へあ
がることはしょっちゅうであるので、彼女は慣れた様子で宅へあがり、健介
の母に挨拶をして、水着に着替えて庭に出た。健介はすでにビニールプール
に入ってざぶざぶやっていた。
 それから、二人で水に入って、水のかけっこをしたり、物を浮かべたり、
水鉄砲を撃ち合ったりして、三時頃まで遊んだ。二人とも、大いに愉快を感
じながら遊んだ。特に健介は、幼いながらも朝香に恋をしているのだから、
一層愉快であった。
 家の中にいた母が顔を出した。
「おやつあるけど、まだ遊んでる?」
 という母の問いに、
「寒くなってきたからもう終わりにする」
 と健介は答えた。朝香は何も言わなかったが、不満そうな顔はしなかっ
た。
「そんなら、片付けて、お風呂に入ってきなさい」
「水で綺麗だから大丈夫だよ」
「駄目よ。お外で遊んだんだから、目に見えなくてもほこりや泥がついてる
んだから。入ってらっしゃい」
 母には敵わず、健介は渋々ながら従った。朝香と二人でビニールプールか
ら水と空気を抜き、子供らしく雑にたたんだ。
「朝ちゃん。一緒にお風呂入ろう」
 他意はなかった。二人同時に入ったほうが手間はないし、別々に入る理由
もないのだから、ごく無邪気に言ったに過ぎなかった。朝香はかすかにいや
な顔をした。が、その朝香の心持ちを想像だにできない健介は、その表情に
も気付くことができるはずなかった。
 風呂場の前に来ると、健介はすぐに水着を脱ぎ捨てた。朝香はぐずぐずと
ようやく肩のひもを外したところであった。
「はやく。はやく」
 無知な健介は朝香を急かした。朝香は困ったような顔をしたが、素直な子
であるので、とうとう水着を脱いだ。少女の無垢な白い裸体が表れた。顔は
真っ赤であった。それに頓着する気遣いのない健介は、さっさと風呂場に入
って湯船の湯を手桶ですくいはじめた。朝香はおずおずとそれに続いた。な
るべく健介に見えないように、体を小さくしながら。
 二人して頭と体を洗うと、健介はざぶんと湯に浸かった。体を綺麗にさえ
すればいいのだから、湯に入る必要はなかったのだが、まだ子供で、理屈や
理性というよりも、直感と本能で動いているところの多い健介は、風呂場に
来たときの習慣として、無意識に湯に入った。
「朝ちゃんも入りなよ」
 健介はやはり、無神経とさえ言える態度で、朝香に声をかけた。朝香は、
うんと細く返事をして、もたもたと湯船の縁を跨いで湯に入った。
 その時、健介の目には朝香の股間がしっかり映っていた。二本の白い脚が
白い腹に続いているばかりで、他に何も無かった。女性なのだから当たり前
である。健介もそれはわかっていた。けれども、どうして女にはおちんちん
というものがないのだろうと、それが不思議で、ついまじまじと見てしまっ
た。
「健くん」
 朝香が肩まで湯に浸かっても、我知らず股間を目で追っていた健介は、は
っとして朝香の顔を見た。
「あんましじろじろ見ないでよう」
 真っ赤な顔をして、恥ずかしそうに言った。何故そのような表情をするの
か、健介には解らなかった。顔が赤いのも、湯に浸かっているためだとしか
思えなかった。しかし、朝香のその表情と言葉が、やけに切実らしく感じ
て、健介は、あれは見てはいけないものなのだと強く思った。そうしてそれ
から、何故か股間の辺り、つまりおちんちんの辺りがむずむずした。胸がど
きどきして、気分も妙であった。健介はそれらの現象の正体がことごとくわ
からなかった。どう処理すればよいかもわからなかった。そうして何故だ
か、突然、自分の裸も見られるのが恥ずかしいという心持ちが芽生えだし
て、
「俺、もうあがる」
 と言って、朝香を置いてそそくさと風呂場を出てしまった。
 先に服を着ていると、朝香もあがってきた。朝香もすぐに服を着て、それ
から二人でおやつを食べた。朝香はもういつも通りの態度であった。しかし
健介は、いけないことをしてしまったという気持ちがどうしても消えなかっ
た。それは罪悪感でさえあった。その日はもう、最後までなんとなくしょげ
たまま過ごした。
 それから、一年、二年と、時は過ぎ、二人は成長していった。小嶋さんち
の朝香ちゃんは、年を追うごとに美しくなっていった。浅川さんちの健介く
んは、まあ普通に育っていった。
2006/11/21 05:33:38(KA09MzaO)
2
投稿者: (無名) ◆KnFHojOWaA
待ってたよ
06/11/21 07:42 (238J2tO2)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.